何千万円ものお金がかかる家づくり。一度建てたら、すぐに買い換えることはほぼ不可能。
ですから、本当に納得のいく家づくりがしたい、と気合いが入りますし、いつも以上に慎重になりますよね。
慎重になりすぎて、「ハウスメーカーを選ぶことに疲れてしまった」という方は少なくないようです。
今回はこのハウスメーカー選びについて、考えてみたいと思います。
一番大変なのはハウスメーカー選び

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みなさんが家づくりの中で一番疲れてしまうのが、ハウスメーカー選びです。
いざ、ハウスメーカーを決めてしまうと、その後はスムーズに話が進む方が多いです。
最初は何気なく展示場を見に行って話だけ聞こうとしていたのに、いつの間には話が進んでいき、色々なハウスメーカーから見積もりを提示されて決断しなければいけない流れになるパターンに。

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何も準備がないまま進んでいくため、最後に決断しなければいけないときになると睡眠時間を削ってまで複数社と打合せの日々になってしまう方もいます。
どの営業マンも自社の良いところをたくさん説明します。
ですから、聞く側にとってどこも良さそうに見えて、比べれば比べるほどさらに全部良く見えてきてしまい、いったい何を決め手にすれば良いのかわからなくなってしまうのです。
決め手はやはり営業マン?

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みなさん悩むのが「何を決め手にすればいいのか」ではないでしょうか?
仮に「このハウスメーカーでしか自分たちの理想の住まいは叶えられない!」という強い思いがあれば、そこまで悩む必要もありません。
ですが、「絶対ここのハウスメーカーでないと!」という思いがなければ、何を基準に決断したらいいのかわからなくなってしまいがち。
悩んでしまったときに、最終的に営業マンで選ぶ人が圧倒的に多いです。
やはり営業マンとの相性はとても大切です。
なぜなら契約前や契約後、そして住み始めてからもずっと関係が続くのが主に営業マンです。
住んでいて、何か困ることもある可能性も大いにあります。
そんなときに自分にとって気軽に相談しやすい営業マンであれば安心ですよね。
家づくりだけでなく、住んでからもずっと付き合いが続くことを考えると、たくさんの経験や知識がある営業マンが良いに越したことはありませんが、それ以上にやはり営業マンとの相性や信頼関係は、とても重要です。
どうしても決められない時は一旦ストップしてみるのも手

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それでも決められない方は無理に決断しようとせず、一旦ストップするべきでしょう。
「〇月〇日までに契約すれば〇〇」といったキャンペーンがあったり、営業マンや間取りに問題がないにも関わらず決められないというのは、もしかしたらまだ自分の中で、腑に落ちていないからかもしれません。
そんなときは担当営業に相談して、どのような返答や反応があるかを見てみるのも良いかもしれません。
夫婦で役割分担するのも手

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家づくりの主役は営業マンではなく、あくまでも家を建てる自分たち。
決断できないときに営業マンに背中を押してもらうこともひとつの決め方ですが、家づくりは「自分たちのもの」という強い気持ちを持って、流されないように進めていくことが大切です。
いつの間にか営業マンに流されてしまい、話が進んでしまっても、迷いがある中「決断しなければいけない」と思うのはストレスになってしまいます。
「ここにする」「ここで良い」と思えたら契約するようにしましょう。
また、家族の中でも「お金に関することは夫が」「間取りは妻が」など、役割をある程度決めておくことも話し合う上でスムーズに進めるポイントになります。
家族の大切な家づくり、少しでもストレスのないように進めていきたいですね。
Source: 日刊住まい