土に何かを混ぜているような3文字の漢字。怪しい土のような雰囲気がプンプンしますね。
そのまま読むと「こん・ぎょう・ど」。さて、何と読むでしょう?
実はローマ人は、混凝土を大昔から使っていた!

スタジオアドス / PIXTA(ピクスタ)
これは、今から2000年前、古代ローマ時代につくられた水道橋、ポン・デュ・ガールです。実物は見たことがなくても、カレンダーや旅行ポスターなどで目にしたことはあるのではないでしょうか。
この橋も、混凝土でつくられています。実はローマ市内の名所旧跡でも、パンテオンをはじめ混凝土でつくらられた建造物がたくさんあります。
どうやら混凝土はそんなに怪しい土ではないようです。
混凝土がなかったら、東京の街はつくれなかった!?

まちゃー / PIXTA(ピクスタ)
ローマで数々の名建築をつくる原料となった混凝土は、その後、鉄筋を入れさらに強固になり、ヨーロッパやアメリカ、そして日本で、ビルを建てる原材料になっていきます。
特に日本では、混凝土が建物だけでなくダムや高速道路のつくるためには欠かせない原材料として、日本の経済成長を後押ししてきました。
もう分りましたね?
正解は「コンクリート」です。
コンクリートはセメント、水、細骨材(砂)、粗骨材(砂利)の4つを混ぜ合わせてつくります。ちなみに玄関土間や外壁に使われる「モルタル」はセメント、水、細骨材(砂)の3つを混ぜ合わせたものです。
「この漢字、コンクリートと読むんだよ」と話したついでに、モルタルとの違いも披露したら、もう混凝土王、いや雑学王です!
この漢字にもチャレンジ!
Source: 日刊住まい