ファブリックのソファの正しいお手入れ。10年間も心地よさを保ち続けるプロが伝授

ファブリックのソファのお手入れ

やさしい肌触りと張り地のバリエーションの豊富さで、人気のファブリックソファ。しかし長く使っていると、生地の汚れやくたびれ、クッションのへたりが気になります。長く気持ちよく使うには、どんなメンテナンスをすればいいのでしょうか。

インテリアコーディネーターの木村充子さんは、自宅のファブリックソファを、定期的にセルフメンテナンスしています。その効果もあってか、10年近くたった今も新品と変わらぬ心地よさをキープ。

そろそろ買い替え時かな、と思っていたファブリックソファも、セルフメンテナンスでよみがえるかも!さっそくその方法を教えてもらいました。

まずはカバーを外せるか確認。外せるなら洗ってみよう

ファブリックのソファのカバーを外したところ

現在ファブリックソファを使っている方は、自宅のソファが、以下の1~3のどのタイプにあてはまるか確認してください。

  1. フルカバーリングタイプ(クッション部分もフレーム部分もカバーが外せるタイプ)
  2. フレーム部分は張り込みで、クッション部分のみカバーを外せるタイプ
  3. すべて張り込みタイプ

ソファの買い替えの相談を受けたときに質問すると、「カバーは外せないものと思い込んでいて、一度も外したことがなかったが、確認してみると1または2だった」というケースが意外と多いのです。1、2の場合は、カバーを外して洗ってみましょう。

ソファのカバーについている洗濯表示のタグ

筆者宅のソファーは2のクッション部分のみ外せるタイプ。クッションからカバーを外すと、洗濯表示がついています。

ドライクリーニング可、水洗い不可の表示がついているので、ドライクリーニングに出します。ドライクリーニング対応の生地は、ウォッシャブル生地に比べ生地の収縮率が高いことが多いです。ですから、家で水洗いしてしまうと、縮んでクッションが入らない、ということも。必ず洗濯表示に従いましょう。

洗えない張り込みソファは、4つの方法でスッキリきれいに

筆者宅のソファーのフレーム部分は、生地を張り込んであるため洗えません。そこで4つの方法でメンテナンスをしています。3のすべて張り込みタイプの方も、同じ方法でメンテナンスをしましょう。

ブラッシングして、ゴミやホコリをかき出す

生地の目につまったゴミやホコリをブラシでかき出す

生地の目につまったゴミやホコリ、絡みついた髪の毛などを取り除くには、洋服用のブラシを使います。織り目に沿ってかき出すようにブラッシングするのがコツ。ホコリが舞い上がるのが目に見えるほど取れるので、換気するのをお忘れなく。

すき間のゴミやホコリは掃除機で吸い取る

掃除機でしっかりゴミやホコリを吸い取る

ブラシで届かないすき間部分は、掃除機でしっかりゴミやホコリを吸い取りましょう。

フレームとクッションのすき間部分にも掃除機をかける

クッションを取り外し、フレームとクッションのすき間部分にも掃除機をかけましょう。砂や食べ物のカスなどでびっくりするくらい汚れているはずです。

洋服用の毛玉取り機を使って毛玉を取る

洋服用の毛玉取り機を使って毛玉を取る

くたびれた感を醸し出す毛玉もしっかり取りましょう。洋服用の毛玉取り機を使ってファブリックを傷めないようにやさしく取ります。

毛玉がなくなると生地の肌ざわりが滑らかになり、色もワントーン明るくなります。毛玉取り機を使ったあとは、生地の目をそろえるようにもう一度ブラッシングしましょう。

マイクロファイバー+食器用中性洗剤でふく

3枚のタオルを用意して、きれいにふき取る

まず、以下の3枚のタオルを用意します。

  • 洗剤水を含ませたタオル(ぬるま湯を入れたバケツに食器洗い用の中性洗剤を数滴入れて固く絞る)
  • ぬるま湯で固く絞ったタオル
  • 乾いたタオル

洗剤水を含ませたタオルと、ぬるま湯で固く絞ったタオルを交互に使って、洗剤分を残さないようにしながら汚れを落とします。強くこすりすぎないように、ブラッシングのときと同様に生地の織り目に沿ってふくのがポイントです。仕上げに乾いたタオルで水分をふき取り、しっかり乾かしましょう。

タオルは吸水性が高く、汚れや水分をしっかりキャッチしてくれる、マイクロファイバークロスがおすすめです。

クッションのへたりにはたたき、ローテーションを習慣にする

ソファのクッションの中材は、おもにフェザーかウレタンです。これらは経年とともにどうしてもへたります。

フェザー入りのクッションは、上からチョップするようにたたく

フェザーの場合は、上からチョップするようにたたいて、そのあと形を整えます。空気を通すようにほぐすと、ふっくら感がよみがえります。

クッションを定期的にローテーションすると長持ちする

ウレタンの場合は、一度へたると復元しません。ただし体重の重い人が座る場所が決まっているとそこが集中してへたるので、クッションを定期的にローテーションすると、一部分だけがへたるのを防いで長持ちします。

家具のなかでも高価なソファは、できるだけ長く使いたいですよね。セルフメンテナンスを習慣にしてソファを長持ちさせ、快適なくつろぎタイムを過ごしてださい。

●教えてくれた人/木村充子さん
インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー。インテリアとお片づけのプロとして、ASAP(As Simple As Possible)を主宰し、インテリアコーディネートや整理収納レッスン&ワークを行っている

Source: 日刊住まい

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