再利用のテク5選。捨てるよりもスッキリ処分できて気持ちいい

掃除の極意は捨てること。いらないものを処分して、必要な量を取り出しやすくかつきれいに整頓すれば、すっきりした部屋が手に入ります。

「でも、単にいらないからとダイレクトに捨ててしまうには、もったいないものもたくさんあります」と話すのは、インテリアブログを主宰するワトコさん。

捨てる前に再利用できるものとは?

消臭剤入れ

着古した服をリメイク

Tシャツをリメイクして作ったクッションカバー

買ったけれど使わなかったものはぜひ再利用を考えたいアイテムです。不用品としてダイレクトに処分せず新しい使い方・居場所を与えることで気持ちよく使いきることができます。

逆にくたびれているけれど気に入っていて捨てられないものも再利用に向いています。今までとは違う使い方をすることで、この役目が終わったら処分へと循環させることができます。

その代表格は洋服。好みが変わったり、サイズが変わったりで永遠にタンスの肥やしになりがちな「しばらく着ていない服」。これらは必ずといっていいほどリサイクルをしています。

必要な部分を使ってハンドメイドをしたり、雑巾として掃除に使ったりと様々な使い道があります。写真は、Tシャツをリメイクして作ったクッションカバーです。

使わなくなった食器は二次利用

ルクルーゼの食器

いただきものの食器は趣味が違うと永遠に使わない…ということもあります。そうなるとずっと食器棚の一部を占領してしまいます。また、気に入って買ったけれど傷ができてしまったカップもしかり。そんなときは食器棚から出すことを考えましょう。

消臭剤

たとえばとても気に入っていて捨てられなかった傷だらけのプラスチックカップは、お部屋の消臭剤入れに。こちらに変えてからは、消臭剤は詰め替え用を買うようになったのでコストカットにもつながっています。柄が素敵なマグカップなら花瓶にしても素敵です。

読み終わった新聞や広告は簡易ゴミ箱に

新聞で作ったゴミ箱

料理中の野菜の皮むきや、手芸をするときに、新聞や広告を簡易ゴミ箱として使うと便利。洗面所のゴミ箱としてもよく使っています。ゴミ箱を置きたくはないけれど、ちょっとあるといいなというときにとても便利なので、必ず常備しています。

キッチン用スポンジも最後まで使いきる

キッチン用スポンジは2週間〜1か月で交換するようにしています。くたびれたなと思ったタイミングでキッチンシンクを大掃除。水道の蛇口からはじめて排水口までしっかり磨き上げてお役御免となります。

フリマサイトを利用する

スマホでフリマサイトを利用

不用品の売買が手軽にできるフリマサイト。必要としている方に楽しんでいただけると思うと気持ちよく手放すことができます。

先日大切にしていたカップ&ソーサーのカップだけを割ってしまい、お皿のみを販売してみたところ、逆にお皿だけを割ってしまって探していたという方に購入していただきました。

不用品を捨ててしまうのは簡単ですが、何か別の方法で使えないだろうか?と再利用の方法を考えるのは意外と楽しいもの。ぜひ試してみてください。

Source: 日刊住まい

快眠のために。「狭い寝室」を心地よくするインテリアのポイント

寝室が狭くて、寝具でいっぱいいっぱい…。そんなお部屋で毎日睡眠をとっている方も少なくないでしょう。

「狭い寝室を広く見せ、空間を有効に使うには、インテリアの色使いや配置がカギ」と話すのは、インテリアライター・遠藤舞衣さん。狭くても快適な寝室をつくれるコツを教えてもらいました。

5つのポイントを押さえて狭い寝室を広く見せる

寝具を敷き詰めた寝室は狭さを感じてしまう…

6〜10畳程度の寝室では、ベッドや布団が2つ以上あると狭さを感じてしまうかもしれません。

寝室は家の中でもとくにリラックスして過ごしたい場所。寝具があったとしても、圧迫感を感じずのびのびしていたいですよね。

寝具や家具の選び方や、インテリア小物の使い方など、狭い寝室を有効に使うための5つの方法を紹介します。

コツ1. カラーを統一する

寝具の色を統一して圧迫感を解消

シーツや枕、カーテンなど、ファブリック製品のカラーを統一すると、部屋にまとまりが出てすっきり見せる効果があります。暖色系を選ぶと、より空間に広がりが感じられます。

また、寝室のカラーをそろえる場合に一点だけ差し色を加えると、そこに目線がひきつけられます。部屋の奥や天井など、広さを出したい方向にプラスすると効果的です。

コツ2. 多機能家具を使う

寝室に限らず、ワンルームなど狭い空間で活躍するのが多機能家具です。

ベッド周りにスマホの充電器や飲み物などを置いていないでしょうか。しまい場所がなく、出しっぱなしになっている掛け布団がありませんか。生活感あふれるもので散らかった寝室は、開放感を生みません。

引き出しのあるタイプのベッドや、テーブルにもなるようなベッドサイドチェストなど、収納力に優れた多機能家具は、狭い寝室にあふれるものをすっきりまとめてくれます。

コツ3. 家具は小さいものを選ぶ

多機能家具とは別の家具を置く場合、できるだけコンパクトなものを選ぶのも大切です。

たとえばベッドも、広く手足を伸ばしたいのであればシングル〜セミダブルが心地よいですが、「部屋を広く快適に使う」というのが条件になる場合、普通のシングルよりもコンパクトなセミシングルベッドを使う方法もあります。

コツ4. インテリア小物を効果的に配置する

インテリア雑貨を飾って寝室にあたたかみをプラス

狭い寝室に広さを生むためには、ものを置かないに越したことはありません。しかし殺風景すぎる部屋は無機質な冷たさが際立ち、リラックスからは遠のいてしまいがち。

小物を取り入れることで寝室にあたたかみが生まれると同時に、生活感を拭い去ってくれます。小物ではなく、グリーンやお花など植物も同等の効果が期待できるためおすすめです。

部屋のテイストに合わせつつ、壁棚やハンギングなどを利用してスペースを取らないよう、工夫して飾りましょう。

コツ5. 照明の効果をねらう

照明の効果も空間づくりには欠かせません。

部屋の主電気はもちろん、間接照明やキャンドルライトなどを使うことで部屋に広さが感じられます。部屋の差し色同様、天井、部屋の奥側などを照らして奥行きを出しましょう。

また、間接照明にはリラックス効果も期待できます。寝室をのびのびと広く使いリラックスして睡眠をとりたい、という方にもおすすめです。

スペースが小さくても快適に過ごせる寝室になるよう、空間づくりを工夫してみてください。

Source: 日刊住まい

北欧の椅子専門店「サボファニチャー」で聞いた木材や座面選びの基本

椅子をオーダーするとき、木材の種類や仕上げ方、座面の種類や高さなどをどう決めればいいか、初心者には難しいですよね。北欧の椅子の専門店「サボファニチャー」で素材選びのポイントを教えてもらいました。

家具製作を学んだ店主が営む北欧の椅子の専門店

「サボファニチャー(Sabo Furniture)」は自由が丘駅から歩いて10分ほどのところにある小さなお店。

サボファニチャー店内

25平米ほどの店内には、デンマークの巨匠ハンス・J・ウェグナーの椅子を中心に、美しい北欧の椅子たちがならびます。

サボファニチャー店内

店主の小松義樹さんは北欧で家具製作を学んだ経験をお持ちの方。お店にならぶ椅子たちは、どれも小松さんの目で選び抜かれた椅子ばかりです。

CH25とチェスト

イージーチェア(CH25)と小松さん作のチェスト

商品の傍らには、小松さんが製作した自作の家具もさりげなく置かれています。北欧の椅子というとデザインばかりが注目されがちですが、家具づくりに精通した小松さんは材質や構造についても豊富な知識をお持ちなのが頼もしいのです。

サボファニチャー店内

「サボファニチャー」では、木材や座面をひとつひとつ選んでオーダーします。自分だけの一脚を選ぶための基礎知識を小松さんに聞きました。

北欧でポピュラーなのはビーチ材とオーク材

ひとことで「木」といってもいろいろな種類がありますね。「北欧の椅子でもっとも一般的なのはビーチ材とオーク材ですね。ビーチは日本語でいうとブナ、オークはナラ。どちらもデンマークで伐採された木材になります」

ビーチ材(ソープ仕上げ)

ビーチ材(ソープ仕上げ)

「ビーチ材はもっともポピュラーな木材で、木目もシンプルで美しいです。比較的安価なので、あまり木材にこだわりがないのであればビーチ材を選ぶのがいいかもしれませんね」

オーク材(ソープ仕上げ)

オーク材(ソープ仕上げ)

「オーク材は木目が粗くて、いちばん硬い木材です。長く使いたいとか、傷をつけたくない方はオーク材がいいと思います」どちらも明るい色合いで、いかにも北欧といった雰囲気を感じさせます。

「ビーチ材やオーク材にくらべて、チェリー材やウォールナット材は、いわゆる高級材と言われています。たとえば、うちに展示してあるYチェアはチェリー材です」

Yチェア

CH24(仕様:チェリー材、オイル仕上げ、ナチュラルペーパーコード)

北米で採れる木材なのでデンマークの木材よりも価格が高くなるのだそうです。

チェリー材(オイル仕上げ)

チェリー材(オイル仕上げ)

赤みを帯びた色合いが印象的ですが、木材の色選びもなかなか悩ましいですね。

「フローリングの色に近い色でそろえたり、ダイニングテーブルと同じ木材を選んで合わせるといいですよ。逆に、フローリングやダイニングテーブルとちがう色の木材をあえて選んで椅子の存在感を強調するという考え方もあります」

座面は将来的に張替えることもできますが、フレームの木材は替えがきかないので、本当に気に入った木材で注文しましょう。

あっさり白のソープ仕上げか、深みの出るオイル仕上げか

木材と切り離せないのが表面の仕上げです。北欧の椅子には「ソープ仕上げ」という聞きなれない仕上げ方があります。

ソープ仕上げ(オーク材)

ソープ仕上げ(オーク材)

「北欧では昔から使われている仕上げ方で、ヨーロッパの中でも北欧だけかもしれないですね。ソープを塗り込んでいるぶん若干色が白くなります。塗膜はすごく薄いので手触りで木材を感じていただけます」

次に紹介するオイルにくらべて安価なので、のちのち自分でオイルを塗る方もいるとか。オイル仕上げのほうはというと…

オイル仕上げ(オーク材)

オイル仕上げ(オーク材)

「ソープにくらべて塗膜が厚いので汚れや傷がつきにくく、目立ちづらいです。オイルで塗装すると加工したての木材よりも色が濃くなりますし、使っていくうちに色に深みが出て、味わいが出てきます」

安価な家具では、厚い塗膜がバッチリついてるものも見かけますよね。

「うちの椅子でもラッカー塗装は選べるんです。透明のクリア塗装で、人工的な固い塗膜がつきます。ただ、ウェグナーの椅子を購入される方は、経年変化も楽しみながら椅子を育てていく方が多いので、今のところうちのお店でラッカー塗装を注文された方はいらっしゃらないですね」

北欧の椅子は耐久性も折り紙付きですので、何十年もかけて木材の変化を楽しんでいけるのも魅力なのです。

ペーパーコード、ファブリック、レザー…座面の種類もいろいろ

座面の種類もいろいろあります。

座面3種

奥:ファブリック/手前左:レザー/手前右:ペーパーコード

ペーパーコードで編んである座面は物珍しい印象を受けますが、小松さんによれば「北欧では昔から椅子の座面に使われている素材」なんだそうです。

「Yチェアの人気もあって、他のメーカーでもペーパーコードの座面の椅子を見かけるようになりましたね」

PP68ペーパーコード座面

ペーパーコード

「適度なクッション性もあって座り心地も悪くないのですが、長時間お座りになるなら張地にウレタンのクッションが入っているほうがいいかもしれません」

PP58ファブリック座面

ファブリック

座面にファブリックを選ぶとなると、どんな生地を選ぶかも悩ましいです。お店には生地サンプルも用意されているので、展示品の椅子と合わせながら選びましょう。

ファブリックのサンプル

ほぼ同じかたちで座面のみが異なる椅子(PP58とPP68)をくらべてみるのも面白いですね。

PP68とPP58

写真左・PP68(仕様:オーク材、ソープ仕上げ、ナチュラルペーパーコード)、写真右・PP58(仕様:オーク材、オイル仕上げ、ファブリック座面)

レザーという選択肢もあります。

CH30レザー座面

CH30(仕様:オーク&ウォールナット材、オイル仕上げ、レザー座面)

これはアイボリーのレザーを張ったCH30という椅子。

アイボリーのレザー

アイボリーのレザー

やはりファブリックにはない独特の質感が魅力です。ただ、白系だと汚れが目立ちそうで心配な気がするんですが…

「レザーは経年変化を楽しむことができるんです。フチの部分やお尻のかたちに沿って色が変化していくのを好まれる方が多いですね」

なるほど、木材と同じく椅子を育てていく楽しみですね。汚れや経年変化をあまり見せたくなければ黒のレザーを選ぶといいそうです。

レザーのサンプル

こちらもサンプルで色合いや質感が確認できます。

自分の身長や体型に合った座面高を選ぶことが大切

北欧の椅子が自分の体型に合うか、心配な方もいると思います。

「デンマークで販売されている一般的なサイズ(EUサイズ)とは別に日本サイズ(JPサイズ)というのがあって、座面が2センチ低いんです。女性は日本サイズのほうが座りやすいと思いますね」

CH33に座ったところ

これは身長168センチのアサクラがEUサイズに座ったところ。いちおう足がつきましたが、もう少し身長が低い人はかかとが浮いてしまうかも。

「特にペーパーコードの椅子は注意が必要です。コードを張るという構造上、前身頃に硬い無垢の木が入ってるんです」

「Yチェア」の前身頃

「足の裏がつかないまま座っていると、この木で膝の裏が圧迫されて足が痺れてしまうことがあります。ペーパーコードの椅子を選ぶなら、よりシビアに座面の高さを考えたほうがいいかもしれないですね」

北欧の椅子かどうかにかかわらず、座面高って大事なんですね。「なるべくご自身の身長や体型に合った座面高の椅子を買うことは、うちのお店ではいちばん初めに説明している重要なことなんです」

サボファニチャー店内

今回ご紹介したポイントは基本の基本。

紙幅の都合で紹介できなかった素材や仕上げもありますし、購入後のメンテナンスなど、まだまだ大事なポイントもたくさんあります。ご興味ある方はぜひお店で実際に椅子を試しながら小松さんにいろいろと質問してみてください。

【サボファニチャー(Sabo Furniture)】
東京都目黒区緑が丘2-6-13
営業時間:11:00~19:00 定休日:水曜
電話番号:03-3725-0886

Source: 日刊住まい

塗装の質感の違いまで確認できる!リノベのヒントが詰まったカフェ

12月16日発売『relife+(リライフプラス)vol.35』の特集「インテリアのヒントが見つかるカフェへ行こう!」から、編集部が見つけた素敵なカフェをご紹介します。

一つの大きな屋根の下にシェアオフィス、グリーンショップ、カフェなど複数の施設が集う「YANE」。その中心に「SORAYA(ソラヤ)」はあります。

「YANE」が入る建物は、かつて倉庫や資材ショップとして使われていたこともあったそう。そのため天井高があり、広々とした空間となっています。

クリエイターが集う「YANE」の中心にあるカフェ

オーナーは「YANE」発起人であり、インテリアデザイン事務所「Hajikami Inc.」の代表でもある谷脇周平さん。「SORAYA」は、「Hajikami Inc.」のショールームという側面ももっているとあって、壁の質感や照明などどこを見てもこだわりが詰まっています。

空間をダイナミックに横切るこの照明は、店舗内装やオーダー家具を手掛ける「THE CHEESE HOUSE FURNITURE」のものう。ガラスシェードの形が一つひとつ異なるデザインとなっています。

奥の壁はよく見ると、左右にかけて壁の塗装が徐々に変化しています。「施主さんと設計やデザインについて相談する時に、どの辺りの質感がいいかなどこの壁を見ながらお話したりできるんですよね」と谷脇さん。

椅子は、特注の家具を制作する「HAY hutte(ハイヒュッテ)」のもの。カラー展開がキュートです。造りもとてもしっかりしていて、長時間座ってもゆったり寛ぐことのできる心地よい椅子です。

リノベのヒントがたくさん見つかる

小上がりを上がった店内奥には、黒板塗装で仕上げた壁や、色調の異なる木材を組み合わせた腰壁など、リノベのヒントになりそうなディテールがいっぱい。店舗全体が変化に富んだ施工となっているため、見飽きることがありません。

屋根には天窓がついていて自然光が入るので、開放感があります。その下に見える流木のディスプレイもかっこいい!流木は、「YANE」の中にあるグリーンショップ「mican(ミカン)」で取り扱っているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

空間の一角には階段があり、登るとロフトスペースがお目見え。こちらはソファ席となっていて、ディナータイムに個室として利用することもできます。

同じ空間内に雑貨やグリーンショップも

同じ空間内にはグリーンショップや生活用品を販売するショップも入っています。こちらは、清澄白河で器などを販売している「POTPURRI(ポトペリー)」のもの。

カフェタイムの一番人気は、クリームチーズをたっぷり使ったチーズケーキ(750円/税込)。カフェタイムは+250円でドリンクをセットにすることができます。コーヒーは、清澄白河のロースターの豆を使用しているそうです。

「海外旅行に行くと、ガイドブックには載っていないけど凄いお店を見つけることってありませんか? そんな感動を、この店で実現していけたらと思うんです」と谷脇さん。

リノベのヒントをたくさん発見できる「SORAYA」は、何度も訪れてみたくなる魅力的なカフェでした。

■Shop Info■

SORAYA(ソラヤ)

東京都江東区富岡2-4-4 YANE内
telephone* 03・ 6458・5665
open 11:00 ~ 22:00(日・祝~19:00、
平日16:00 〜18:00 はクローズ)月定休

リライフプラスvol.35

日本で唯一のマンションリノベーション専門誌

【巻頭特集】水回り至上主義リノベ 【第2特集】収納問題、リノベで解決しませんか? 【第3特集】猫とハッピーに暮らすリノベ 【インテリア特集】インテリアのヒントが見つかるカフェへ行こう! 【新連載】 遼河はるひ、女子のアトリエを訪ねる/vol.1 星野ひろみさん(グリーンデザイナー/STEOR代表)

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Source: 日刊住まい

林の中のほっこりカフェ。古民家をクラフト作家がリノベした

12月16日発売『relife+(リライフプラス)vol.35』の特集「インテリアのヒントが見つかるカフェへ行こう!」から、編集部が見つけた素敵なカフェをご紹介します。千葉県流山市にあるこちらの「ONIWA(オニワ)」は、廃屋寸前の古民家をリノベしたそう。一体どんなカフェなのでしょう。

まるで絵本の中のよう。緑に囲まれて過ごすカフェタイム

木漏れ日が照らす雑木林の奥に、佇むこちらの建物が「ONIWA(オニワ)」。
「植物の中で何が好きかって訊かれたら、蓼(たで)って答えてますね。雑草ですけど、可愛いなと。他にも枯れそうな草とか、普通の人はあんまり目をかけないような植物が好きなんですよ。」と笑うのは、オーナーの川鍋正人さん。

造園業を営む川鍋さんは、建物を取り壊す前提でこの土地を購入。しかし建物を見て、仕事柄付き合いのあったクラフト作家たちの力を結集させて、自分たちの力でリノベしてカフェを作ることを思い立ちました。

設計図なしでリノベをスタートしたそうですが、廃材を活用したりクラフト作家たちの作品を取り入れたりと創意工夫を凝らしました。「カフェ席の奥の仕切りは、実は鉄製の梯子です。こういう発想が生まれたのも、作家さん達の自由な発想力に刺激されてのことなんです。」と語る川鍋さん。店内の装飾も、自ら手がけています。

窓いっぱいのグリーン。こんな席で、ランチをしたら幸せな気持ちになれそうです。

地元産の人参を使ったオーガニックキャロットケーキ(660円/税込み)は、お店のイチオシ。カフェラテ(660円/税込み)は、ミルクの風味が飛ばないよう気をつけて温めているそうで、ケーキとの相性もぴったりでした。

手作りのぬくもりがそこかしこに

店内はどこを見ても、作家の作品がさり気なく置かれています。階段の上では、鉄工作家による人形がお客様をお出迎え。

ドライフラワーを使ったアレンジメントは、ランダムに塗られたモルタルの壁との相性もぴったりです。

 

こちらのガラス窓は、ガラス作家の作品だそう。ハンドメイドのぬくもりを感じます。

店舗手作りのスコーンは、身体にやさしい材料を使った丁寧な味。お菓子のテイクアウト購入も可能です。

 

1階ではクラフト作家の作品などを販売。お店で使っている土鍋なども置かれていました。

  

1階はキッチン。「オニワ」のメニューは材料をしっかり選んで手作りされたものばかり。ここで丁寧に手作りされています。「春はここから、びっくりするくらい綺麗な梅の花が咲くのが見られるんです」とスタッフ。四季折々の眺めも、このカフェの魅力。

リノベのヒントを探しに、訪れてみて欲しいカフェです。

■Shop Info■

ONIWA(オニワ)
千葉県流山市東深井534-2
telephone* 080・9705・0020
open 月~金11:00 ~18:00(ランチL.O.15:00/カフェL.O.17:00/テイクアウト~18:00) 土定休

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インテリアに浸るカフェ。イタリアの田舎暮らしがお手本に

12月16日発売『relife+(リライフプラス)vol.35』の特集「インテリアのヒントが見つかるカフェへ行こう!」から、編集部が見つけた素敵なカフェをご紹介します。中目黒にある「la vie a la campagne(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)」は、一戸建てをリノベーションしたカフェ。アンティークの床材を敷いた2階がカフェフロアとなっています。モルタル塗りのカウンターの奥に見える個性的な棚はイタリア出身のオーナー、シルバさんが設計してDIYしたものだそう。

アンティークもDIYも。イタリア出身のオーナーが手掛ける空間

かつては和室が4部屋ありましたが、リノベをするにあたり1つの空間にしたそうです。丸窓は、フランスの教会で使われていたもの。右奥に見える黒い鉄製の窓枠は、オーナーのシルバさんが自らデッサンを描き発注しました。

店内のディスプレイも魅力的。上から2段目に並べられたテラコッタのカップは、ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュのオリジナル商品。店内には、ヨーロッパのアンティークの家具が置かれていますが、この店に合わせサイズ調整をしたり、塗装にひと手間加えていたりと工夫が施されているものもあります。

階段上のスイッチはフランス製アンティーク。日中、店内は自然光が基本。シルバさんがかつて過ごした、シンプルなイタリアの田舎暮らしをお手本にしているそうです。

おすすめはモーニングは1430円(税込み)。季節の野菜を使ったサラダとスープ。店舗手作りのパンはお代わりが可能です。

ライフスタイルショップのオリジナル商品も必見

1Fはライフスタイルショップになっています。カフェで出されているパンの他、お皿やジャム、洋服などが販売されています。

多くがオリジナル商品でこだわりの詰まった逸品ばかり。

スープを入れたり、カトラリーを入れたり。さまざまな使い方ができるテラコッタのカップも人気。

オーナーのシルバさんが手掛けるアパレルブランド「THE FACTORY」の洋服。洗練されたデザインで、芸能人の愛用者も多いそう。

階段は、人が踏む程に味の出るペンキ塗装に。

モーニングは9時から営業しています。漆喰の壁に囲まれたこのカフェで静かな朝を過ごしたら、気持ちも冴えそうですね。

緑に囲まれたエントランス。ナチュラルでシンプル、それでいて洗練されたこの空間にきっと心奪われるはずです。

■Shop Info■

la vie a la campagne(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
東京都目黒区上目黒2-24-12
telephone* 03・6412・7350
open 9:00 ~19:00

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目黒・インテリア通りの生花店が営むグリーンいっぱいのカフェ

12月16日発売『relife+(リライフプラス)vol.35』の特集「インテリアのヒントが見つかるカフェへ行こう!」から、編集部が見つけた素敵なカフェをご紹介します。

東京・目黒にある「東京ガーデン」は、「インテリア通り」とも呼ばれる目黒通り沿いで50年以上続く老舗の生花店。長年、いわゆる「町のお花屋さん」として営業していたそうですが、3代目の直井辰弥さんが店を継ぎカフェとしても営業するようになりました。

まるで植物園の中のような空間

ウッド×鉄のドアがかっこいいこのお店、グリーンショップ&カフェであるだけでなく、さらにもう一つ別の顔をもっています。それは、人気の家具ブランド「hiro furniture」のショールームでもあるということ。

こだわりのグリーンを、オーナーが惚れ込んだ家具とともに

「浜松をドライブしていた時に、たまたまhiroさんの家具を見つけて。オークの木目を生かしたシンプルなデザインと、その中にどこか懐かしさも感じさせる家具に一目惚れしたんです。その場ですぐに、hiroさんに目黒に来て欲しいと交渉しました」と語る直井さん。

その想いが叶い、「東京ガーデン」で「hiro furniture」の家具が展示・販売されることになりました。カフェ席の家具も、もちろん「hiro furniture」のもの。

カフェで使われている家具には全て値札が付いていて、購入することができます。

店内には、家具をしつらえたコーナーも

カフェ席とは別に、家具を設置した展示スペースもあります。まるで、リビング&ダイニングのようにセットされているので、家に置いた時のイメージも湧きやすいです。

この空間を造るにあたり、オーナーの直井さんも自ら什器を取り付けたりと奮闘したそう。ぬくもりのある空間で、家具を眺めつつほっと寛ぐことができます(※家具販売コーナーでの飲食は不可)。

インテリアにぴったりのグリーンが見つかる

店内には、高さ4メートル程もある植物や切り花がひしめき合っています。「形が綺麗に揃えられた植物より、規格外のものが好き」という直井さん。店頭に並ぶ個性豊かな植物は、ショップのオーナーをはじめさまざまな人が購入しに来るそう。

先代が生花店のために建てたビルなので、天井が高く、風通しの良さは抜群。

個性的な植木鉢なども充実しています。

ドライフラワーを使ったアクセサリーやインテリアグッズは、スタッフのハンドメイドによるオリジナル商品です。

カフェ利用もランチもできる

カフェではコーヒーなどのドリンクメニュー以外にも、ドリアやドライカレー等のフードメニューもあり、ランチもできます。

ランチメニューのドリアは1050円(税込)

ランチメニューのドリアは1050円(税込)

ケーキは隣接する洋菓子店のもの

ケーキは隣接する洋菓子店のもの

都心であることを忘れてしまいそうな、植物園のようなカフェ。グリーンのあるインテリアのヒントが見つかります。

■Shop Info■

東京ガーデン
東京都目黒区下目黒6-1-27アメニティハウス1F
telephone* 03・3710・1187
open 10:00 ~19:00
水定休

 

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昔ながらの商店街にある、アンティークなインテリアを楽しめるカフェ

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

12月16日発売『relife+(リライフプラス)vol.35』の特集「インテリアのヒントが見つかるカフェへ行こう!」から、編集部が見つけた素敵なカフェをご紹介します。

青果店や惣菜店が立ち並ぶ、昔ながらの商店街の一角に佇むイタリアンカフェ&レストラン「tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)」。フランス製が多いという店内の家具は、オーナーが一点ずつ買い付けたもの。左手の壁はフローリングの貼り方の一つである「ヘリンボーン」をヒントにしたそう。右側の壁は本物のレンガで仕上げています。

凝ったディテールのインテリアに注目

店内は、どの席もゆったりできるようになっています。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

店内奥には、ブルーグレーの壁の個室のようなスペースが。ストライプの壁紙を貼った棚には、アンティーク雑貨がディスプレイされていて、見ているだけで楽しくなります。デザインの異なるアンティークの椅子をコーディネートしているのもおしゃれ。

棚の柱は縦に溝がついていて、ストライプ柄の壁紙ともマッチしています。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

店内のディスプレイをおもに担当しているのは、スタッフのmimosaさん。おもてなし好きのmimosaさんのセンスで、カトラリーや食器類などの小物も、使いやすく上質な物が選ばれています。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

こだわりが詰まった上質なインテリアを

オーナーは、千葉エリアを中心にデザイナーズ賃貸物件を展開する「tw.rainbow(トワレインボウ)」。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

こちらの鉄製の棚は、店名にある「rainbow」から連想した月をモチーフに造作された一点もの。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

マントルピースの上をくゆる炎は、実は水蒸気。「カセット500」という電気暖炉が設置されています。マントルピースのアイアン装飾は、ドアと同じく特注したもの。下はグラスなどの収納になっています。

終日カフェ利用OK。ペット同伴可なのも嬉しい

ランチ、ディナーはもちろん終日カフェ利用可というのも嬉しいところ。力を入れているというドルチェは、アンティークの銀トレーに作家ものの器で出されるので、贅沢な気分になれます。こちらのガトーショコラは、上質なバニラビーンズが使用されていてとてもいい香り。カフェオレとドルチェセットで957円(税込み)。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

「ディナータイムは、オイルランプを灯しています。キャンドルより明るい上、扱いもラクなのでオススメです。」とmimosaさん。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

器は作家ものが多いそう。こちらの器は1枚ずつデザインが異なっていて、どのお皿が出てくるか楽しみになりそうです。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

ドライフラワーは、店名の「rainbow」をイメージしてmimosaさんがコーディネート。ちなみに、店名に「rainbow」を入れたのはオーナーの愛犬が亡くなった際、綺麗な虹がかかっていたからなのだとか。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

愛犬家のオーナーの店とあって、テラス席はペット同伴可。随所にオーナーやスタッフの方の心遣いが感じられ、アンティーク好きの方のご自宅を訪れたような気持ちになれるカフェです。

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)

■Shop Info■

tw.rainbow plus(トワレインボウプラス)
東京都江東区大島6-27-5
telephone* 03・5875・5100
open11:30 ~ 23:00(LO 22:30)
水定休、木は月2回不定休
https://cafe.tw-rainbow.co.jp/

 

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100均でも買えるキャニスター。収納&インテリアにとことん使い倒そう

フタ付きの保存容器“キャニスター”。調味料を保存するのに使う人も多く、100均でも買える手軽さも人気です。

「収納はもちろん、インテリアとして使ってもおしゃれ。アイデアしだいでいろいろ活用できますよ」。その選び方から活用法まで、インテリアライターとして活躍する遠藤舞衣さんに教えてもらいました。

 

お気に入りのデザインやサイズを直感で選んで

ひと口に“キャニスター”といっても、そのサイズや形はそれぞれ。わが家にもいくつものキャニスターがありますが、大きいものは直径25cmくらいのものから、小さなものは手のひらサイズのものまでさまざまです。

同じアイテムを入れても、大きなキャニスターに入れるのと、小さなキャニスターに入れるのとでは、印象も違ってきますし、キャニスターのデザインによっても、見え方が変わります。

100均をはじめ、いろんなお店で手に入るキャニスターですが、いざ買おうとすると、デザインやサイズで悩んでしまう人も多いのでは? キャニスター選びで大切なのは、「これ、いいな」という直感です。

キャニスターはサイズやデザインがバラバラでも、並べて置くと不思議と統一感が出るもの。コーディネートしやすいので、インテリア初心者でも楽しめるアイテムです。

キャニスターを選ぶ際は、あまり細かいことは考えず、値段が手頃で気に入ったものがあったら、買ってみましょう。

キャニスターは100均でも入手可能

わが家のキャニスターは、ほとんどが100均で購入したものです。100円でもデザイン性は高く、また、パッキンもしっかりしていて使いやすさも問題ありません。ショップごとにデザインやサイズの違うものが手に入るので、いろいろ買い集めて雰囲気の違いを楽しんでいます。

キャニスターをキッチンで使いまわすアイデア

家じゅうのあちこちで活躍するキャニスター。まずはキッチンでの使い方のアイデアを紹介します。

キャニスター×調味料・お茶類

調味料やお茶類を使いやすく、おしゃれに収納するのにキャニスターは最適。透明なキャニスターは、残量もチェックしやすいため、調味料容器としても使い勝手抜群です。

お茶やコーヒー・ココアなどを入れてキッチンカウンターに置けば、カフェ風インテリアに。中身が茶色系ばかりになってしまいがちなので、緑茶やティーバッグを紙袋ごと入れるなど、色のバリエーションを増やすのもコツ。

砂糖・塩などよく使うものは、フタがとりやすく、見た目にも華やかなデザインのキャニスターを選んで。人目につきやすくとりやすい場所に置いても、生活感が出にくくなります。

キャニスターをインテリアに使うアイデア

キャニスター×ポプリ

ポプリを入れて飾っておけば、見た目も香りも楽しいインテリアになります。ただし、パッキンのついた密閉ブタタイプですと、香りはほとんど楽しめません。香りも楽しみたいのなら、フタを開けておきましょう。

キャニスター×花瓶

フェイクドライフラワーの花瓶として使用するのもよし。コットンボールを添えて、ナチュラルテイストのコーナーに。

キャニスター×ビス

キャニスターは細かいものを入れるのにも最適。DIYをする人にもオススメです。

キャニスター×ビスはヴィンテージ風デザインでよく見かけるアイデア。ちょっぴり無骨で、クールなインテリアに。

キャニスター×LEDキャンドル


キャニスターにLEDキャンドルを入れて、簡易ランプとして使うのもオススメ。写真はIKEAのもの。ガラス越しにあかりが柔らかく灯り、寝室などに置いてもおしゃれです。

キャニスター×ガラス製品


さわやかな青のカラーが涼しげなキャニスターだったので、ビー玉を入れてみました。おはじきでもいいかもしれません。ガラス×ガラスは光の反射も多くなり、全体的にキラキラした印象になりとてもきれいです。

キャニスター×麻ひも


キャニスター自体に装飾をプラスしても楽しめます。キャニスターに麻ひもを巻くと、カントリーな印象が加わり、かわいらしい雰囲気になりました。

さらにタグをプラスすることで、カフェでよく見るキャニスターに。タグにはあえて読めるような読めないような英字を書いて遊び心を加えてみました。

キャニスターの楽しみ方は無限大。今回、ご紹介した以外にも、色をプラスしたり、シールを貼ったりするのもおしゃれです。キャニスターを活用して、インテリアを彩り豊かに楽しみましょう。

Source: 日刊住まい

無色の椅子「ルイゴースト」から、色について考えた

「あなたの好きな色は?」と聞かれて、どんな色を思い浮かべますか?
ある人は赤、ある人は青。色の好みはさまざまです。もちろん、「黒」や「白」と答えても、驚かれるようなことはありません。

では、「無色」はどうでしょうか?

イタリアの家具ブランド「カルテル」には「ルイゴースト」という無色の椅子があります。インテリアコーディネーターの深澤将さんに、この「無色」の椅子について教えてもらいます。

古代ギリシャに始まった色の分類

ルイゴースト

こちらが無色の椅子「ルイゴースト」。「色の無い状態=無色」ですが、これは色と呼べるのでしょうか?

「色とは何か?」「光は何色でできているのか?」「色を系統立てて分類できるか?」

これらの疑問には、古代ギリシャの時代から大勢の科学者や思想家が挑んできました。そして「色を扱う際に参考にすると便利な分類」はいくつかあるものの、「唯一の絶対的に正しい答え」は、現在でもまだ出ているとは言いがたいのです。

遺跡

frenta / PIXTA(ピクスタ)

色彩理論の始まりは、古代ギリシャのアリストテレスに遡ります。

「万学の祖」と呼ばれたアリストテレスは、現代でいう物理学や生物学などの礎を築いた哲学者として知られています。彼は色彩について「光と闇の間で生起し、白と黒の間にさまざまな色がある」という考えを述べました。

この色彩理論は長く受け継がれ、レオナルド・ダ・ヴィンチも著作『絵画論』の中で、色彩を「白・黄・緑・青・赤・黒」という6つの序列に分ける理論を展開しています。

しかし、彼の説明はこう続きます。「学者たちの中には、白も黒も色として数えない者もいる。」

色彩理論を飛躍させたニュートン

プリズム

Maksim Kostenko / PIXTA(ピクスタ)

万有引力の法則で有名なアイザック・ニュートンは、プリズムを用いて光を分析したことでも知られています。可視光線に含まれる色合いを分析して、波長の短い紫から、波長の長い赤までの「スペクトル」と呼ばれるグラデーションになっていることを発見しました。

私たちが日常的に使っている「紫外線」「赤外線」という言葉も、それぞれ「紫(赤)よりも波長が短い(長い)ため、目に見えない光」という概念を表しており、この元となる理論を発表したのがニュートンでした。

意外と身近な光のスペクトルですが、かつて「色」として数えられていた白や黒は、一体どこに行ってしまったのでしょう?

ゲーテの活躍で「白・黒」が復活!

ゲーテ像

旅人 / PIXTA(ピクスタ)

ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテといえば、『ファウスト』『若きウェルテルの悩み』といった戯曲や文学作品で知られていますが、実は色彩理論の世界でも功績を残しています。

彼はニュートンの実験に疑問を持ち、「人間の感覚が知覚できているのに、光のスペクトルに含まれていない色がある」という主張を武器にオリジナルの色彩理論を発表しました。

インテリアや建築に限らず、色を扱うプロなら必ず目にしたことがある「マンセル色相環」や「オストワルト表色系」と呼ばれる色の分類があります。これは、ゲーテが『色彩論』の中で発表した色相環を発展させた概念であり、現在でも信頼されている理論のひとつです。

一体、何が正しい色彩理論なのか?

ルイゴースト

さて、冒頭の「無色という色はあるか?」という疑問。「色が無い」とは、どのような状況なのでしょう。そもそも、人間は「無」を認識することなど、できるのでしょうか?

「無色の椅子」といえば真っ先に思い浮かべる人が多いであろう椅子が、このルイゴーストです。

16世紀末から17世紀初頭のヨーロッパでは、バロック様式と呼ばれるスタイルが隆盛を極めます。バロック様式を端的に表現するならば、「華美で重厚で権威的」。デザインには楕円や幾何学が用いられ、見る者を威圧するような迫力が特徴です。

さすがにそのままでは現代のモダン建築にはなかなか合わせにくいのですが、このバロック様式のデザインを上手にアップデートしたのがフランス人デザイナー、フィリップ・スタルクでした。イタリアの家具ブランド、カルテルで生産しており、日本でも購入することができます。

ちなみに商品名の「ルイ」とは、フランス国王ルイ15世のこと。「太陽王」と呼ばれた父・ルイ14世のあとを継ぎ、フランス王国を統治した人物です。
しかし、彼の時代には財政難などにより王政の勢いに陰りが見えはじめます。あとを継いだ孫のルイ16世の時代には、王政に対する民衆の反発は決定的なものとなりました。

かの有名なマリー・アントワネットの時代です。王政は革命によって倒され、近代の始まりを告げる鐘が鳴り響くことになったのです。

日本的に言えば「盛者必衰、諸行無常の響あり」といったところでしょう。

いまは「色彩としての地位がない無色」ですが、いつか知的な革命によって色彩の王座に君臨する日が来るかもしれません。

 

【参考】
※ 『黒の服飾史』

Source: 日刊住まい