「中古物件は何となく不安」はもう古い!適合リノベーション住宅とは?

リノベーション住宅の施工実績2万戸という実力派カンパニー・インテリックスの滝川智康さんの著者『「中古マンション×最小寸法」でかなえる 最高のリノベーション』を読んで、理想の住まいや暮らしをリノベーションで手に入れるためのポイントをご紹介しています。

最終回は「リノベーションはしたいけど、中古マンション購入はなんとなく不安」という根本的な問題を払拭する、リノベーションのアフター保証について。

“住まいは一生もの”という考え方はもう古いのかもしれませんが、せっかくあれこれ悩んでつくり上げた家には長く住まいたいもの。

そして、今は ”安心したいなら新築一択” という時代ではありません。

ということで今回は、安全な住まいを手に入れて、安心して長く住むために知っておくべきことについてお話します。

引渡し前の抜かりないチェックでさらに安心をプラス

壁

pu- / PIXTA(ピクスタ)

アフターサービス保証が充実していれば、もちろん安心感は大きいです。

でも、さらなる安心と安全を確保するために、滝川さんがこだわって大切にしているポイントがあるといいます。

それは、しっかり施工できているか、引渡し前に徹底的に検査をするということ。

インテリックスでは施工検査だけでも300項目以上のチェック項目があるそう。

ドアノブ

あんみつ姫 / PIXTA(ピクスタ)

配線や配管、そして住宅性能に関わる部分は目には見えないので専門家に任せるとして、引渡し前の立ち合い検査では自分の目でもしっかり工事がされているか確認をしましょう。

  1. クロスの継ぎ目は目立っていないか
  2. フローリングに浮きはないか
  3. 開け閉めしにくい扉はないか
  4. 希望した内容と違う箇所はないか

工事中にできた傷や汚れがないかチェックするのはもちろん必須。

さらに、上記のようなポイントをひとつひとつ確認して、気になる点があれば引渡し前にしっかり伝えて改善を。

これから長く住む家です。安心と納得をしっかり得たうえで、新生活をスタートさせましょう!

アフターサービス保証の内容は各社千差万別

マンション

スイマー / PIXTA(ピクスタ)

近年では、リノベーションをした住まいへのアフターサービス保証も一般的になってきました。

ただ、「メーカー保証とは別に工事保証」、「引き渡し後3年のアフターサービス保証」など、会社によって内容は様々。

アフターサービス保証があるかどうかだけでなく、それが自分のニーズに合ったものなのかを検討することも大切です。

リノベーション会社のなかには、インテリックスのように「最長10年」という長期保証をつけていたり、既存箇所も保証の対象としているなど、アフターサービス保証に力を入れている会社もあります。

このようなアフターサービス保証が一般化してきたことにより、中古マンションの購入やリノベーションは以前よりも安心して行えるようになりました。

安心な「適合リノベーション住宅」とは

給排水

SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)

中古住宅をリノベーションしたからといって、安心・安全かどうかなんて、素人にはとうてい判断がつきません。

そこで目安にしたい基準が、「適合リノベーション住宅」かどうか。

「適合リノベーション住宅」とは、「規格で定められた一連のフローに則ってリノベーションを施し、品質確保と情報開示、確かな保証に基づいた安心を提供できる住宅」のこと。

「適合リノベーション住宅」は重要インフラとされる専有部分の給水管やガス管、壁下地、浴室防水などの項目について検査や工事が行われ、住み始めた後に万が一不具合が出ても、アフターサービス保証がついています。

リノベーション前に「適合リノベーション住宅」の基準を満たすかどうかを、リノベーション会社に確認してみてはいかがでしょう。安心して住むことができます。

ちなみに、「適合リノベーション住宅」と認定されていないから安全じゃない、というわけではありません。

客観的な判断基準のひとつとして、知っておくといいでしょう。

「施工」「検査」「アフター」が揃って初めてリノベーション

キッチン

pearlinheart / PIXTA(ピクスタ)

さて、3回にわたってリノベーションを成功させるためのポイントや知っておきたい知識を『「中古マンション×最小寸法」でかなえる 最高のリノベーション』から抜粋してご紹介してきました。

本書では、「施工」「検査」「アフターサービス保証」がそろって、初めてリノベーションと呼べる、と述べられています。

憧れの間取りや素敵なインテリアを考えるのはもちろん楽しいし、リノベーションの醍醐味です。

でも、理想の住まいと暮らしの実現のためには、しっかりとした施工や検査、そして長期的に安心して住めるようなアフターサービス保証も大事な要素。

夢をかなえてくれる物件と出会い、限りあるスペースに「最小寸法」で理想の空間をつくり出し、愛する家族と長く楽しく安心して暮らす。

そんな “最高のリノベーション” を実現するために役立つ1冊です。

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Source: 日刊住まい

リノベは「最小寸法」で実現!限りある空間に理想をつめ込む方法

リノベーション住宅の施工実績2万戸という実力派カンパニー・「インテリックス」の滝川智康さんの著者『「中古マンション×最小寸法」でかなえる 最高のリノベーション』を読んで、リノベーションで理想の住まいや暮らしを手に入れるためのポイントをご紹介しています。

第2回目は、リノベーションの際、限られたスペースに理想を全部詰め込むために必要な「最小寸法」という考え方についてです。

靴箱の奥行は45㎝、その “ゆとり” って本当に必要?

マンション

ocsa / PIXTA(ピクスタ)

面積が広ければリノベーションの自由度は増しますが、もちろん物件価格もリノベーション費用も膨らみます。
ですので、限られた空間をフルに生かして、予算内で、無駄のない心地よい住まいをつくるのがリノベーションの醍醐味(かつ悩みのタネ)でしょう。

そこで、滝川さんが大切にしているキーワードは「最小寸法」

これは、人の動きやモノの配置に、最低限必要とされる寸法のことです。

使用上問題はないけれど、これ以上縮めてしまうと使いづらい、機能性を失わないギリギリのサイズ、ということ。

滝川さんが所属するインテリックスでは、2万戸以上のリノベーション住宅を手掛け、測って、測って、測ってきたことで、最小寸法を見出してきたそうです。

クローゼット

kenji / PIXTA(ピクスタ)

例えば、クローゼットの奥行は一般的には60㎝といわれています。

でも、実際に洋服をかけて調べてみると、53㎝で足りてしまうといいます。その差、7㎝。

クローゼット

また、靴箱は40~45㎝が主流ですが、35㎝のものもあります。玄関スペースに生まれるその差、10㎝。

ほかにも、トイレや廊下の幅、床下の配管・ダクトのスペースなどは、「最小寸法」が確保できていれば狭くても問題ない部分。

“普通はこれくらい”を目安にしすぎると、自分たちには過分なスペースをわざわざ設けてしまうことになるのでご注意を。

「最小寸法」が紡ぎだした数cmが「豊かなスペース」をつくる

リビング

Mills / PIXTA(ピクスタ)

1か所から紡ぎだされたのはたった数cmかもしれません。

ですが、家全体で「最小寸法」を使って数cmを積み重ねていけば、それが「豊かなスペース」を生み出すことになります。

「豊かなスペース」とは、広いリビングや玄関、高い天井など、なるべく広く大きくとりたいスペースのこと。

これらを広くとれると、豊かさを感じられて生活の質がアップしていきます。

ユニットバス

花火 / PIXTA(ピクスタ)

例えば、前述したクローゼットの例で紡ぎ出された7cmがあれば、ひと回り大きなユニットバスを入れることができるし、各部屋のクローゼットでその7cmを積み重ねれば開放的なLDKの実現にもつながります。

既存の間取りを見てあきらめていた “土間付き玄関” や “小上がりのある開放的なLDK” なども、「最小寸法」を活用することで叶うかもしれませんね。

予算も空間も有限。削るところと、スペースやお金を投入するところとをしっかり見極めることが大事です。

図面の上を歩いて “開かないドア” を見つける

ドア

GARAGE38 / PIXTA(ピクスタ)

開かないドア。これもよく聞く話です。

ドアはあるけれど、開けると別のドアとぶつかって全開できない、ここに家具を置きたいけど、そうするとこのドアが開けられない、というようなドアの開き勝手に関する失敗はよくあります。

「最小寸法」を活用した空間であれば、各所にギリギリな部分があるはずなので、さらに注意が必要なポイントなのです。

そんな失敗を防ぐために必要なのが、“図面の上を歩く” ということ。

玄関から入って、服を脱ぎながら電気を点け、廊下を歩き、リビングのドアを手前に引いて開ける、というように、日常生活の一連の動作をシュミレーションしながら図面上の家をひたすら歩くのです。

スイッチ

shimi / PIXTA(ピクスタ)

ドアのほかにも、押しにくい位置にあるスイッチ、家具に隠れてしまうコンセント、ベッドを置くと開かないクローゼットの扉など、細かな設計ミスは日常生活にストレスを与えます。

住み始めて気付いた時にはもう手遅れ、とならないよう、妄想力をフル稼働しながら図面の上で生活してみましょう。

 

間取りや広さは数字に縛られないで

マンション

kazukiatuko / PIXTA(ピクスタ)

限られたスペースと予算でどうやって理想の住まいと暮らしを実現させるかが、リノベーションのプランニングをするうえでの重要ポイント。

どの空間も広くてゆったりしていれば言うことなしですし、”開かないドア”問題もそうそう発生しませんが、そうもいかないのが現実。

同じ「60平米の2LDK」だったとしても、よくある新築マンションのそれと、「最小寸法」を活用してリノベーションしたそれとは、住み心地も充実感も大きく違ってくるはず。

ひたすら「最小寸法」を測ってきた滝川さんですが、本書では “3LDK” とか “6帖” といった部屋数や広さを表す数字に縛られないで、とも述べています。

きょうだい

土風 / PIXTA(ピクスタ)

「3LDKだから子どもがふたりいても安心」とか「主寝室はやっぱり6帖」とか、よくある記号のような数字で判断することは、現代の多様化したニーズには適していません。

家具を入れてシミュレーションをしたり、ライフステージに合わせた個室の利用方法を考えたりすることで、“我が家に最適な間取り” が生まれるのです。

妄想力、大事です。

さて、次回は「リノベーションはしたいけど、中古マンション購入はなんとなく不安」という根本的な問題を払拭する、リノベーションのアフター保証について。

リノベーションにもアフター保証があるって知っていましたか?

安心を得るために新築一択で検討していた人も、長期的な不安からリノベーションに二の足を踏んていた人も、必読です。

 

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Source: 日刊住まい