給湯器トラブルは冬に頻発しやすい!10年を目安にチェックを

ある日突然、温水が出なくなるトラブルが発生したら、とくに冬は困りますよね。どう対処すれば良いのでしょうか。

日刊Sumaiライターの内野チエさんもガス給湯器のトラブルで突然温水が出なくなり、大慌てした経験があるそうです。そんな内野さんが、給湯器のトラブルが冬に頻発しやすい理由と対処法について、給湯器のプロに取材してきました。

まさかの給湯器トラブルで予想外の出費に!

コントロールパネル

KAORU / PIXTA(ピクスタ)

我が家は築10年を超える一軒家。
ガス式の給湯器を使っていましたが、これまで故障などはまったくなく「ある日突然お湯が出なくなる」なんてトラブルは1ミリも想像していませんでした。

ところが、季節が秋から冬へと変わり、気温がぐっと下がった11月、突然、給湯器が故障してお湯が出なくなってしまったのでした。
その日のうちにガス会社に連絡。業者が機械の故障をチェックしてくれた結果、トラブルの原因は点火装置の劣化ということが判明。
部品の取り寄せには数日かかり、完全復旧までには約1週間かかるとのことでした。

幸い、本体丸ごとの交換ではなく、部品交換で済んだため、かかった費用は約4万円。もしも故障が部分的なものでなくメインの基盤だったら、本体の丸ごと交換が必要になり、10万円~30万円くらいかかったそうです。
とりあえず修理費用だけで済んでほっとひと安心しました。

なぜ給湯器の故障は冬に多いの?

シンク

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

「蛇口をひねれば水が出て、スイッチを入れればお湯が出る」そんな当たり前の住宅設備も、使っていればいつかは故障が起こります。
とくに給湯器関連は、代用がきかないので故障が起こればたちまち困ります。

給湯器のプロであるキンライサーの担当者に尋ねたところ、トラブルは「冬に多い」とのこと。その理由がこちら。
1.冬は水温が低いため、水道水の温度を上げるために給湯器に大きな負荷がかかる。
2.お風呂、キッチンなど、お湯を使う量が増え、使用頻度が高くなる。
3.給湯器の寿命は10年前後。給湯器自体に負荷のかかる冬のシーズンは、故障する確率が高くなる。

上記3つのパターンは、まさにわが家のケースにぴったり重なります。

グラフ

給湯器トラブルによる問い合わせ件数(株式会社キンライサー調べ)

「この冬、給湯器が壊れて~」という話をご近所やママ友としたとき、約10年で修理や取り換えを行ったという家庭がけっこうあることが分かりました。

10年を目安に給湯器の調子をチェックして、早めの予防対策をしておくのがオススメです!

緊急時に役立つ!給湯器のトラブル別対処法

給湯器

U-taka / PIXTA(ピクスタ)

給湯器トラブルには、本体の故障が原因の場合もありますが、自分でできる対処方で解決できる場合もあります。4つのパターン別に、ガス給湯器のトラブル対処方法をキンライサーの担当者に聞きました。

1.水が出ない

水道管の凍結が原因の可能性があります。凍ってしまった部分にタオルや布などをかけて、その上からゆっくりとぬるま湯をかけます。このとき、熱湯はNGです。急な温度変化は水道管を痛めるおそれがあるからです。
水が流れていれば、凍結はしません。凍結予防として、少量の水を流し続け、浴槽に水をためて再利用する方法もあります。

水道の凍結対策

2.水は出るがお湯にならない

給⽔元栓、ガス元栓を全開にしてみてください。また、コンセントから電源プラグを⼀度抜き、10秒後差し込んでみてください。

 

元栓

ツマミが管と並行になっている状態が開栓状態

コンセント

3.温度が安定しない

浴槽の場合は、循環アダプターのフィルターが確実に取り付けられているかを確認してみてください。金属のキャップを外して、ゴミなどが詰まっていないかなども確認しましょう。

フィルターを確認

4.点火しない

ガスメーターが動いているか確認してみましょう。ガスが遮断されているときは、ロックを解除すると点火することがあります。

また、給湯器本体の故障が原因ではないときは、点火装置の異常などが考えられます。給湯器のリモコン(操作パネル)に数字3ケタのエラーコードが表示されていないかチェックしてください。
「111」などが点火不良のエラーコードになります。

給湯器の取扱説明書や、メーカーのヘルプページにエラーコードを打ち込むと、対処法を調べることができます。修理で業者に相談するときも、このエラーコードを伝えると、迅速に対応してもらえます。

エラーコード

冬の給湯器トラブルには、できるだけ遭いたくないものです。

我が家の場合、修理が終わるまでの1週間は毎日近くの銭湯に通っていました。最初は銭湯通いを楽しむ余裕があったものの、だんだんと時間的、経済的な痛手がボディーブローのように大きく効いてきました。
修理が終わってようやく家でお風呂に入れるようになったときは、その尊さと奇跡をしみじみと噛みしめたものです。

給湯器トラブルを避けるためには、普段から給湯器の様子を気にかけて「なんだか調子が変だな」と感じたら早めに近くの業者に相談するのがオススメです! 使用年数が10年を過ぎる頃には、必ず点検してもらうようにしましょう!

Source: 日刊住まい