本日発売の「キングダム弁当」を買おうとしたら一筋縄ではいかず / 九州への嫉妬で泣いた

キングダムファンならば当然チェック済みだろうが、2020年7月3日より「キングダム弁当」が発売された。その名の通りアニメ「キングダム」とコラボしている商品で、辛子明太子の株式会社やまやコミュニケーションズと株式会社ウララキューブが出したものだ。

やまやといえば、福岡県の老舗。当然ながら味の方に抜かりはないはず! ……ってことで初日から買いに行ったのだが、一筋縄ではいかず。そして九州への嫉妬で泣きそうになってしまった。というのも……

・一筋縄ではいかず

キングダム弁当は「信(しん)」「エイ政(えいせい)」「羌カイ(きょうかい)」、そして「王騎(おうき)」の4種類が売られている。ただ、販売エリアが限定されており、全種類コンプはちと難しいかもしれない。ちなみに弁当は、信と政が東京駅・新横浜駅・羽田空港、羌カイは新大阪、王騎は博多駅・福岡空港に置いてあるといった具合だ。

んで、私は東京駅へとやってきたが、ここからが鄴攻めのようだった。新型コロナウイルスの影響で利用者数は目に見えて減っているも、東京駅は巨大ターミナル駅でまるで迷路。方向オンチの私は何がどこにあるのか、地図をひっくり返しながら探さないといけなかったのだ。

・新幹線のりばへ

販売場所はJBT SHOP TOKYO(JR高速バスのりば内)の売店、東海道・山陽新幹線の南のりかえ口を入ってすぐの「デリカステーション」、そして18・19番線の7号車付近にある同店(7月3日現在)。最初は自力で探していたが、同じところをファルファルして迷子になりかけたため、インフォメーションに逃げ込んで自分の位置から近い新幹線のりばへ向かった。

新幹線に乗る予定がなくても、140円を払って入場券を買えば2時間限定で中へ入ることができる。ここまできたらキングダム弁当までもうすぐだ!

・発見!

東海道・山陽新幹線の南のりかえ口から入ると、情報通りにデリカステーションがあった。んでもって、弁当コーナーへ行くと……

キングダム弁当を発見! 「やまや飛信の膳(やまや辛子明太子&ピリッ辛焼肉)」と「やまや中華統一の膳(明太高菜炒飯&明太油淋鶏)」はどちらも税込1480円。私は迷いに迷って主人公の信をチョイスした。

・実食

それでは食べていくとしよう。パッケージにはこのために描き起こしたイラストを使用した限定デザインが描かれており、見ているだけでテンションが上がる。弁当箱は大きめで王騎の矛のようにズシリ……

とまではいかないけど、値段がちょい高ということもあって豪華なラインナップとなっている。白飯の上には辛子明太子がまるごと1つ、それに加えて牛焼肉明太風味、蒸し鶏油淋鶏ソースがけ、鶏唐揚明太子風味、ごま団子、春雨サラダ……などなどボリュームの方もガッチリ!

ところどころ明太子風味になっているため、ピリッとしていてアクセントあり。とはいえ、ヒジョーに食べやすく誰にでも受け入れられる安定した弁当と言っていいだろう。

なお、購入特典として4種類のキャラクターのセリフをフィーチャーしたクリアブックマーク(しおり)がついている。お弁当1個につき1枚、4種類がランダムに入っているなかで私は買った弁当と同じ信だった。

・九州が頭1つ抜けて豪華

苦労して手に入れただけに喜びもひとしお。クリアブックマークまで手に入って大満足……だったのだが、どうしても九州への嫉妬は拭えなかった。そう、福岡で売られている弁当だけが……

王騎の顔になっていて、インパクト大なのだ。どの弁当も試行錯誤した末の出来と思われるが、王騎弁当は頭1つ抜けて豪華。原先生の出身地が佐賀、そしてやまやのお膝元ということでより力が入ったのだろうか。王騎弁当が簡単に手に入らないのは泣くしかない。

といっても、キングダムに触れて食事ができるのはファンにとって幸せ。クリアブックマークをコンプするもよし。前述の販売場所へ寄る機会があれば食べてみてはいかがだろう。

参照元:株式会社やまやコミュニケーションズ株式会社ウララキューブ
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
(c)原泰久 / 集英社・キングダム製作委員会


Source: ロケットニュース24

【ベルばら】中年男性(37)が生まれて初めて少女漫画を読んだらドハマりした話 / あるいは『キングダム』マニアの視点で考察する『ベルサイユのばら』

少女漫画の一体どこが面白いのか? 付き合ったとか、別れたとか、イケメン転校生と席が隣とか、教科書見せたら手紙渡されたとか、両親が海外に行っているから実は家で2人きりだと判明とか、友達以上恋人未満とか、F4とか、大っきらいとか、やっぱり大好きとか……どうでもええねん! 

──と思ってる男性、世の中に一定数いるはずだ。かくいう私がまさにそうで、37年もの間少女漫画を敬遠して生きてきた。ところが先日、ふとしたきっかけで『ベルばら』こと『ベルサイユのばら』を読むことになり……って話を紹介したい。

・『キングダム』マニアの目線

最初に言っておきたいのだが、私は漫画『キングダム』の熱烈なファン。その目線で『ベルばら』の素晴らしさを紹介しているため、キングダムのことをよく知らない人はなに言ってるかサッパリ分からない可能性がある。あらかじめご了承いただきたい。

ちなみに、私がどれくらい『キングダム』を好きかというと、木曜日発売のヤングジャンプを待ちきれず、水曜の夜にコンビニに行き、店員さんが棚に陳列し始めるタイミングで購入するレベル。近所のコンビニの “ヤンジャン陳列タイミング” は完璧に把握している。

もう1つ言うならば、「キングダムのような歴史系の漫画は他にないか?」と検索しまくり、見つけたら片っ端から読みまくり……。やがて読むものが無くなったので、少女漫画に手を出すレベルだ。

・Kindle版の1巻を購入

つまり、私が『ベルばら』を知ったのは歴史ものを探していたら引っかかったから。それだけの理由で、ひとまず購入はしたものの……正直に言って私の中の期待値は激低だった。なにせ少女漫画だし。

大変失礼な話なのだが、「つまらない可能性大だから、買うのは1巻だけにしとこう」という気持ちでKindle版をダウンロードした。

そして、読み始めたところ……

オスクウァァァァアアアアアル!

アンドゥゥゥレレレレレェェェェ!!

マリーアントゥゥワヌェエエットゥゥゥゥ!!!!

──気がつけば、全巻制覇していた

さらに、同作の作者・池田理代子先生の他の作品も読みたくなり、ダウンロードしまくったところ……

Kindleパンクすますた。

・なぜ面白いのか?

こうして、「少女漫画はつまらない」という自分の考えが完全に間違っていたことを痛感したわけだが、同時に、私はこう思った。「ベルばらはキングダムのようだ」と。

なぜか? それはなにも、両漫画ともに歴史的事実をベースにアレンジを加えた作品というだけではない。ジャンル的に似ているとかそういう話ではなく、また、類似しているとかパクリとかそういう恐れ多い話ではない。

ただ、『キングダムマニア』の視点で『ベルばら』を読んでいくと、なんでも『キングダム』に当てはめて考えてしまうということだ。たとえば、冒頭部分は……

・『ベルばら』に漂(ひょう)がいる

『キングダム』の読者ならご存知の通り、序盤で登場する漂(ひょう)は非常に重要な存在である。漂がいるからこそ、主人公の信(しん)が天下の大将軍を目指す理由がはっきりするからだ。なんなら、読者が信や飛信隊を応援しちゃう理由の多くは、漂がもたらしたものと言えるかもしれない。

そんな “漂的” 存在、『ベルばら』にも登場するように思う。マリー・アントワネットのお母さん、マリア・テレジアだ。同作の序盤では、マリア・テレジアがマリー・アントワネットを心配するシーンが描かれており、だからこそ多くの読者が物語に引き込まれるのではないだろうか。

というのも、あの序盤のシーンで、読者は「マリー・アントワネットは母親に愛された1人の人間」という印象をいやが応でも抱いてしまう。だからこそ、読んでいる方はマリー・アントワネットを見捨てられない。政治能力的には問題がある人物と思っても、応援しちゃう。

そんな応援を無視するかのように、マリー・アントワネットは無茶苦茶する。考えられないようなことを、やりまくる。「もっと空気読めや!」と思いつつも、読んでいる方はハラハラ……。え、どうなっちゃうの? 気になるんですけど!? マリー・アントワネットが死ぬのは嫌なんですけど……!!

──って気持ちに読者がなっちゃう要因の多くは、マリア・テレジアが生み出している……という気がするのだが、どうだろう。

もちろん異論はあるだろうが、私はマリア・テレジアが出てきたとき、「こりゃあ漂だな」と思わずにはいられなかった。ほかにも、オスカルは羌瘣(きょうかい)。黒い騎士は当然ながら王翦(おうせん)。苦労をしていて、頭の切れるロベス・ピエール李牧(りぼく)。

オスカルの演説は、蕞(さい)での政(せい)のようだし、ヴァレンヌ事件は、紫夏(しか)と政のエピソード……。このように、全部キングダム当てはめて考えてしまったのは、マリア・テレジアが、キングダムファンの私にとってはあまりにも漂だったからだ。

──と、キングダムを知らない人にとってはさっぱり意味が分からないこと(もしかしたら同作を知っていても意味が分からないこと)を長々と語ってきたが、とにかく本記事で私が言いたいのは……

「ベルばらはマジで面白いぞ〜! 歴史ものが好きな人はハマる可能性だぞ〜! 特に男子〜! 少女漫画だからって敬遠すんなよ〜! 食わず嫌いはもったいないぞ〜!」

ってことだ。今まで自分が少女漫画を敬遠していた反省を込めて、これを締めの言葉とさせていただきたい。記事は以上! ……よし、これから『ママレード・ボーイ』読むぞ〜!

参考リンク:Amazon「ベルサイユのばら(1)」、「キングダム(1)
Report:和才雄一郎
イラスト:稲葉翔子
Photo:RocketNews24. / Wikimedia Commons.[1][2]


Source: ロケットニュース24