家にいながら自然を感じたり、お出かけ気分を味わいたいと思いませんか? それ、ホームセンターや、ネットで手軽に購入できるウッドパネル使ったDIYでできるかも!
最近、雑草だらけの庭を、キャンプ気分を味わえるウッドデッキみたいな空間に大変身させた、日刊住まいライターが、設置の仕方と注意点をリポートします。
ウッドパネルは天然木ではなく人工木がおすすめ
こちらが恥ずかしながら手入れを放置していたわが家の庭。5畳ほどの広さがあるものの、戸建てに引っ越してから3年弱、何もせずに放置していました。
子どもが成長するに従い、この庭で子どもが裸足で遊べたり家族団らんのスペースにできたらいいなと一念発起。そこで筆者が選んだのは、簡単にプチリフォームできる人工木のウッドパネルです。
人工木でできたウッドパネルは、業者の手を借りずとも自分でDIYができ、ウッドデッキみたいな空間に変えてくれる優れもの。ホームセンターやネットで手に入ります。
天然木ではなく人工木にした理由は、ナチュラルな木の質感がありながらも、丈夫で長持ちするから。樹脂と木粉でできた人工木なら、木が腐ったり防腐剤などで定期的に塗装をしたりする必要がなく、耐久性に優れています。
薬剤を塗らなくてもいいので、小さな子どもがいる家庭も安心して使用できます。
雑草を抜いて地面を平らに整えて設置の準備。いざスタート!
ウッドパネルを設置する前に、まずは雑草を抜きます。そのあとウッドパネルを設置してもガタガタにならないよう、土を平らにならしていきました。最後に全体に除草剤を散布。
庭の準備がすんだら、いよいよ設置です。筆者が選んだウッドパネルはジョイント式。1枚が30㎝×30㎝の大きさ。54枚で約4.8㎡に敷き詰めることができます。
パネルの四方にはつなぎ目がついていて、1枚ずつカチッとはめるだけで簡単に設置できるようになっています。
これがとってもラク! あっと言う間に敷き詰められます。
約1時間でウッドデッキみたいな空間が誕生!
つなぎ目はこんな感じ。パネル同士の間のジョイント部分は0.5㎝程度なので、1枚1枚の境目はそんなに目立ちません。
ウッドパネルの裏側はすべり止めが付いていて、ズレにくくなっています。また水抜き穴があるので、水はけがいい仕様です。
敷き詰め終わると、残念ながら敷地の端の方はパネルの大きさが足りず、設置しきれなかった部分も。
しかし、そこに石を敷き詰めたら逆におしゃれな雰囲気が増しました!
設置開始から約1時間で完成! 途中で土をならしながら設置したので、ベランダやバルコニーの場合はもっと早く完成すると思います。
雑草がボーボーだった時と比べると、ガラリと変わりました。
ウッドデッキみたいな空間にキャンプ用の椅子やテーブルを置いてみると、本格的なキャンプ場のようです。
明るい色合いなので、夜でも映えます。家族で念願のおうちキャンプを楽しめ、庭がテラスどころかリビングの一部になったような感覚に。大満足のプチリフォームとなりました。
敷き詰めたあとでも取り外しができて、掃除がラク!
設置して2週間ほど経ってみると、ウッドパネルのメリットやデメリットがいろいろと見えてきました。
まず、水に強く、水はけがとてもいいです。雨が降ってもパネルの上に水がたまることがなく、すぐに乾きました。また、汚れもさほど気になりません。
そして、安定性にも優れているので、子どもがドタドタと駆け回ってもうるさく感じません。
そして最も素晴らしいと思ったのは、敷き詰めた後でも部分的に取り外しができること!
「この部分だけ汚れを拭き取りたい」「下の掃除をしたい」というときでも、1枚だけ取り外して対応できるのが本当にありがたいです。
デメリットを挙げるなら初期費用と、余ったパネル問題
強いてデメリットを挙げるなら、一度でぴったりの数のパネルを割り出して注文することでしょうか。追加注文すると、割高感が出てしまうからです。
まず、筆者が購入したウッドパネルは54枚入りで1万5000円ほど。しかしそれでは足りなかったので、新たに27枚を買い足して7500円ほど追加。トータルで2万2500円の費用がかかりました。
しっかりサイズを測って購入しないと、再度注文しないといけなくなったり、余らせてしまうことにりかねません。
総じてメリットが大きかったウッドパネルの設置。庭やベランダの雰囲気をガラリと変えたい人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Source: 日刊住まい