55㎡に家族4人でものびのび。こんな子どもスペースってアリです

リビングダイニング

Mさん夫妻がリノベーションしたのは、子どもが生まれる前に購入した55㎡、2LDKのマンション。何度か夫の海外赴任があり、住んでいない時期も長かったといいます。

帰国することになった際、そのまま住むことも考えたそうですが、「子どもたちが大きくなって生活パターンも変わり、家族4人では狭いのでは」(夫)と、リノベするか住み替えかを迷いながら3社のリノベ会社に相談。結果、EcoDecoに依頼することに。

キッチンはオープンにして、壁面も無駄なく活用

Mさん夫妻が要望したのは「家全体を使えるようにしたい」ということ。特に北西の部屋は暗くて寒く、閉鎖的だったため物置のようになっていて、以前は全員がリビングにいる状態だったそう。

断熱性を高めるためインナーサッシを取り付け、家全体をワンルームのような開放的なつくりにし、光が隅々まで届くように工夫。「家族の持ちもので色が多くなるから」(妻)とあえて内装はシンプルにしつつ、ダイニングの壁は落ち着いたトーンのグリーンにしました。

オープンキッチン

クローズだったキッチンはオープンに変更。物を出したままでは目立つため、片付けが素早くできるよう深型の食洗機をビルトイン。アイアンバーでコンロ脇の壁面も無駄なく活用。

レンジフード上の収納スペース

点検用に取り付けられたレンジフード上のフタを開けてみたところ、意外な収納スペースになることを発見。フードごと隠してしまうことで、空間をすっきり見せつつ収納としても使いやすく、一石二鳥。

取り出しやすいオープン型のパントリー

パントリーは見やすく取り出しやすいオープン型。食器棚の奥はパイプスペースでしたが、逆に奥行きが深すぎず使い勝手のよいサイズになったそう。冷蔵庫上部にも棚を設け、空間を隅々まで活用。

リビング兼寝室の小上がりで、のびのび快適

小上がりのあるリビング

和室だった場所は小上がりとし、リビングと寝室を兼ねたスペースに。畳は明るく広く見えるベージュをチョイス。下部は収納としました。この多機能さがコンパクトなスペースでも快適さをもたらす要因になっています。

収納の建具は空間との一体感が出るよう、DIYで白く塗装しました。

小上がりの下の収納

小上がりの下の収納

小上がりの下は、上から物を出し入れするスタイルの全面収納。ひな人形などの季節ものをはじめ、普段あまり使わないものを収めています。入れるものに合わせて大小の仕切りがあり、使い勝手もいいそうです。

来客時などはロールスクリーンで隠せるランドリーコーナー

布団収納の白いボックスの一角はランドリーコーナー。ドラム式洗濯機のほか、アイロンやアイロン台などもここに。来客時などはロールスクリーンでさっと目隠しができます。

無垢のクルミの床材にDIYでオイル塗装

窓には調光ロールスクリーンを取り付け、朝日で気持ちよく目覚められるようにしました。

床材には無垢のクルミを選び、DIYでオイル塗装。小上がりはダイニングの椅子と高さを揃えました。

家族の気配を感じつつ、個になれる空間も確保

長男用のスタディスペース

必要性を感じていたスタディスペースは北西の窓際と、ロフトを設けることで使える空間を増やして2か所にしつらえました。

ロフト下収納の手前は、こもり感のある長男用のスタディスペース。昇降を楽にするため、ロフトへははしごではなく階段を取り付けました。

階段の設置は長男の希望でもあったそうで、腰掛けて読書をすることも。

ロフト下の収納

ロフト下には子どものものや大型トランクなどを収納。ロフトへの階段下も壁を立てず、物が置けるようになっています。

内部は秘密基地のような雰囲気で、ここで長男がゲームや読書をすることもあるそう。

オープンな収納スタイルで、視覚的な広がりを感じさせる

長女のスタディスペース

家族分のオープンクローゼット

既存のクローゼットは夫のものだけでいっぱいになってしまったそうですが、出窓を生かして長女のスタディスペースを確保しつつ、ひと目で服の位置が分かる家族分のオープンクローゼットとしました。

洗面台

洗顔時に腰をかがめなくていいように高めに設置した洗面台の下は、オープン棚に。棚はA4 の一般的な収納ボックスが入る高さでプランされており、収納アレンジも自在。

トイレ

トイレ奥にはパイプスペースを避けてニッチ収納をつくりました。換気扇の設置に必要なスペースのみ確保し、天井をギリギリまで上げることで生まれたスペースも、無駄なく活用しています。

玄関ホールの冷暖房効率アップのために設置した引き戸

左がトイレ、右が玄関ホールと居住スペースを仕切る建具。玄関ホールの建具は冷暖房効率アップのために設けたもの。使わないシーズンは開けたままでもすっきりと見えるように引き戸にしました。

左側の壁面をオープン棚にした玄関ホール

玄関はホール側へ広げて奥行きを出したうえで、左側の壁面を全面収納に。以前は建具付きの下足入れでしたが、建具で仕切ると玄関が狭く感じられるため、オープン棚としました。

55㎡でも余裕が感じられるのは、開放的なつくりに加え、収納が充実している点にもあるM邸。全体的にオープンな収納スタイルなので視覚的な広がりを感じます。「明るくなって、ずっといたくなる家になりました」(妻)。

プロデュース・設計/EcoDeco
撮影/遠藤 宏
※情報は「リライフプラス vol.35」掲載時のものです。

Source: 日刊住まい

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