現実を忘れるための場所。週末を過ごすスペインのセカンドハウス

現実を忘れるための場所。これが、今回紹介するセカンドハウスのテーマとなりました。地中海に面したリゾート地・アリカンテのマンションにあるお宅は、無駄なものがなく洗練された空間。その持ち主は、マドリードの獣医師・ラファさんです。

ベランダからのぞめるのは地中海

ベランダ

スペインでは別荘地として海のそばが人気なのは、夏はもちろん、冬も地中海の影響で比較的暖かいため。また、海風に当たると風邪をひきにくくなると信じられていることなどがその理由です。
地中海をのぞむリゾート地の物件では、海に面する側が最も高額になります。

ラファさんのマンションは目の前がビーチという好立地。
スペインにはプライベートビーチという考えはなく、ビーチは常に公のもので建築もできません。ですからラファさんのマンションも海側に建物ができるということはなく、ベランダからはいつでも海が見渡せます。

ベランダからの眺め

部屋の中にとくに贅沢なものは置いてありませんが、セカンドハウスのためいつも住んでいるわけではなくても、フェイクではない観葉植物を置いていることは贅沢といえるかもしれません。

水やりは、週に1回セットする自動給水器におまかせ。毎週滞在するため問題はありませんが、行けない時期は管理の人にお願いするそうです。

マンションからの眺め

マンションは西向き。日本では敬遠されがちな方角ですが、夕陽が見られるというメリットがあります。

ベランダと窓に囲まれた光あふれるリビング

リビングとベランダ

ベランダから見たリビングと、リビングから見たベランダです。

リビング

リビングのソファと壁は、白に近いベージュで統一。

窓に囲まれているリビングには、どの角度からも光がたっぷりと降り注ぎます。

リビング

照明器具にも注目してください。間接照明で、夜もとても素敵な光に包まれることが想像できます。あえてまったく違うデザインの照明器具を組み合わせるというセンスも素敵です。

リビング

屋内型ベランダに面したベッドルーム

寝室のベッドサイド右側の壁は小さく見えますが、朝日が出ても顔に直接光が当たることはありません。

サボテンが置かれた窓の向こう側は、屋内型のベランダです。屋内型のベランダと呼びましたが、実は子どものベッドを置いても大丈夫な空間なのです。ラファさんはパートナーと2人で使うのでベッドは置かず、屋内型のベランダとして利用しています。

全体の面積は決して広くありませんが、まるでキャンバスの上に絵を描くように、好きなものをあちらこちらに散りばめた空間が印象的です。
現実を思い出すようなもの、例えば請求書や仕事のスケジュール表は一切なしです。

屋内型ベランダのおかげで、寝室への日射しが柔らかくなり快適です。

小さ目でも快適な水回り

水回り

セカンドハウス用のキッチンは小さめです。「頑張って料理は作らない」「作るときは2人で楽しんで作る」がルール。写真はキッチンを2方向から撮影したものです。右側の写真奥は、洗濯物を干す専用の部屋です。

室内干しの場合、リビングなどに干すことはタブーとなっています。そのためスペインの家にはだいたいキッチン奥にこのようなスペースがあり、洗濯機や乾燥機、掃除用具をしまう物置なども置いてあります。

水回り

そしてバスルーム。バスルームにもちゃんと窓があるところが、このマンションの素敵なところです。

プール

プール

共有のリラックススペースにはバスルームだけでなく、プールも。ロマンチックな夜に、星を眺めながら利用可能です。

エントランス

マンションの入り口

週末に現実を忘れるために、そして老後はゆっくり暮らすために、気持ちの良い空間を海のそばに持つことは人生の素敵なエッセンスだと感じました。

Source: 日刊住まい