【コラム】『十三機兵防衛圏』と『ペルソナ5』を連続でプレイしたらアトラスがヒットを連発した理由の一端が見えた

「流行」という言葉は形も正確な数値もないものですが、あなたはどういう時に「流行ってるな」と実感しますか? 私(中澤)は、特に詳しいジャンルでもないのに「名前だけはなぜか聞いたことがある」という時です。そういう空気が流行かなと

で、今の私にとってのそれはゲーム『十三機兵防衛圏』です。2020年1月現在、沸々と口コミが広がっているこのゲーム。普段ゲームにアンテナを張ってない私でも気づけば名前を知ってました。そこでプレイしてみたところ……あ、そういうことか

・にわか

今年38歳を迎える私。ファミコン、スーパーファミコン、プレイステーションとRPG黄金期の進化をリアルタイムで体験した世代なので好きなジャンルはRPGです。あと、ビジュアルノベルとかどちらかと言うとシナリオ重視のものが好きですね。

でも、最新ゲームへの憧れで買ったPS4では、なかなかやりたいゲームが見つかりませんでした。アクションとかFPSは凄すぎてついていけないし、FFとかドラクエもぶっちゃけ今の気分ではなかったりで最近のゲームに関しては完全に門外漢です

・『十三機兵防衛圏』とは

そんな私が、現在ハマッているのが、崩壊する世界の謎を追うミステリー『十三機兵防衛圏』。13人の少年少女の視点から断片的に描かれるストーリーがやがて1つの大きな真実を導き出していく感じです。上遠野浩平(かどのこうへい)が『エヴァンゲリオン』書いたらこうなりそう

ちなみに、『十三機兵防衛圏』の前にプレイしていたのは『ペルソナ5』。『ペルソナ5』もにわかでも名前を知ってるくらいの流行でした。

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ペルソナ5が安くなってたから買ってみた

A post shared by 中澤星児 (@seiji_nakazawa) on Sep 12, 2019 at 6:31am PDT

開発元は違えど、発売元はアトラスであるこの2本。くしくも2連発でプレイしたわけですが、世界観から内容まで全然違う『十三機兵防衛圏』と『ペルソナ5』に1つ共通点を感じました

・『十三機兵防衛圏』と『ペルソナ5』の共通点

それは同人誌が欲しくなるということ。ストーリーに描かれていないアフターストーリーや日常がめっちゃ見たくなるんです。ゲームのキャラがゲーム外でも普通に生きてそうなんですよね

さらに言うと、2つとも男女関係とBL的妄想がはかどる描写が出てきます。通常、アニメだと、男性向け作品と女性向け作品に分けられたりしますが、その2つが並列で同時進行しているんですね。

これは、アニメのようにきっちり尺の決まっていないゲームの強みだと思うのですが、この2つのストーリーを内包するということは……

ターゲットの範囲も2倍

──この2つの作品が多くの人に刺さった理由の一端を見た気がしました。もちろん、他のゲームでも同人誌が出ている作品はあるんですが、どちらも楽しめるレベルでBLも男女関係も生き生き描かれているところが、もの凄く平等な感じがします

そして、そんな恋愛や人間関係に対する価値観は極めて現代的ではないでしょうか。もちろん、多くの人が語るようにヒットはシナリオの良さやゲーム性ありきの話です。しかし、そういった現代的で共感できる価値観の下地があるからこそ、この2本は刺さるのかもしれません。

関連リンク:十三機兵防衛圏
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.


Source: ロケットニュース24