「朮」読める?花言葉は金欠病だけど、湿気やカビを防いてくれる植物です

読めそうで読めない「朮」
カタカナの「ホ」に似た漢字。ある植物の名前です。漢方薬や梅雨どきの湿気やカビを防ぐなど、役に立っているのに、花言葉が残念!それが大ヒントです。さてなんと読むでしょう?

昔は梅雨どきに室内の湿気を払うために焚かれた

湿気の多い梅雨

昔は湿度が高くなる梅雨どきに、室内で陰干しした朮の根を焚いていぶす習慣がありました。湿気を払い、カビが生えるのを防ぐためです。

俳句でも、この習慣が「蒼朮(そうじゅつ)焚く」という夏の季語になっています。

八坂神社の神事でも有名。京都ではこれがないと年を迎えられない!?

八坂神社
朮は山野に咲くキク科の多年草。最近ではドライフラワーとしてもよく利用される植物。

春の若芽は山菜として、秋の終わり、葉が枯れた頃に根茎を収穫し、陰干しして利尿・健胃・整腸剤として使われてきました。

今も漢方薬として四十肩、五十肩の治療に二朮湯(にじゅつとう)、めまいやふらつきがある人の治療に苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)が処方されます。

京都では、大みそかに八坂神社で執り行われる神事でも使われ、お正月に飲むお屠蘇(とそ)の原料にもなっています。

漢方薬や神事で活躍しているのに…名前のせいで残念な花言葉が!

朮の花

正解は「おけら」です。

八坂神社の神事とは「おけらまいり」のことです。年末になるとニュースでも紹介されますよね。

大みそかから元旦の朝にかけて神前にそなえられた削掛(けずりかけ・木片を薄く削って花のようにちぢらせたもの)と朮を焚いて邪気を払う神事です。参拝者はこの白朮火(おけらび)を吉兆縄に移して持ち帰り、神棚や仏壇の燈明に灯したり、元日の雑煮を焚いたりして、1年の無病息災を祈ります。

漢方薬やおめでたい神事にも使われる朮ですが、花言葉は「金欠病」。ちょっとひどいと思いませんか?

※「オケラになる」の由来は、昆虫のケラが両前足を上げている格好が、お手上げをしている人の姿に似ていることから言われるようになったという説が有力

この漢字にもチャレンジ!

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画像/PIXTA(漢字画像を除く)

Source: 日刊住まい

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