「映え」から「魔法」へ!? 可愛さと恐怖のカオス「魔法パフェ」食べてみた / 渋谷『ティフォニウム・カフェ』

もしも魔法が使えたら、と思ったことはあるだろうか。本やマンガなどに登場するような、魔法が当たり前のものとして日常へ溶け込んでいる世界に憧れたことがある、という人も多いかもしれない。そんな人々に朗報だ。

なんと渋谷に、魔法がかけられたパフェを食べられるお店があるという。渋谷は流行の発信地とも言われているが、魔法の発信地でもあったのか? 魔法の世界に入り込もうと、さっそく食べてきたよ!

・「可愛い」と「恐怖」の板挟み

魔法の発信地かもしれない『ティフォニウム・カフェ』は、渋谷PARCOの地下1階・カオスキッチンフロアにある。

気になる「魔法パフェ」は全5種類。どれも可愛らしく、注文するパフェをなかなか決められない。もしやもう、魔法にかかっているのか? 1番人気を店員さんに尋ねてみるとカシスとチョコレートの魔法パフェ「コリドール(1600円・税抜)」だというので、そちらを注文してみた。

サーカスでも始まりそうな店内で「どんな魔法にかかったパフェがやってくるのか」とワクワクしながら待っていると、1枚のコースターとタブレット端末が運ばれてきた。

「こちらのコースターにタブレットをかざして、魔法をご覧くださいね!」

店員さんに促されるまま、何の変哲もないコースターにタブレットをかざしてみると……コースターから謎の光るカードが出てきた〜! 魔法界への招待状だろうか。中二心をくすぐられつつ眺めているとカードが開き、謎の劇場が登場した。残念ながら、招待状ではなかったようだ。

少々ガッカリしながらタブレット越しに魔法の世界を覗いていると、4匹の可愛らしいキャラクターたちがワラワラとやって来た。このキャラクターたちが可愛い魔法の世界を見せてくれるのかな? と期待して待っていると、まさかの観客。一体この劇場で何が始まるんだ?

劇場の幕が開き、スクリーンで上映が始まったので、キャラクターたちとともに動画を眺める。うん……? 「恐ろしい」だとか「廃墟」だとか、しまいには「あなたは果たして生還することができるだろうか」とか出てきたぞ。不穏すぎないか。

しかも薄暗い洋館をめぐる映像が続いた後、なんかめっちゃ怖い人出てきた!! なんだこれは、魔法の世界というよりホラーの世界じゃないのか。

一度ホラーかと思ってしまうと、先ほどまで可愛いと思っていたキャラクターたちまで怖く思えてきた。改めてよく見てみると、1匹ずっとうなだれた状態で浮いてるぅぅう! もしかしてこの子、もうこの世には……?

魔法の世界に隠された秘密を暴いてしまいそうになった(?)瞬間、現実世界で店員さんが「今度はタブレットをパフェにかざして、パフェにかかった魔法をご覧ください!」と明るく言いながら「魔法パフェ・コリドール」を運んできてくれた。見た目がめちゃくちゃ可愛い〜! 「映え」にあまり興味のない筆者ですら本能で「映え」を感じることが出来る。1番人気も納得だ。

「魔法パフェ・コリドール」のてっぺんに乗っているのは甘酸っぱい鮮やかな紅色のシャーベット。そんなシャーベットの味も見た目も、ほろ苦いチョコクッキーやコクのある甘いチョコアイスが引き立てている。しかも、グラスの中もお酒の効いたチェリーや濃厚なクリームなどが何層にも重なっていて、見た目は可愛く味は複雑。見ても食べても飽きがこない。

こんな素敵なパフェには先ほどの恐ろしげなものとは違った、さぞ素敵な魔法がかかっているんだろう。そう期待しながらタブレットをかざしてみると……

やっぱり怖い!! 先ほどの映像に負けないくらいの不穏な雰囲気。コウモリが飛んでいるせいか、だんだんとパフェの紅色が恐ろしいものに思えてくるような。しかも……

たまに出てくる赤ちゃんが超絶怖い! パフェも赤ちゃんも可愛いはずなのに、なぜこうも恐怖をあおるのか……もしかしたらこれこそが、「魔法」なのかもしれない。怖い……

なぜ素敵なパフェにかかっている「魔法」がこんなに怖いのか。気になって店員さんに聞いてみると、実はこの「魔法パフェ・コリドール」はVR(仮想現実)テーマパーク『ティフォニウム』のホラーアトラクション「コリドール」をモチーフにしたパフェだったのだ。元ネタがまさかのガチホラー。

ちなみに「魔法パフェ」の「魔法」はAR(拡張現実)。「ポケモンGO」のように現実の風景にバーチャルなものを重ねて表示することで、目の前の現実世界にバーチャルなものが存在しているように見える「魔法」のような技術だ。ちなみに、「魔法パフェ」のARは360度楽しめる仕様。観劇中のキャラクターたちの前にも回り込めるよ。

しかし回り込んでもやっぱり、うなだれて浮かんでいる子が気になる。うなだれた体勢のまま浮かんでいるの、辛くないんだろうか。

・「魔法」の持ち帰りも出来る

『ティフォニウム・カフェ』では「魔法パフェ」の他にも「魔法」を楽しめるスイーツが提供されていた。お土産として販売されている「ティフォニウム・チョコレート(通常版1000円 / 特装版1500円・税抜)」だ。

スマホがあればアプリなどをダウンロードせずとも「魔法」を持ち帰れる上、表示されるメッセージとともに贈り物にすることも出来るようだ。ということで、さっそくQRコードから専用サイトにアクセスし、チョコレートを読み込んでみると……

可愛い「魔法」が出てきた! チョコの「魔法」は全く怖くないので一安心。

筆者が持ち帰ったのは期間限定「特装版」のチョコレートで、可愛いキャラクターとともに「Thank You」のメッセージが飛び出してきたよ。

それにしても、出てきたキャラクターに既視感がある。ジッと見てみると……「うなだれて浮かんでいた子」だ〜! 元気そうで良かった。

現代の技術を駆使した「魔法」を堪能したい人はぜひ、このカフェを訪れてみてほしい。可愛いだけでは終わらないカオスが、きっと貴方を待っているはずだ。

・今回訪問した店舗の情報

店名 Tyffonium Cafe(ティフォニウム・カフェ)
住所 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ B1F
営業時間 11:00~23:00(22:30 L.O.)
(※2020年3月3日〜15日は渋谷PARCOの短縮営業に伴い11:00〜22:00)

Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24