今年も残すところあとわずか。「年末は大掃除をほとんどしない」と話すのは、整理収納アドバイザーの木村充子さん。それができるのは、3つの秘密兵器をポケットにひそませた「お掃除エプロン」があるからだそう。
掃除のついで、食器洗いのついで、歯磨きのついでなど、ちょっとした時間を使ってできる「ちょこちょこ掃除」。これさえあれば無理なく続けられて、汚れもたまりません。さっそく今日から始めてみては?
掃除機をかけるついでに汚れを落とす!「お掃除エプロン」が便利
掃除機をかけながら、床の汚れや巾木のホコリが目に付くことも多いはず。でも、わざわざ雑巾を取りに行くのは面倒だし…と、見て見ぬふりをしていませんか?
そんなとき、すぐにお掃除グッズを手に取ることができるようにしておけば、さっと汚れを落とすことができます。
そこで便利なのが「お掃除エプロン」。
- 綿棒
- 住居用洗剤
- ウエス(古タオルや古着などの古布を切った、使い捨ての雑巾)
など、「ちょこちょこ掃除」に必要なものを、エプロンのポケットに入れておきます。
「お掃除エプロン」は掃除機と一緒にスタンバイしておいて、掃除機をかけるときに身に付けます。気づいた汚れは気づいたときに落とせば、ラクにキレイをキープできます。
食器洗いのついでに!シンク回りをウエスで「ちょこちょこ掃除」
シンク回りは、食器を洗うついでに「ちょこちょこ掃除」。水切りカゴの食器を片付けたあとは、ウエスでキッチンカウンターの周りを拭けば汚れがたまりません。台拭きをすすぐ手間もなしです。
そして、キッチンカウンター回りを拭いたついでに、シンクと排水口も洗いましょう。使い終わったウエスは捨てるだけ。汚れがひどいときは、食器洗い用の洗剤をウエスに付けて洗えばOK。シンク洗い専用の洗剤もスポンジも必要ありません。
ウエスはいつでもさっと使えるように、シンクの近くにスタンバイ。ティッシュやキッチンペーパーの使用量を減らすこともできます。
歯磨きのついでに!洗面ボウルや蛇口回りの汚れも落とす
洗面所は、歯磨きのついでの「ちょこちょこ掃除」がおすすめ。メラミンスポンジと古歯ブラシで、洗面ボウルや蛇口回りの汚れをさっと落とします。
メラミンスポンジや古歯ブラシは、手に取りやすい場所にスタンバイ。わが家では、セリアの「フィルムフック」シリーズを使って、ミラーキャビネットの扉裏に収納しています。
「フィルムフック」はつるつるした面との吸着性がよく、水回りグッズの収納におすすめのアイテムです。
このように、お掃除グッズを手に取りやすい場所にスタンバイしておけば、「ちょこちょこ掃除」はついでのときや気づいたときにさっとできます。そして、日々の「ちょこちょこ掃除」の積み重ねが大きな差になります。
上手に手を抜いて、毎日を気持ちよく暮らしましょう。
※メラミンスポンジは素材によっては傷がつくこともあります。まずは目立たない場所で試してから使ってください。メラミンスポンジと設備機器の取扱説明書を事前に参照してください
●教えてくれた人/木村充子さん
整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター。お片付けとインテリアのプロとして、ASAP(As Simple As Possible)を主宰し、整理収納レッスン&ワークやインテリアコーディネートを行っている
Source: 日刊住まい