超極細繊維でできたマイクロファイバークロスは、汚れをかき出してキャッチしてくれるすぐれもの。掃除に関する著書もある掃除ブロガー・よしママさんも「水だけで掃除でき、汚れ落ちもいいので愛用しています」。
これから大掃除に取り組む方はとくに注目!家じゅうをピカピカに拭き上げる便利な使い方から交換どきまで、徹底的に使い倒す方法を教えてもらいました。
マイクロファイバークロスのココが便利!
吸水性もよく、拭き残しもなし。しかも乾きが早いのもおすすめポイント。筆者の家では、キッチンの台拭きを始め、食器拭き、壁、窓、鏡、床掃除などに使用しています。
でも、ふきんやクロスって捨てどきを逃して、ついダラダラ使いがち。なにかきっかけがないと手放しにくいアイテムの一つです。マイクロファイバークロスを新しくするタイミングや、捨てる前の使い回し術を紹介します。
ふだんのお手入れは?
わが家では、キッチンやダイニングテーブルの台拭きとして、毎日使用しています。使用後は食器用洗剤で手洗い。ニオイや汚れがひどいときは、洗濯用固形石鹸で洗うときれいになります。
クロスが固くなってきたら交換どき
マイクロファイバークロスの毛がぺったんこに寝てしまい、固くなってきたときは、絡め取る力が弱くなっているので掃除の効率が落ちてしまいます。
また、クロス自体が伸びて変形してきたときも、クロスの縫い目がゆるみ、力を入れてゴシゴシ磨きにくくなるので換えどきです。カビが生えてしまった場合もすぐに換えています。わが家では2~3か月で交換しています。
捨てる前にもうひと仕事!徹底使い回し術
キッチンで使用したマイクロファイバークロスは、すぐに捨てるのはもったいないので、最後に掃除に使います。カットしてもほつれが出にくく、ウエスやペーパーで拭き取るより汚れを絡め取ることができます。
キッチンのシンク用として、食器洗いのあとシンクの内側についた水滴を拭くクロスにします。よく吸水してくれるので、スポンジで水気を取るよりきれいに仕上がります。
キッチンの油汚れ落としにも使います。油汚れ用洗剤をスプレーして拭き取るときに重宝します。
窓や床、壁などの掃除に使ったクロスは、最後に外回りの掃除に。細かいところの掃除が得意なので、玄関の扉や電灯、インターホンの掃除にも使えます。
また物干し竿の砂を落としたり、自転車の泥を落としたりするときにも使えます。クロスに砂がついたまま拭くと、掃除面に傷がつきやすくなるので、砂をこまめに落としながら使用しています。
洗剤が少なくてすみ、汚れも落ちやすいマイクロファイバークロス。最近では必要不可欠な存在になりました。ただ、意外とクロス自体が汚れやすいので、ふだんのお手入れも大切。お手入れしても汚れが落ちなくなったときは替えどきです。
とくに大掃除ではクロスが大活躍。古いものをあちこちで使い切り、新しく新調しましょう。
※マイクロファイバークロスを使うときの注意点
・変色や変質のおそれがあるので、煮沸消毒や漂白剤は使用できません
・表面加工された家具や画面、自動車、ピアノなどには使用できません
・うるし、金銀箔などの柔らかい面への使用は傷をつけることがあります
・その他、使用上の注意を読んでご使用ください
●教えてくれた人/よしママさん
元小学校・家庭科教諭。時短&家族にやさしい掃除、洗濯を日々研究し、ブログ「節約ママのこだわり掃除」で発信。著書に『家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社刊)
Source: 日刊住まい