長引くテレワークでデスク回りがごちゃごちゃ。もう少し快適にしたいけれど狭くて無理!そんな悩みを抱えている人、多いのではないでしょうか。
日刊住まいライターはデッドスペースになっている壁面に、おしゃれな突っ張り棒「ドローアライン」で収納スペースをつくり解決。床に置いていたモノもスッキリ!インテリアとしても大満足だそう。
さっそく「ドローアライン」の取り付け方とその後の快適な空間をレポートしてもらいました。
狭いワークスペースで机の上も余裕なし!壁面を使って解決したい
筆者宅には元々クロゼットだった場所をリノベーションで取り払った一角があります。そこに小さなデスクを置いて、ちょっとした書斎のようにして利用していましたが、仕事で本格的に使うことは想定していませんでした。
小さなコンソールデスクの上は仕事で使うノートパソコンが陣取っていて、時に書類が散乱することもある、とても手狭なスペース。趣味の画材は床に追いやられてしまいました。
ペンなどはしまい込まずにまとめて置いておきたいのですが、デスク上にもうその余裕はないし、引き出しにも入りきらない。そこで、デスクの背面の壁に突っ張り棒と棚を取り付けてみようと考えました。
おしゃれで壁に穴を開けずに付けられる突っ張り棒「ドローアライン」
「ドローアライン(DRAW A LINE)」は、普通の突っ張り棒より高額だけれど、本格的なパイプハンガーのような見た目で、インテリアを重視しつつ壁に穴も開けたくない!というときにおすすめです。インテリアショップや、ネットでも買うことができます。筆者はメーカー(平安伸鋼工業株式会社)の楽天のショップで購入しました。
石膏ボードやベニヤ板に固定して取り付けることも可能なので、そのためのネジやホッチキス針も同梱されていますが、今回使うのは、本体と真鍮キリネジだけです。
横に取付ける場合は「コンクリートの壁や柱など十分に強度がある面。石膏ボードやベニヤ板などで下地に桟のある場所」に設置可能。屋内専用です。
調整パイプの付いた伸縮する棒ですが、対応する長さが2種類あるので、購入前に取り付けたい壁の幅を確認しておきましょう。
今回取り付けたい壁の幅は115㎝以上あるので、タイプB(4950円・税込み)。本体に付いている大丸キャップで横取り付けの場合、耐荷重15kg~5kgです。
重厚感のある鉄製の支柱が特徴的ですが、本体重量は0.8kgなので女性ひとりでも持ち上げられると思います。プラスチック製のものに比べたら重いので、周りにぶつけたり落としたりしないように気をつけて扱いましょう。
取説をしっかりチェック!突っ張り棒の設置は難しくない
設置は取扱説明書をしっかり読んでからにしましょう。特に棚を併設するためには、大きい方のキャップを使うなど条件があります。正しい位置に設置し、ネジやグリップをしっかりと締めて耐荷重を守るよう十分注意してください。念のため、落下して人や物に直撃するような場所は避けて取り付けた方がよいでしょう。
まずグリップを「LOCK」方向に回して「START線」の位置に戻します。
LOCK-FREE、上の方にSTARTとも書いてあるのですが、文字が目立たないおしゃれなデザイン過ぎて、ちょっと見づらいかも…。取り付け位置によっては突っ張ったときにはさらに見えづらくなると思うので、実際の作業に入る前にしっかり方向を確認しておきたいところです。
次に、真鍮のキリネジを本体のナットに差して、1回転ほどねじ込みます。
調整パイプを引き出しながら、壁の端から端まで突っ張らせます。
真鍮キリネジを締めていくと調整パイプに穴が開いて長さが固定されます。
グリップを「LOCK」の方向に回して仮固定します。
棒が設置面に垂直になるようにキャップの取り付け位置を調整します。
仮固定の状態であれば指で少しずつキャップの位置を動かすことができました。
さらにグリップを「LOCK」方向に回して壁に圧着固定させます。
これで突っ張り棒としては設置終了、なのですが、後で思わぬミスが発覚しました…。
棚を設置するためには、突っ張り棒の位置に制限があった!
「ドローアライン」の棚は別売りで4400円(税込み)です。
組み立てにはプラスドライバーが必要です。棚の耐荷重は最大1kgで、1本の「ドローアライン」突っ張り棒につき2つまで設置できます。
裏側に目安となる小さな穴が空いているので、ここに合わせて付属のネジで計8か所留めていきます。
両側全てのネジを留めて金具にグラつきがないか確かめたら、フックを突っ張り棒に引っ掛けるだけ!
このはずですが、筆者はここでようやく自分の単純ミスに気付きます。両端のキャップが後ろ側の壁に密着しない場所に、突っ張り棒を設置してしまっていました!
棚の説明書をきちんと見る前に作業したのが失敗でした…。
これでは棚板が水平にならず、何も置けません…。
ネジなどで壁に固定したわけではないので修正は比較的容易です。
グリップを「FREE」 の方向に回して緩めて、最初から突っ張り直しだけど…。
今度は大丈夫そうです。
棚受けの先端のクッションゴムが壁に接地していて、グラつきも無いことを確認。
これで棚として使用できます!
壁面シェルフでデスク回りのごちゃごちゃがすっきり解決
床に放置状態だった画材を、棚の上に置けました。
高い場所にあるように見えますが、背伸びせずに手を伸ばして取れる位置にしてあります。LED照明は筆者手持ちのもので、重さ約0.9kgと軽く、突っ張り棒に引っ掛けてあるだけです。
狭いスペースにあと少し収納を増やしたい、インテリアも妥協したくない。そんな時は普通の突っ張り棒とはひと味違う「ドローアライン」を取り入れて、壁面を有効に使ってみてはいかがでしょうか。
Source: 日刊住まい