冗談で「別荘を10万円で売る」がシャレにならないことも。どんな場合?

別荘

たとえば、身に着けているモノをほめられて、いい気分になって「あげますよ」なんて言ったことありませんか?もし、あげる気がないならこの言葉、要注意です。

今回は、土地や建物でそんなことを言ったらどうなるか?

これ、土地の取り引きをするための国家資格・宅地建物取引士の試験問題でも出題される項目です。さて、あなたは正解できるでしょうか?

【今回の問題】
A(あなた)が所有している軽井沢の別荘を、「買ってくれる人がいたら、10万円で売ってもいい」と言った。Aが冗談で言っていることを知らないBが「10万円で購入する」という意思を示した。この場合、AB間の売買契約は有効に成立するか?

軽井沢の別荘地

焦点になるのは、購入の意思を示した人が、真に受けたかどうか

正解は…取り消せない可能性が高い!

ちょっと怖い話ですが、相手のBが冗談とは思わず(善意)、さらに知ることができなかった(無過失)の場合、契約は有効とされます。
これを「心裡留保(心裡留保)」と言います。

親戚一同の集まりなどで、あまり行くこともなくて持て余し気味の田舎の家や別荘などの話になったとしましょう。
「誰かもらってくれないかなぁ」などと冗談で言いそうですよね。

この話を、たまたまあなたのことをよくよく知らない人が聞いていたら、面倒なことになる可能性があるという訳です。

同席している人が、あなたのことをよく知っていて、「これは冗談で言ってるんだな」と分かっている場合は、購入の意思表示をしても無効です。また、真に受けても、「冗談であることを知ることができた」場合も無効となります。

怖いのはその先!善意の第三者には「冗談」の言い訳が効かない

契約成立

今回の冗談で安く売るという話、善意無過失なら契約は有効。悪意や過失があれば無効となりました。これが、まったく事情を知らないCが現れると、話が変わってきます。民法では、よく「善意の第三者」という言葉がよく登場します。

A(あなた)が冗談で言い、冗談だと分かっているB(悪意)がC(善意の第三者)に、この話を持ちかけて、購入の意思を示したら、冗談の話でも、善意の第三者であるCは法律上保護され、契約有効とみなされます。

Source: 日刊住まい

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