
Graphs / PIXTA(ピクスタ) ※写真はイメージです
いざ、テレワークを始めようとしても集中力が続かない…。そんな悩みを抱えていませんか?テレワークで効率よく仕事するためには、集中しやすい環境をつくることが大切です。
今回はインテリアコーディネーターのタクミさんに、集中が途切れないホームオフィスをつくるための、3つのポイントを教えてもらいました。
オンとオフの切り替えと、集中を持続できる室内環境を!
これからホームオフィスをつくるときには、以下の3つを意識してみてください。
- 仕事のオンとオフを切り替える、パーテーションの設置
- 集中力を持続させる、照明の明るさ設定
- ストレス軽減に役立つ、クロスコーディネート
それでは、1つずつ解説していきます。
卓上パーテーションでオンとオフを切り替える!

撮影/photoAC ※写真はイメージです
パーテーションを使うメリットは、「視界を妨げて外部の情報をシャットアウト」できることです。
マンガや雑誌、壁に張ったポスターなど、部屋には集中力が散漫になるアイテムがたくさんあります。視覚から8割の情報を得ている人間にとって、この状況で仕事に取り組むのはおすすめできません。
ここで、外部から情報をシャットアウトするパーテーションが有効に働きます。パーテーションというと縦長で大きなスクリーンタイプが一般的ですが、最近ではワークデスクの上に置ける卓上タイプが使いやすくて人気のようです。
卓上タイプであれば、仕事が終われば片付けることができて使いやすいですよね。
仕事時間だけパーテーションを使う、仕事が終わったら片付けるというスタイルならオンとオフを上手く切り替えながらテレワークに取り組むことができそうです。
集中力を持続させるには照明を「昼光色」に!

撮影/photoAC
オフィスにいるように集中力を持続させるなら、照明の明るさと色がポイントです。
照明には、昼白色(太陽光に近い白色)、昼光色(青みがかかった白色)、電球色(オレンジ色)の3色が一般的に使われています。集中力を持続させるなら「昼光色」の照明を選びましょう。
昼光色の青みがかかった明るさは、人の脳を覚醒させて集中力を上げる効果があるといわれています。
実際に、オフィスや学習塾でも仕事や勉強に集中できるようにLEDの昼光色が使われています。
一方で電球色(オレンジ色)には、入眠効果があるため仕事をする環境には向きません。家だと集中力が長続きしない…と悩んでいたら、照明の色を改善してはいかがでしょうか。
もしこれから照明を用意するなら、LEDの調光式シーリングライトを使ってみるとよいでしょう。
調光式とは光の色をリモコン一つで昼光色から電球色に切り替えができる照明です。
仕事するときは集中できる昼光色、オフの時間はリラックスできる電球色と使い分けるのがおススメです。
寒色のアクセントクロスで、ストレス軽減効果を!

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慣れない自宅で仕事を続ければ、疲れもストレスも溜まりやすいものです。そこで取り入れたいのが、寒色系のアクセントクロスです。
アクセントクロスの寒色系(青色)は、緊張感を和らげてくれる効果があります。さらに青色の色彩効果は解放感も得ることができるため、狭いスペースを活用する場合にも有効です。
最近でははがせるのりを使ってDIYをする人も増えてきています。模様替えするつもりで快適なオフィス空間に仕立ててみてはいかがでしょうか。
これから自宅でお仕事をする機会も増えてくると思います。そんなときには、今回の解説した3つのポイントを実践してみてください。
Source: 日刊住まい