エアコンがない人は「冷風扇」。設置工事不要、安いのに実力派

車内に置いたヒヤミスト

扇風機より涼しくてクーラーより優しい、という理由で人気の「冷風扇」をご存知ですか。ミストによる「気化熱」で、エアコンがない部屋や屋外、車の中でも涼しい風を生み出すことができます。本当にひんやりと涼しいのか、使い勝手やコストはどうなのか、詳しくご紹介します。

「打ち水」と同じ気化熱を利用。ミストを発生させて冷たい風を送り出す

室内に置いたヒヤミスト

真夏に、道路に「打ち水」をすると、水分が蒸発するとき一緒に熱を吸収して、周囲がひんやりと涼しくなりますよね。この打ち水と同じ気化熱の効果を利用して、ミストを発生させることで冷たい風を送り出すのが、最近筆者が入手した冷風扇「ヒヤミスト」の特徴です。

例えば、30度を超える暑い室内でいくら扇風機を回しても、30度の暑い風が吹き付けるだけですが、ヒヤミストなら、ミストによる気化熱で涼しい風を浴びることができるのです。

エアコンがない部屋やベランダ、車中泊でも活躍

外出自粛期間中に、自宅のベランダや庭でキャンプ気分を味わう、いわゆる「ベランピング」が注目されましたが、ヒヤミストはこうしたベランダや庭をはじめ、エアコンがない洗面所や、料理の熱で暑くなりがちなキッチンなど、さまざまな場所で活躍します。

エアコンがある部屋でも、ちょっと暑いなと感じたときは、ヒヤミストを使えば自分の周りだけ、より涼しくできます。寒がりな人と、暑がりな人が同じ部屋で過ごす場合、エアコンの設定温度でモメがちですが(笑)、そんな問題も解決できるのです。

気温33度の車の中で測定。ミストが直接あたらない場所でも28度に

ヒヤミストのタンクに水を入れる

それでは、使い方をみていきましょう。ミストを発生させるための水は本体の上部から入れられるので、とても簡単に補充できます。タンクの容量は500mlで、満タンで約3時間ミストを噴出できるそうです。

ヒヤミストの操作パネル

水を補充したら、あとは電源をつないで、向かって左の電源ボタンを押すだけです。電源ボタンは押す回数で、風量が「弱→中→強」と調節できます。真ん中はミスト調節ボタンで、「ミストあり→リズム運転→ミストなし」が選べます。右のボタンは首振りで、押すと左右に55度スイングします。

気温33度の車の中で実際に使ってみましたが、ミストを含んだ風はヒンヤリと快適で、とても涼しく感じました。温度を簡易的に計測してみたところ、ヒヤミストから50cmほど離れた、ミストが直接当たらない場所に温度計を置き、10分間ヒヤミストを運転すると、3度ほど温度計の数値が下がりました。

ヒヤミストから30cmくらい離れた場所に温度計を置いて測定

その後、ミストが直接あたるヒヤミストから30cmくらい離れた場所に温度計を置いて、3分くらい待ってみたところ、さらに温度計の数値は2度下がり、28度になりました。

ミストを含んだ風は、とても涼しく快適です。ただ、車内全体が涼しくなるかといえば、冷風扇にはそこまでのパワーはないかなと、実際使ってみて感じました。

フィルター自体がないのでメンテナスフリー

冷風扇とひとくちに言っても、さまざまなタイプの商品が販売されています。そのなかで「ヒヤミスト」を選んだ理由は、フィルターのメンテナンスが必要ないからです。

ヒヤミストにはフィルターがない

一般的な冷風扇は、水を含ませるフィルターが付いていて、その水を含んだフィルターの間を風を通過させることで、冷たい風を生み出します。ただし、このフィルターは、定期的に交換が必要な場合が多く、購入後もメンテナンスやそのための費用が発生します。

一方、ヒヤミストは、超音波式でミストを発生させているので、フィルター自体がなく、交換の手間や費用も発生しません。そのため、長く使ううえでは安心だと感じて購入を決めました。

USB給電だから、屋外でも活躍!

高さが26cm、幅が15.3cmとコンパクトなサイズ

サイズは、高さが26cm、幅が15.3cmとコンパクトで、様々な場所で使うことができます。持ち運びしやすいように、専用の袋が付属しているのも嬉しいポイントです。価格は税込で6980円ほどでした。

USB給電のため、スマホの充電に使うような小型のモバイルバッテリーでも動かすことができ、屋外でも気軽に使えます。万一の災害時に、エアコンがない場所でも活躍しそうです。

運転1時間で電気代は「約0.16円」。クーラーの375分の1程度

ヒヤミストを充電中

少し残念なところは、ヒヤミストには、タイマー機能がないところです。1時間、2時間などのタイマー停止機能があれば、就寝時などにも、より使いやすいかなと思いました。ただし、約8時間連続で使用すると、自動で停止する機能はついています。

以上、冷風扇「ヒヤミスト」の使い勝手を紹介しました。ヒヤミストは、1時間つけっぱなしにしても電気代「約0.16円」と、クーラーの375分の1程度だそう。こうした省エネ性もとても嬉しいポイントです。

Source: 日刊住まい

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