キッチン周りが整理整頓されていると、料理をつくる効率は上がるものです。そのため、視界に入りがちな調味料ラックは、ごちゃごちゃとせず、作業の邪魔しないものを選びたいもの。
そんなビジュアル性がよくて使い勝手がいい調味料ラックを、インテリアコーディネーター兼キッチンスペシャリストのsayacoさんが紹介。実際に使っている様子をレポートします。
コンロ奥を有効活用した「tower」の3段タワー
今回紹介するのは、山崎実業「tower コンロ奥ラック 3段」というアイテムです。
最初にひかれたポイントは、コンロの奥に設置できるというところでした。
コンロの奥は、体の位置はそのまま、伸ばすだけで手が届く場所。調味料のために体を移動したくないという私のニーズに、この商品はぴったりとマッチしたのです。
さらに、掃除がしやすいのもポイントでした。商品はスチール製で、汚れが拭き取りやすい塗装がされています。油汚れがこびりつくことはありません。週に1度サッと拭くだけで、我が家ではきれいな状態を保っています。
IHやガスコンロにぴったりフィット
一般的なキッチンで使われているビルトイン型のIHクッキングヒーター・ガスコンロの横幅は、60cmもしくは75cmが標準。towerの調味料ラックはこの規格寸法に合わせて設計された商品なので、大きすぎることも小さすぎることもなくフィットします。
我が家のL字型キッチンに、この調味料ラック2つ分が気持ちよく収まることも購入の決め手になりました。
可動棚タイプで好みの高さにカスタムできる
「tower コンロ奥ラック 3段」は、5㎝感覚で好みの高さに調整が可能。わざわざ棚の高さに合わせて調味料ボトルを購入し直さなくても、今ある調味料に合わせて棚の高さをカスタムできます。
便利な一方でこの棚板には、塗装の性質上、ツルツルしてガラスボトルなどは滑りやすいという難点が。この問題は、100均やニトリなどで販売されている滑り止めシートを敷いておけば解決できます。
調理中の鍋を置いておけるスペースがある
この調味料ラックには、鍋やフライパンを置ける仕掛けもあるのです。下段のみ奥行きが深くなっており、熱に強いシリコンマットが敷かれています。そのため、熱々の鍋を置いても安心。
調理中は炒め物や汁物、煮物などすぐにコンロがキャパオーバーしてしまいがち。ひとまずどこかによけておきたいというシーンで重宝しています。
付属のカトラリーポケットやフックが便利
さらに、調理に欠かせない菜箸やハサミなどを収納できるカトラリーポケットが付属。
輪ゴムやピーラーなどを掛けておけるフックもあります。自分が使いやすい場所に設置できるよう取り外しもできるのでとても便利です。
「tower コンロ奥ラック 3段」は、まさにかゆい所に手が届くという言葉がぴったりのアイテム。価格は8,000円程度です。
フォルムが美しく安定感もあり、何より使いやすいためとても重宝しています。おかげで、調理中のストレスをグッと軽減できるようになりました。あまりに使い勝手が良いので、追加でもうひとつ購入しました。
Source: 日刊住まい