「薬缶」読める?最近は家電製品に押され気味ですが、昭和の台所には必ずありました

読めそうで読めない「薬缶」

「薬」と「缶詰」の「缶」の2文字。ということは、薬の缶詰?薬箱?そう思ってしまいますが、残念!不正解です。最近は、家電製品に押され気味ですが、昔の台所には、必ずありました。

さてなんと読むでしょう?

アルミや銅、ホーローなど素材はさまざま

カップ麺

最近は、ホーロー製の薬缶が人気ですが、ポピュラーなのは、ステンレス製やアルミ製。ほかにも、銅や鉄製のものもあります。

紅茶を飲むときや、カップ麺を食べるときに、きっと使ったことがあるはずです。

落語でも有名。矢が当たったら、カーンと鳴った!?

薬缶

正解は「やかん」です。

由来は、薬(漢方薬)を煎じるために使用されていた、薬鑵(やくくわん)から変化したものと言われています。

この「薬缶」ですが、江戸時代には庶民の間で愛用されていて、落語にもなっています。ご隠居と八五郎が登場する長屋噺(ながやばなし)。ふたりの軽妙なやりとりが笑いを誘います。

落語

ご隠居は、知ったかぶりして「昔は、湯沸かしではなく、水沸かしといっていた」と言います。

ご隠居さんの話を、かいつまんで説明しましょう。川中島の合戦で、兜(かぶと)を見つけられない若武者が、「水沸かし」を兜の代わりにかぶります。そして、敵陣に突っ込むと、敵が一斉に放った矢が、水沸かしに当たって、「カーン」と鳴ったから、「やかん」といわれるようになったという話です。

そのあとも、フタは面の代わりだとか、持ち手はアゴに引っかけ緒の代わりだとか、薬缶の口は、合戦の名乗りを聞く穴によかったとか、荒唐無稽な話が続きます。

消費者物価指数

そんな庶民に愛された薬缶も、近年は電気ケトルに押され気味。2010年には、「消費者物価指数」の対象品目から外されてしまいました。

そのとき代わりに組み込まれたのがメモリーカードや、大人用の紙オムツ。時代の変化を感じさせられますね。

この漢字にもチャレンジ!

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画像/PIXTA(漢字画像を除く)

Source: 日刊住まい

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