介護リフォーム事例:玄関の段差、畳の部屋…足腰の悪い祖母が、安全に過ごせるためにしたこと

玄関スロープの手すり

親や高齢者と同居で問題になるのが介護問題。実際に介護が始まると、家を介護仕様にリフォームしなければならないケースも出てきます。

今回は、足腰が弱くなり介護が必要になった祖母が、祖母が安全に暮らせるように、そして介護もしやすい家に、リフォームした事例を紹介します。

不便に感じていたのは、玄関周辺の段差や祖母の過ごす部屋。いったいどのようにリフォームしたのでしょう。介護中の方も、今後のための準備を検討している方も、ぜひ参考にしてください。

ひざの悪い祖母には、家の段差や居住空間が大きな負担に

筆者宅は、祖母(80代)・父母(60代)・私たち夫婦(30代)・娘(2歳)の6人家族。昔ながらの和風の家に住んでいます。年老いた祖母が暮らすには、不便なだと感じはじめたところがいくつかありました。

  • 坂や段差がある長い玄関スロープ
  • 家に上がるときの段差が高くて危ない玄関
  • 部屋で食事をするようになったことで、汚れだらけの畳

祖母は足腰が悪くなり、以前は普通にできていたことが、つらい思いをするように。そこで、祖母が安心安全に暮らせるように介護リフォームをすることになりました。

坂や段差がある玄関スロープに手すりを設置

玄関スロープに設置した手すり

まずリフォームをした箇所は玄関スロープです。筆者宅の玄関スロープには少し坂になっていたり、段差になっていたりする箇所があります。

その坂を、休み休み上ってくる祖母。雨でぬれているときは、滑ったこともありました。そこで坂の部分から玄関の段差部分まで、手すりを設置することに。

介護リフォームの玄関手すり

手すりを設置したことで、デイサービスから帰ってくるときも、安全に家まで歩くことができるように。デイサービスの職員の方も、少しの補助ですみ、家族も安心して見守ることができます。

玄関の高い段差はもう1段加えて、家に上がりやすく

玄関の段差

昔ながらの家ということで、家に上がるとき23㎝ほどの段差があります。足腰が悪い祖母にとって、この段差は上がるのが大変!そこで、手前に14cmほどの段差を設置。

玄関に段差設置

ただ、段差を設置したことで、新たな問題が発生。それまでは、祖母は段差に腰かけて靴を脱いていました。この低い段差では、ひとりでは立ち上がれません。

そこで、祖母がいるときは介護用の手すりをレンタルし壁側に設置しました。さらに、靴が脱ぎやすいように段差の近くにはイスを置き、よりラクな仕組みに。段差がなかったときよりも安全に家に入ってこられるようになりました。

汚れやすく介護しにくい畳の部屋は、フローリングに変更

畳からフローリングにリフォーム

そしていちばん介護に不便だったのは、畳の部屋です。

畳の部屋はくつろげて、のんびり過ごせる場所なのですが、介護となると違いました。足腰が悪くなり、食事も部屋でするようになったことで、畳が汚れやすくなったのです。ふいてもシミができてしまい、汚れが目立つように。介護をしていた母も、毎日のふき掃除が大変そうでした。そこで、畳からフローリングに替えることにしたのです。

フローリングに替えたことで、今までしみ込んでしまっていた汚れも、ササっとふくだけでキレイに。掃除がとてもラクになりました。

介護が始まると、今までできていたことができなくなっていきます。介護する側も、される側もストレスなく安全安心に過ごせる空間づくりは、とても大切。

お互いのことを考えて、自分たちにあった介護リフォームを考える参考にしてください。

Source: 日刊住まい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です