手持ち服の9割がワンピース。年間360日をワンピースで過ごす理由

ワンピースを着て犬と遊ぶFujinaoさん

洋服がぎっしり詰まったクローゼットの管理にため息が出てしまった経験、ありませんか?「いつか着るかも」「高かったから」となかなか処分に踏み切れず、いつもクローゼットがいっぱい、という方は多いかもしれません。

整理収納アドバイザーのFujinaoさんは、普段着る服の9割がワンピース。料理をするときも、整理収納アドバイザーとしてお客様の家で片づけをするときもワンピースです。その結果、洋服の収納も、洋服選びもとてもラクになったそうです。

手持ち服の9割がワンピース

筆者は6年ほど前から徐々に普段着る洋服の種類をワンピースに絞り始め、現在は年間360日くらいワンピースで過ごしています。全部で14着ほどあり、半袖が4着、残りの10着は七分袖を含む長袖です。

一昨年前から関東から北海道に引っ越して半袖が少し減り、長袖の割合が増えました。ワンピースの数は必ずしも14着と固定しているわけではなく、12〜16着くらいを行ったりきたりしている感じです。

Fujinaoさんが所有するワンピース

こちらはクローゼットにかけてある手持ちのワンピースです。ワンピース以外の洋服は、スポーツをするときのウエアが一式あるだけ。

Fujinaoさんのスポーツウエア用の衣類

ワンピースの以外の洋服は、ジョギングパンツ1本、半袖と長袖の白いTシャツ1枚ずつ、夏用のメッシュパーカーとウインドブレーカー、セーター、これだけです。
これらは家族でハイキングに出かけたり、ちょっとランニングをしたりするときなどにスポーツウエアとして着ています。
部屋着は持っておらず、パジャマは4着(夏用、冬用各2着ずつ)あります。

「好きな服」「手が伸びる服」はワンピースだった

筆者は6年ほど前に整理収納アドバイザーの資格を取得しました。そこで学んだのは「きちんと使うものを選び取ることの大切さ」でした。その頃のクローゼットは「いつか着るかも」と捨てられずにいる洋服があふれていて「洋服はあるのに、着たい服はない」という状態。

そこで自分が本当に「好きな服」や「手が伸びる服」をじっくり見つめ直した結果、女性らしいふわっとしたスカートやワンピースが多いことに気づきました。その後「いつか着るかも」と思うだけで着ていなかった服は手放し、自分が「着たい」と思う気持ちに正直に洋服選びをしていった結果、手持ちの服はスカートばかりに。
次男が卒乳した後は授乳する必要がなくなったので、次第にワンピースばかりを好んで着るようになりました。

ワンピース生活のメリット3つ

1.私服と仕事着を兼用できる

ワンピースばかりを好んで着るのにはいくつかの理由があります。まず1つめは私服と仕事着を兼用できるという点です。
筆者の仕事は整理収納アドバイザー。お客様のお宅で一緒に片づけをするので、ときには家具を動かすなどの力仕事も。そんな日も着ていくのもワンピースです。作業するときはエプロンをつけます。

ご依頼いただいたお客様に、少ない枚数の洋服で生活をしていても不便ではないことや、好きな服を毎日着る生活の心地よさを実際に見ていただきたいという理由もあります。

ワンピースを着て作業するFujinaoさん

実際、お客様から「力仕事があっても、ワンピースで大丈夫なものなんですね」と言っていただくことは多いです。
力仕事でも問題がないのだから毎日の家事なんて問題なくできる、だから好きな服を着ましょう、ということが少しでも伝わればいいなと思っています。

ワンピースを着てセミナーをするFujinaoさん

セミナーなど、人前に出る仕事の日もワンピースならまったく問題ありません。

2.小物やバッグのバリエーションが少なくて済む

2つめのメリットは、小物やバッグのバリエーションが少なくて済むこと。かつてはジーンズやスウェットといったラフなものも、きれい目のワンピースも着ていたので、バッグやコート、帽子などの小物も色々なテイストのものが必要でした。でも今はワンピースに固定してしまっているので、小物のバリエーションが少なくて済むようになりました。

3.収納と管理がラク

Fujinaoさん宅のクローゼット

3つめは収納と管理のラクさです。ハンガーに掛けるだけなのでワンアクションで済みます。洋服選びもラクですし、あちこちの引き出しを開け閉めしたり、上下のコーディネートで悩んだりすることもありません。もちろん衣替えも不要です。

ワンピース生活を続けるために工夫していること

1年じゅうワンピースを気軽に着るために、いくつか工夫していることがあります。まず洗濯機で洗える素材を選ぶこと。基本的にはポリエステル素材のものを選ぶようにして、クリーニングが必要な素材や、洗濯機でもおしゃれ着洗いをしなければいけないような素材は避けています。

ポリエステル素材ならば季節を問わず着られるものが多いので、カーディガンやストールで体温調整をしながら1年じゅう着ています。

手持ちのカーディガンは5着

カーディガンは5着あります。普通丈のものが3着と丈が長いものが2着。こちらも北海道に引っ越してから少し枚数が増えました。

卒業式用ジャケット、入学式用ジャケット、喪服

冠婚葬祭用の服はこの3着。左から卒業式用ジャケット、入学式用ジャケット、喪服です。入学式、卒業式のときはワンピースの上にジャケットを羽織るだけ。

料理をするときはエプロンを付ける

また、料理をするときは、汚れがつかないようにエプロンをしています。

自転車に乗るときに注意が必要というデメリットも

持つ洋服が少なくて済む、収納が簡単など、メリットがいっぱいのワンピース生活ですが、少しデメリットもあります。

ひとつは自転車に乗るときに注意が必要なこと。ひらひらした裾が自転車のチェーンに絡まりやすいので、自転車を乗る機会が多い方は不便を感じるかもしれません。

もうひとつは、授乳がしにくいこと。授乳ワンピースなどもありますが、選べるデザインの幅はどうしても狭くなってしまいます。そもそもワンピースが好きではない、という方には筆者のようなスタイルは向かないと思います。

ワンピース生活はメリットの方が大きい

少ない枚数のワンピースをヘビーローテーションしているので、当然傷みも発生します。だんだんと色がぼやけてきて人前で着るのが恥ずかしくなってきたり、ほころびがひどくなってきたりしたら処分します。

コロナ禍の今は半年に一度ほどショッピングモールなどに買いに行き、減った分を一気に購入します。ネットではなく、お店で試着して本当に納得したものだけを購入することで、洋服のムダ買いがなくなったと感じています。

「ワンピースだけを着る生活なんて大丈夫ですか?」とよく聞かれるのですが、実際に何年かワンピースだけで生活してみて、不便さは感じていません。「毎日大好きな服を着られる」「気持ちがシャキッとして気持ちよく過ごせる」というメリットの方が大きいと思っています。

●教えてくれた人/Fujinaoさん
整理収納アドバイザー。転勤族の経験から「少ないモノで豊かに暮らす」アイディアと暮らし方を提唱している。個人宅の片づけ実績は300件超。モノの呪縛から解き放たれる魔法のような言葉を載せたインスタが人気を集めている。著書に『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA刊)がある

Source: 日刊住まい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です