コロナがきっかけで、室内でできるストレッチやトレーニングなどを始めた、という方が増えています。
昨年、柔道をやっている長男用にトレーニングベンチなどを購入し、リビングに設置した日刊住まいライターもその一人。
「おうちでジム」をするとは、どんなものなのか。また、家族にどんなが変化が生じたのか。詳しく語ります。
リビングにソファがなかったからスムーズに導入できた
今からちょうど1年前、2020年3月の緊急事態宣言中、筆者宅のリビングにトレーニングベンチがやってきました。
ジムやヨガスタジオ、公営のスポース施設は軒並み休業。健康を維持したいと願っても、積極的に体を動かせなくなってしまいました。
とくに、中学進学時、柔道を頑張るために今の学校を選んだ長男にとって、日々のトレーニングができないというなんともやりきれない日々が始まってしまったのです。
意気消沈する息子の姿を見るに見かねて、夫がFIGHTING ROAD(ファイティングロード)というメーカーのオンラインショップで購入したのがこのトレーニングベンチです。
新築した当初から、自分たちが本当にいいと思えるソファに出会えるまでは買わないと決めており、これまでソファを置かずに生活していました。
これが功を奏し、トレーニングベンチ一式を置いても圧迫感はなく、それほど窮屈さを感じずに暮らせています。
トレーニングを通じて家族の会話が増えた
長男は休校の間、筋トレと毎日8㎞のランニングを続けていました。
体力がついたことが自信になったのか、緊急事態宣言解除後、部活はもちろん、学校での活動にも以前よりも精力的に取り組むように。正直、そんな長男の姿に驚かされました。
筋トレの方法は、若い頃、アマチュアレスリングの第一線で活躍していた夫が教えていました。筋トレを通じたコミュニケーションが、父子の会話を弾ませ、家の中の雰囲気がより明るくなったように感じました。
そして「せっかく家にあるなら」と、私も筋トレを始めて1年になります。
バーベルシャフトだけで重さ10kgもあるのでウエイトはかけず、デッドリフト(重いものの上げ下げを行うトレーニング)を10回、1〜2日に1回程度続けました。
その結果、少しですがお腹まわりと背中まわりが引き締まり、体重は変わらないもののワンサイズダウンに成功しました!
体をほぐしてから筋トレをしたほうがいいと知り、筋トレと並行してフォームローラー(上)やウェーブストレッチリング(下)を使って太ももやハムストリングス、背中などをほぐすことも始めました。これが肩こりや腰にも効いてとても気持ちがいいんです。
とくにウェーブストレッチリングは、寝転んで背中の下に入れるだけで胸が開いてとても気持ちよく、長時間パソコンに向かっていて凝りを感じたとき、ほぐすのにも役立っています。
どれもジムを往復する時間よりずっと短いスキマ時間にできることばかり。体を動かすのが嫌いな私でも習慣化しやすかったです。
黒いマットはホコリが目立つので掃除にひと工夫
トレーニングベンチが家にやってきて以来、実はちょっと掃除が面倒なのがちょっとした誤算でした。
下に敷いている付属のマットが黒くてホコリが目立つ上、ベンチの脚の周りにホコリがたまりがちなのです。
購入してすぐの頃、マットに勢いよく掃除機をかけたら、ゴム引きで柔らかい素材なので裂けてしまい、息子から大ブーイング。それ以来、マットに掃除機をかけるのが怖くなってしまいました。
そんな理由から、トレーニングベンチ周りの掃除にはほうきが大活躍!
平日はほうきで床の上にホコリをまとめてから掃除機で吸い、週末になるとベンチを床に移動してマットを水拭きするのがルーティーンになっています。
Source: 日刊住まい