トイレは狭くて収納が少ない!と感じていませんか?トイレットペーパーのストックを別の場所に保管していると、補充するのが面倒だし、買い忘れもたびたび…。
「わが家のトイレも小さな収納スペースしかなく、ほとんどモノが置けない状態でした」と話すのは整理収納アドバイザーの藤野ことさん。ニトリと100均のアイテムを駆使して、使いやすく生まれ変わったトイレ収納を紹介します。
トイレ上のデッドスペースに注目!
収納を増やすにはデッドスペースの活用が大切です。そこでトイレの上部に注目しました。トイレの床にモノを置いたり収納を増やしたりすると、掃除がしにくくなってしまうので避けたかったからです。
幅の狭い空間なので、突っ張り棒を渡せるなと考えました。ですが、突っ張り棒だと「便座の真上に置くので落下したら危険」という不安が…。そこで、より強度のある突っ張り棚を選択しました。
購入したのはニトリの「ポールスライド棚」。トイレの上部に取り付けると簡易棚になります。耐荷重は10㎏で、かなりの安定感。モノを置いたら落下をするのではと心配しましたが、一度も落ちてきたことはありません。
突っ張り棚にはニトリのNインボックスを
突っ張り棚にそのままトイレットペーパーや衛生用品、清掃用品を置いてもいいのですが、上部に雑多なモノがあると圧迫感があり、ごちゃごちゃした印象に。
トイレをスッキリ見せるために、ニトリの「Nインボックス」をのせました。レギュラーサイズ1個とたてハーフサイズ2個を並べています。
レギュラーサイズにはトイレットペーパー、たてハーフサイズには衛生用品とお掃除シートの予備をそれぞれ収納しています。トイレの白い壁にマッチして、見た目がスッキリしました。持ち手がついているので出し入れも簡単です。
Nインボックスのレギュラーサイズにはトイレットペーパー12ロールがピッタリ入ります。おかげで、12ロールを購入してきても別の場所に保管しておく必要がありません。
収納棚には100均のミニ突っ張り棒を活用
トイレの小さな備え付け収納は、排水管があるため収納ケースを並べることができません。
少しでもデッドスペースを活かせるように、100均の突っ張り棒を使ってゴム手袋や雑巾などの掃除道具を吊るしています。狭すぎるので、すぐ使うお掃除グッズだけを置きました。ストック品はすべて上部のNインボックスに収納しています。
このように、ニトリの突っ張り棚とNインボックス、100均の突っ張り棒を活用したことで、トイレで使うモノすべてをまとめて置けるようになりました。
ストック品をあちこち取りに行かずに済むようになったので、とてもラク。トイレットペーパーの補充やトイレ掃除といった家事動線が短くなりました。その場で在庫管理ができるため、買い忘れが減ったのも大きなメリットです。
やはり「使う場所に使うモノを収納する」ことはとても大事。狭い空間は、突っ張り棚や突っ張り棒を活用して「吊るす収納」や「浮かす収納」を考えると、スッキリした収納にできます。ぜひ試してみてください。
●教えてくれた人/藤野ことさん
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。クリンネスト2級。家事は「素早くラクに」がモットー。動線を短くして時短家事となる仕組みづくりを考えている。無印や100均などのグッズを使った収納アイデアを考えるのが得意
Source: 日刊住まい