外出しようと着替えの服を取り出したらシワが…なんていうことありますよね。そこで気になるのがさっとシワ伸ばしできるハンディスチームアイロンです。
値段に大きな幅がありますが、2000円台のプチプラな商品で解消できたらうれしい。さっそくその実力と使い心地をリポートします。
注水、電源入れて待つこと約1分で使える超シンプルさが魅力
筆者が購入したハンディスチームアイロンは画像のYumkiというメーカーの商品です。スイッチは電源ON/OFFのみ。スチームの量や温度の調整はできない超シンプル機能です。
持ち手の部分に注水し、フタをしてから電源を入れると電気ケトルのように水が沸き出しスチームが出始めたら使用開始。衣類をハンガーに吊るしたままアイロン掛けでき、アイロン台を出す手間を省けます。
アイロングローブの合わせ技できれいに仕上がる!
使い方はアイロンを持たない手で衣類の生地を伸ばし、約20㎝の幅でアイロンを動かします。このとき、薄手の生地の場合はアイロン本体を生地に付けずにスチーム(蒸気)を当てながらシワを伸ばすと作業しやすいです。
電源ONの間は蒸気が出ているので、アイロンを持たない手には、アイロングローブを使う事がおすすめ。
100均で購入できます。火傷防止のほか、アイロングローブがアイロン台の代わりとなり、袖に入れるなど工夫しながらアイロンの蒸気を当てるときれいにシワ伸ばしができます。
また、アイロン持ち手の内部に水を入れているので、極端に傾けると水がこぼれます。火傷の恐れがあるのでご注意ください。
代わりにアイロングローブに角度を付けながら真っ直ぐ持ったアイロンを当てていくと、うまくシワ伸ばしができます。
衣類、トートバックをアイロン掛け。結果は?
素材によって向き不向きがありました。
コットン100%Tシャツ
(アイロン前)
通常のアイロンだと前身ごろのシワを伸ばしても後ろ身頃に新たなシワをつくってしまうことがありますが、吊るしアイロンだとその心配がありません。Tシャツは1枚約3分程度で完成です。
(アイロン後)
ほぼシワが伸び満足の仕上がりで気分よく着用できます。
ワンピース(素材/キュプラ)
(アイロン前)
ベルトを外してシワ伸ばしします。パーツによってはアイロングローブ無しのほうが作業しやすかったです。
(アイロン後)
クリーニング店と比べると完ぺきとは言えませんが、肩やベルト部分はとてもきれいになりました。
胸元の生地が重なる部分はあまり効果がありませんでした。
帆布のトートバック
(アイロン前)
厚手の生地なので洗濯すると見事にシワができました。
(アイロン後)
持ち手をハンガーに吊るしてアイロン掛けしましたが、少しだけシワが伸びた程度であまり効果を感じませんでした。トートバックは平面なので、通常のアイロンのほうが早くキレイにシワが伸び、おすすめできません。
どれがいい?重さ、デザイン、注水量…微妙に違う商品が乱立
筆者はハンディスチームアイロンを2380円(税込み)でネットショップで購入し、ほぼ底値でした。コードレス商品になると価格は一気に上がります。
プチプラなのでメーカー比較しても機能はどこもほぼ同じですが重量は最大150g程度の差がありました。宙に浮かしながら使うモノなので、筆者はできるだけ軽い重量460gの商品に決めました。
場所を取らずにプチプラなのに予想以上に使えるアイロンなので、お気に入りの衣類を気持ちよく着こなしたい方におすすめです。
Source: 日刊住まい