ウッドデッキというと、戸建てのLDKと庭の間に設置させるものと思いがちですが、もちろん小さなマンションでも可能です。
ここでは規模の大きなものから、コンパクトで手軽につくれるものまで、楽しい時間が生まれる実例を集めました。
子どもの遊び場にしたり、ホームパーティを開いたり…木の温もりに包まれた屋外空間の過ごし方は無限大です。ぜひ参考に!
CASE1. つむぱぱさんの家のウッドデッキはまさにリビング!素敵すぎ
まずは、かわいいイラストとともにつづられたパパ目線のインスタが大人気の、つむぱぱさんの広いウッドデッキがあるご自宅からご紹介です。
つむぱぱさんが家を探すときに、第一条件に挙げたのは「広いバルコニー」。そして見つけたのが、専有面積は決して広くないものの、バルコニーが広く眺めのよさ抜群の中古マンション。
バルコニーは木のフェンスで囲み 、床にはウッドデッキと人工芝を張りました。ウッドデッキに置かれているベンチはつむぱぱさんの手づくりで、雨の日はマットを収納できるというスグレモノ。
窓の手前にステップを設けて室内と行き来しやすくし、内と外が自然につながるような一体感を演出しています。
手づくりのフラッグや、直射日光や雨を防いでくれるタープも張られ、楽しげな雰囲気。娘のつむぎちゃんや猫のはじめちゃんと遊んだり、ときにはDIYに励んだりと、様々に楽しめる多機能スペースになっています。
単にバルコニーが広いだけでなく、家族と過ごす時間を楽しむ場としての工夫が現在も進行中。つむぱぱさんの家や家族に対する深い愛情が感じられる素敵なウッドデッキです。
日刊Sumai「パパ目線のインスタで大人気!つむぱぱさんのおうちを訪問」(撮影/山田耕司)より
CASE2. ルーフバルコニーをホームパーティも開けるデッキテラスに!
こちらは築46年のマンションの最上階を購入したリノベの事例です。
玄関のドアを開けるとすぐ目に入るのは、キッチンとひとつながりになっているダイニングテーブル。そしてダイニングスペースの先には広いルーフバルコニーが広がります。
居室とほぼ同じくらいという広さのルーフバルコニーには、一部にウッドデッキをつくりました。天気のいい日にはここで食事をしたり、ゲストを呼んでホームパーティをしたりと大活躍しています。
ルーフバルコニーにウッドデッキをつくるだけで、家での楽しみ方が大きく広がります。
日刊Sumai「広いルーフバルコニーと、つくって食べて遊べるキッチンがある家」(設計/ブルースタジオ 撮影/山田耕司)より
CASE3.マンションなのに戸建気分。バルコニーをアウトドアリビングに
広いリビングの先には板塀?マンションなのに戸建に住んでいるような気分になるお宅です。
LDとキッチン、個室を分けていた間仕切りを取り払い、ワンルーム化しました。オープンな空間にはルーフバルコニーがあり、明るさも申し分ありません。
このルーフバルコニーを板塀とウッドデッキを張り、まるで屋外にもう一部屋あるような空間に。グリーンが置かれ、とかく無機質になりがちな場所が、心安らぐ場所になっています。
バルコニーにはイギリスのデザイナー、ロビン・デイ作のポロチェア(写真・左)が置かれています。ポリプロリレン製で屋外でも使用可能。インテリアも楽しめる空間になりました。
日刊Sumai「オークの床と漆喰壁がベースのLDで好きなものに囲まれて暮らす」(設計/Playmountain/Landscape Products 撮影/水谷綾子)より
CASE4.庭のようなウッドデッキに癒される延床50㎡の小さな住まい
こちらは50㎡の小ぶりなマンションリノベ。植物が好きなこの家の主は、バルコニー側に植物の手入れなどがしやすいインナーテラスを設けること希望しました。
リビングの一角にはモルタル仕上げのインナーテラスを設けて、以前から大切にしてきた観葉植物を置いています。DIYでデッキを張ったバルコニーにもたくさんの植物があり、リラックスできる雰囲気に。
また、植物の緑が映えるようにと、床材には少し赤みがかった桜の無垢フローリングをセレクトしました。
最大限に広さを感じられるよう仕切りを取り払い一室空間にリノベ。収納スペースもしっかり取れるよう、床下収納のある小上がりの寝室をつくりました。
写真はその寝室からの眺め。ウッドデッキのベランダが小さな庭のよう。室内の緑と窓の外の緑がいい感じで調和しています。
日刊Sumai「細切れで暗かった1LDKを、観葉植物が主役のワンルームに。小上りのベッド空間も楽しい」(プロデュース・設計/EcoDeco 撮影/山田耕司)より
Source: 日刊住まい