キッチンリフォームで大工さんに相談してよかったこと。経験者が語ります

キッチン背面の飾り棚

リフォーム工事の際、大工さんに話しかけて良いものかどうか迷う方も多いようです。

「結論から言うと、ぜひ積極的に大工さんに相談した方がいい。私は、実際そうして、たくさんのいいことがありました」

そう語るのは、6年間で2度のキッチンリフォームを行った経験を持つ、ライフオーガナイザーで家事研究家の香村薫さん。「いつ」「どんな話」をして「どんなメリットがあったのか」を具体的に教えてもらいました。

大工さんと話すタイミングは下見のときがベスト

筆者は過去に2度、リフォーム会社にキッチンリフォームを依頼しました。依頼の際は、おおまかな要望をお伝えしています。

その後、大工さんとリフォーム会社の担当者が状況を確認しに下見に来ます。大工さんは状況を見て提案してくださるので、リフォームの詳細な相談は大工さんが来たときが一番良いタイミングです。みなさんもいろいろと相談してみると良いと思います。では、具体的にどんなことを話したのか、2度めのリフォームの際の経験をもとにご紹介します。

棚に置く予定のモノを具体的に伝えた

筆者宅では、リフォームでキッチン背面に飾り棚を設置しました。リフォーム会社の担当者と話をした段階では、棚板を下から金具で支えるタイプの飾り棚になる、とのことでした。

でも、下から金具で支えるタイプとなると、強度が心配だったので、下見に来た大工さんに直接「このストウブの鍋を置きたいのですが可能ですか?」と相談してみました。

すると、「この重さを乗せるなら壁の中から支えたほうがいいよ。見栄えもいいしね」と提案してくださいました。

棚を取り付ける部分の壁を開く

工事当日の様子を撮影させてもらったときの写真がこちら。まずこのように、棚を取り付ける部分の壁を開きます。

棚を間柱にはめ込めるようにその場で棚をカット

棚を間柱にはめ込めるようにその場で棚をカットして埋め込んでくださいました。

飾り棚が完成

結果として、見た目がスッキリし、重さにも耐えられる飾り棚が完成し、非常に満足しています。

シンクに洗い物を入れたときの隠し方を相談した

リフォームによってリビングからキッチンのシンクが丸見えになることを懸念していた筆者。せっかくなので、下見の際に大工さんにも相談してみました。

くり抜いた板を使った目隠し蓋のあるキッチン

その場では明確な解決法は出てこなかったのですが、なんと工事当日に目隠しの蓋をつくってきてくださいました。

大工さんにお聞きしたところ、造作キッチンをつくる際は、大きな一枚板からキッチンシンク分の天板をくり抜くのですが、そのくり抜いた板は処分してしまうのだそう。そのくり抜いた板を使って目隠し蓋をつくったので、材料費がかからないとのこと。

これがとっても便利で、食事が終わったあとの食器や生ゴミをサッと隠せるし、キッチン天板を広く使えるので、子どもたちと並んで調理をするときにも役立っています。

工事当日は、やり方を教えてもらうスタンスで聞くのがベスト!

続いて工事当日のアクションです。当日は大工さんも忙しいので、話しかけるというよりは、目で見て学ぶのがおススメです。

クギの打ち方や棚のはめ込み方、色の塗り方、壁紙をキレイに張り替えるポイントなどを間近で見ることで、参考になることがたくさんありました。

実際に、ちょうどキッチンカウンターに色を塗っているところに立ち会い、塗り方を見ていたら、コツを教えてもらうことができました。さらに塗ったペンキが余ったというので、残りをいただけることに。

いただいたペンキで収納グッズを塗装

いただいたペンキは、収納グッズの塗装に活用しました。というのも、筆者宅はキッチン本体を黒で塗装したのですが、100円均で売られているようなキッチン収納グッズは圧倒的に白が多く、黒のものはなかなか見つけられなくて困っていたのです。

ラップなどの外から見える部分に塗装

同じように、ラップなども外から見える部分にだけ塗装。塗装した箱は使いまわし、中身だけ入れ替えます。

塗装した収納グッズを収めた棚

結果、このように棚板と同じ色味で塗装できたので統一感が出てよかったです。
今回は、リフォーム時に大工さんとコミュニケーションを取っておいてよかったことをお伝えしました。

●教えてくれた人/香村薫さん
家事研究家/ライフオーガナイザー、株式会社ミニマライフ代表取締役。大学卒業後、トヨタグループのAT・ナビ専門メーカー・アイシンAWに入社、商品企画・統括業務を担当。結婚後には夫と一緒に、モノの適正数を決め、しくみで維持する片づけ方を考案。「トヨタ式おうち片づけ」と名づける。著書は「トヨタ式おうち片づけ」をはじめ多数

Source: 日刊住まい

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