一級建築士が施主に伝えたい、家のつくり手との上手なかかわり方

家づくりというプロジェクトを施主や施工者とともにうまくまとめていくのは、設計者です。しかし、一級建築士の唯渡邊さんによると「施主と私たちつくり手とのかかわり方、現場でのコミュニケーションは大切だなと仕事を通して感じています」とのこと。

そこで今回は、設計者や施工者との上手なかかわり方について唯渡邊さんお聞きします。これから家づくりを考えている方は必読です。

厳しい要求だけだとつくり手は離れていく

打合せ

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

つくり手は施主自身の家づくりのことを常に考えて仕事をしていることを、まず理解してください。

施主からの要求が高いことはつくり手も最初から承知の上で仕事を受けていますし、作業を行っています。ですので施主からの厳しい要求は、つくり手のモチベーションを低下させるおそれがあります。

厳しいことだけを要求されますと、私たちつくり手も人間ですので「あの人の家はなんだかやる気が起きないな」と思ってしまうこともあります。

もちろん、だからといって私たちはプロなのでしっかりと仕事は全うしますが、少なくとも施主への気持ちは少しトーンダウンしてしまう傾向にあることは知っておいてください。

うまくホメてつくり手のモチベーションを上げよう!

建設中

cba / PIXTA(ピクスタ)

先ほどの話は、施主に妥協しろと言っているわけではありません。つくり手の努力を理解していただきたい、ということに他なりません。

言葉だけでもかまいません。家のつくり手はほめられるとどこまでも頑張ってしまう人が多いですし、私もその一人です。私たちはものをつくってクライアントに提供して、それを喜んでもらうということに生きがいを感じる職種なのです。

そのためならなんでもやってあげたいと思っておりますし、そこを評価していただけるならつくり手それぞれの職種の範囲内でなるべくサービスをしてあげたいと考えます。

施主であるあなたが家づくりの中心だ!

家と家族

ふじよ / PIXTA(ピクスタ)

施主は家づくりプロジェクトの主役です。中心にいるからこそ、チームづくりを大切にしてください。そのためには、つくり手である設計者や現場監督、職人という職種がどのような人間で構成されているかを知っていただきたく今回は話しました。

良いチームづくりが家づくりの近道です。どうか施主と家族の人柄でうまく設計者、施工者を気持ちよくころがしてやってください。それが住まいをより良いものにしていくことは間違いないです。

チームが対等な立場を維持しながら互いを尊重し合える関係をつくりあげていくことが、お互いにとってすばらしい結果を生むはずです。

Source: 日刊住まい

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