【徹底考察】長州力のTwitterがここまでバズる4つの理由

いま、我々は歴史を目撃しているのかもしれない──。何の話かというと、元プロレスラーで “革命戦士” と呼ばれた長州力(ちょうしゅう りき)のTwitterの話である。2019年12月に長州が開設したTwitterアカウントが、あまりにも、あまりにもスゴすぎるのだ。

松本人志さんや有吉弘行さんら数名を除き、Twitter開設以来ここまで怒涛のバズり方をしているアカウントはほとんどあるまい。なぜ長州力のTwitterはここまでバズるのか? 今回はその理由を徹底的にひも解いていきたい。

・驚異のバズり方

2020年1月7日11時現在、長州力アカウントは35回ツイートしている(うち2回はスタッフの告知)。そしてなんと平均リツイート数は約2400回、平均イイね数に至っては約9500回を叩き出しているから驚くしかない。

これがどれくらい凄まじい数字なのか? 日本有数のフォロワー数を誇る有吉弘行さんの直近33回のツイートと比べてみた結果、とんでもない事実が判明した。以下で両アカウントの1ツイートあたりの「リツイート数」と「イイね数」をご覧いただきたい。

有吉さんの平均リツイート数 : 約670回(長州約2400回
有吉さんの平均イイね数 : 約1万600回(長州約9500回

イイね数は有吉さんに及ばないものの、拡散を目的としたリツイートに関しては約3倍もの爆発力を誇っている。しかも有吉さんのフォロワー数約718万に対し、長州のそれは10万でしかない。どれほど長州のツイートがバズっているのか、数字は正直に物語っている。

本題に入ろう。ではなぜ長州のTwitterはここまでバズりまくっているのか? 長州のツイートを分析した結果、我々は4つの理由を導き出した。以下でツイートと共に解説する。

・理由1: 意味不明すぎて自分1人じゃ抱えきれない

「栗ちゃん、少しおくれるかもわかんない 先にいってうまくアゴまわしといてください すみませんね」

基本的に長州のツイートは「全てが意味不明」と断言していい。滑舌が悪いことで知られる長州だが、実際は滑舌よりも言葉そのものが不明朗であることは、熱心なプロレスファンならばお気付きのことだろう。これは同じく滑舌が悪いで有名な天龍源一郎の「言ってることは普通だが、声がしゃがれすぎててわからない」と似て非なる現象である。

例えば上記のツイートなら、まず「栗ちゃん」が誰なのかわからないし「アゴをまわす」の意味もわからない。さらに言えば、なぜTwitterで栗ちゃんに連絡しているのかが謎すぎる。ここまで意味がわからないと、人は誰かに謎を解いてもらいたくなるのだろう。この意味不明さが、爆発的なリツイート数の土台となっていることはほぼ間違いない。

・たまに知ってる名前が出てくる

「武田くん 敬司とかにハブを捕まえさせて泡盛の中にそれをぶん投げて10年漬けたものをファミリーマートで売ったら意外といけるんじゃないかな」

先ほどの「栗ちゃん」と同様、この「武田くん」は長州Twitterにおける謎の人物である。頻繁に名前が挙がることから長州とはかなり良好な関係と推察されるが、それについては置いておこう。ここでのポイントは謎すぎるだけでなく「我々の知る人物も登場する」ということである。

このツイートの「敬司」とはもちろん武藤敬司を指しているし、他にも「ライガー」や「蝶野」「源ちゃん」といった固有名詞も登場済み。さらにはタイガー服部も「正男」として登場しており、ビギナーからマニアまで幅広いプロレスファンをニヤリとさせてくれる。時として知った名前が登場する安心感と親近感も、長州Twitterの人気の秘訣であろう。

・短い文章で伝わりやすい

「たくさんのセーブどうも有難う ドンドンいきましょ~」

意味そのものはよくわからないことはさておき、長州のツイートはほとんどが短いセンテンスでまとめられている。理路整然とは程遠い “長州語” だからこそこれは重要で、別の見方をすると多くのユーザーは「一撃で仕留められている」といってもいいハズだ。

そもそもTwitterは文字制限の関係で「短文」で勝負することを求められるSNSだが、長州の “超短文” は見事にTwitterの特性とマッチしているのではなかろうか? 現役時代「ハイスパートレスリング」と称された長州のレスリングスタイルが、Twitterというリングでその真価を発揮している。

・言葉そのもののパワーが強い

「今年も一年早かったですね この勢いだと次に瞬きをしたら出口に立っているんじゃないか」

現役時代から長州は数々の名言を生み出している。長州級のセンスと発信力を持つのは古いプロレス史の中でもアントニオ猪木くらいのもので、言葉の才能は怪物レベルと言って差し支えない。

その証拠として、かつてプロレス誌はそれぞれ「長州番」を配置していた。実績やリングでの活躍だけではなく「長州ならネタになりそうな言葉を言ってくれそうだから」だ。その長州が、好きなときに好きなことを発信できるTwitterを始めたら……? ある意味、これくらいの注目を集めることはむしろ当然だったのかもしれない

・歴史の証人になれ

しつこいようだが、長州のTwitterはあまりにも面白く、そしてあまりにも凄まじい。かつてデビューからここまで注目を浴びたTwitterルーキーが何人いただろうか? 真面目な話、我々はリアルタイムで歴史を目撃しているのかもしれない。

というわけで、まだ産声を上げて間もない長州Twitterだが、気になる人はぜひチェックしてみてはいかがだろうか? リングでもTwitterでも、長州のいるところ……それが “ど真ん中” なのだ──。

参照元:Twitter @rikichannel1203
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24

「史上初のブラックホール画像」のジグソーパズルが地獄すぎて精神が崩壊しそうになった話

2019年4月、人類が史上初めて撮影に成功したブラックホールの画像が世界的に話題となった。そして6月21日、そんな歴史的画像がジグソーパズルとなって発売されたと聞いた私(西本)は、さっそく商品について調べ、同時にそのパズルの異常性に度肝を抜かれた。

黒いのである。ブラックホールの画像だから当たり前なのだが、絵柄と言えば光るリングの部分くらいで、ほぼ漆黒なのである。相当な難易度であることが予想されたが、「ブラホ(ブラックホールの略)のパズルなんて超イカすべ? ちょっくら遊んでみっか」と軽いノリで購入した。それが地獄の始まりだとも知らずに

・パズルとの対面

株式会社ビバリーが発売した「ブラックホール ジグソーパズル」。価格はAmazonだと1835円(2019年6月27日時点)となっている。なおフレームは別売であり、別途自分で用意する必要があるので注意だ。

入手したパズルのパッケージには、撮影されたブラックホールにまつわるさまざまな情報が記載されていた。

5500万光年の距離にあるこのブラックホールを撮るためには、巨大な望遠鏡が必要だったらしい。そこで世界各地の電波望遠鏡をつなぎ、地球サイズの仮想望遠鏡を構成したそうだ。難しくてよくわからないが、偉業であることは伝わってきた。

撮影画像にある「光るリング」が何かと言えば、「とても熱いガス」とのこと。この輪のおかげで、ブラックホールは名前の通り「黒い穴」として我々の目に映っている。

大勢の学者の方々の並々ならぬ努力と、宇宙のロマンが詰まっているのが目の前のパズルというわけだ。ワクワクするではないか。

興奮しつつパッケージを開けると、バラバラのピースが袋に詰まっていた。これからこの断片たちをつなぎ合わせ、ブラックホールを創造していくのだ。気分は超次元の存在である。

と、ここまでは極めて呑気(のんき)に構えていられたのだが……

メチャクチャ漆黒多いな……

袋からピースを取り出すや、ハイテンションに陰りが生じ始める。黒いピースが多いことはわかっていた。しかし実際にその多さを目の当たりにすると、なんだか急に不安になってきた。コイツらをつなぎ合わせるのは、お気楽なノリでは無理なのではないかと。

裏返しになっているピースは表向きに直し、ついでに「光るリングの部分」と「それ以外」でピースを仕分けしてみる。

いやメチャクチャ漆黒多いな。どう考えても多いな

文字通りの「黒山のピースだかり」に怖気づく。ピースの数は全部で150個。完成したパズルは26×38cmのものとなる。ピース数だけで言えば難易度は高くないが、それは絵柄満載の普通のパズルの話だ。ブラックホールはその限りではない。絶対に一筋縄ではいかないのでは……?

そもそもジグソーパズルをやるのもいつぶりだろう。子供の頃に遊んだのが最後かもしれない。ブランク明けがブラックホールって、シビアどころではないのでは?

いろいろ考えているうちに、背筋にじっとりと嫌な汗がにじんできた。しかし、おびえてばかりではいられない。気分をパズルモードに切り替えるために、あえて大量の黒い断片と一緒に記念写真を撮ることにした。

メッセージ性の強い現代アートみたいな写真が撮れてしまったが、とにかく頑張っていきたい。

・地獄始め

深呼吸をしたのち、パズルと向き合う。心の中で試合開始のゴングが鳴るとともに、まずはピースの中から、1辺または2辺が平らになっているもの、つまり外枠を構成するものを抽出する。

パズル経験には乏しいが、かろうじて「外側から攻めたら上手く行きそう」という嗅覚が働いたのでそれに従った。

その勢いで、良い感じに4隅にピースを置くことに成功。続いて、他のピースも1つずつ外枠にはめ込んでいく。先ほどは怖気づいてしまったものの、外枠くらいならスムーズに埋められるのではないか。そう思っていたのだが……

その認識は甘いにもほどがあった。スムーズなど夢のまた夢だった。

黒いピースの形状だけを頼りにパズルを解くのが、想像の何倍もキツい。絵柄があれば「このピースはこの辺だろう」とアタリをつけることができるが、圧倒的な黒の前ではそんな戦法も難しい。1つ1つの形を吟味する必要があり、それには多大な集中力を要した。

ほぼ単色のパズルはこんなに辛いのかと早くも思い知る。呑気だった自分を激しく呪った。

だが辛さがすさまじい分、ピースが吸い込まれるようにはまった時の快感はひとしおだった。そうして心のバランスを保ちつつ、つたないながらパズルを攻略していく。

そのうちに形状の種類や、目的のピースを探す際の要領みたいなものも徐々にわかってきて……

なんとか外枠を完成させることができた。この時点ですでに開始から1時間半が経過しており、時計を見た時に愕然となった。

そして残りの漆黒の多さにショックを受けた。こんなの群生するワカメではないか。

道のりの長さにクラクラする。ここまでは地獄の周辺区域を歩いていたにすぎず、ここから中枢に踏み入ることとなるのだった。

・地獄のど真ん中

外枠の攻略を終え、内側のピースをはめる作業に移ると、難易度は飛躍的に上昇した。

平らな辺がなくなったことで、よりいっそうピースの見当がつかなくなってくる。ピースを探す際の作業量が増え、求められる集中力もハードルが上がる。まさしく闇の中を手探りで進んでいくようだった。

今までの自分は補助輪付きだったのだ。ただでさえハードだったのに、まだ難しくなるというのか。

仮に良い感じにピースをはめられたとしても、わずかでもピース同士にズレがあったなら、それは不正解でしかない。そして1つでも不正解が紛れ込んでいると、パズルは完成しない

攻略は遅々として進まなかった。時間が経つにつれ、疲れも溜まってくる。

最初は頭を使っていたが、疲労のあまり、だんだん機械的に総当たりでピースをあてがう「思考停止戦法」に変わってきた。要領もクソもない。残っているピースをただただ順番に試していく。完全に運任せのしらみ潰しおみくじゲームである。

なかなか正解のピースを引き当てられないと、「このガチャ渋いな……」とスマホゲームの廃課金ユーザーのようなことを知らぬ間につぶやいていた。心が壊れてきている。

それでも正解が見つかればいい方だ。一通り試して正解が見つからなかった時の絶望感と言ったらない。どれかピースを見落としているのか、それとも正解のピースを力加減のせいで上手くはめられなかったのか、はたまたどこか別のピースを間違えているのか……。

1つのピースに数分かかることはザラで、さらにこうした「やり直し」が発生すると所要時間は余計に膨らむ。その修行めいた作業を、1つでもピースを間違えてはいけないプレッシャーの中で行うのだ。精神がゴリゴリに削れていく。

開始から3時間あまりが経過しても、ピースのない空白が大きく存在しているような状態だった。

やがて4時間以上が経ち、とうとう限界が近づいてきた。自分で招いた事態であるにもかかわらず、「なあ……俺なんか悪いことしたか……?」とうつろな目でうわ言を漏らしだす。

こんなことになるなんて思っていなかったんだ……こんなに忍耐力が要るだなんて……。

残りの漆黒たちが視界に入った拍子に、心の中でプツンと何かが切れる音がした。

うアアぁあああああ!! もう嫌だァアアあああああ!!

ヤだやだヤだぁあああああ!! ホンギャぁあああアアアア!!

このままではパズル死を迎えかねないと判断し、気分転換もかねて休憩を取ることにした。何か……何か別の遊びをしよう。そうだ、そうしよう。

セロテープでパズルのピースを目に留めて、「両目がブラックホールの断片になってしまった人」を演じてみたり……

パズルのピースを部屋にあった靴下の中に入れて……

「あっ、サンタさんからのクリスマスプレゼントだ!」

「中身は何かな~? ワクワク!」

 

「ブラックホールの断片だった……」

などと奇態な1人遊びに興じてみたりしたが、いっこうに心は晴れなかった。むなしい現実逃避が恥ずかしくなり、結局パズルから離れられていない自分にも気付く。どんなに辛く苦しくとも、心の奥底には「パズルを解き明かしたい」という気持ちがまだ残っているようだ。

・苦しみの果てに

やはりブラックホールパズルと向き合うしかない。このままでは終われない。

気力を振り絞り、再び攻略に取りかかる。思い出せ……ピースを上手くはめられた時の喜びを……! 辛さで忘れかけていたあの快感を……!

気合で頭をフル回転させ、目の前のパズルを解き進める。ピースの黒山も少なくなっていき、残りは「光るリング」の部分だけというところまで到達することができた。

そうだ……いいぞ、その調子だ。ブラックホールの撮影を成功に導いた学者の方々のことを思え……! 彼らの苦労はこんなものではなかったはずだ……! 

じわじわと浮かび上がる「光るリング」の姿が、道筋を照らしてくれるかのようだった。信じろ、この先に輝かしい未来があることを! 自分にはそれをつかむことができると!

行ける……!

あともうひと踏ん張りだ……!

ピースを持つ手が震える。心臓がけたたましく鼓動を鳴らす。

残り3ピース……!

やれるっ……ゴールはすぐそこだ……!

最後の1ピース……!

そして、ついに……

パズルが完成した!!!!!!

ぃやったぁああああああああああああ!!

やったやったやったぁああああ!! よっしゃおらぁあああああ!!

やってやったぞ!!!!! やったんだ俺は!!!!!! うわぁああああ!!!!!!

やったやったやったぁああああああああ~~~~!!!!!!!

やっ……

たぁあああああああああ~~~~~~!!!!!!!!

・パズルから得たもの

そんなこんなで、山あり谷ありのパズルチャレンジを命からがらクリアすることができた。開始から経過した時間はまさかの7時間超え。ブラックホールに1日の大半を吸われてしまった。壮絶な地獄を乗り越えた果てに完成させたパズルを、改めて眺めてみる。

美しい……。パズルをやる前と今とでは、まるで見え方が違う。これから先、別の機会にこのブラックホールの画像を目にした時も、きっと今までとは異なる感慨を抱くに違いない。「俺が作ったんだよな、あのブラックホール……」とか思わずにいられない。

完成した美しいパズルと一緒に記念写真をパシャリ。心なしか2、3歳老けているように見える。あとなぜか全身が筋肉痛になっている。死闘と言うほかない。

いやぁ、本当に大変だった……。しかし胸に湧き上がる達成感は、久しく味わっていなかったものだった。幾度となく挫折しそうになったが、諦めなくて本当によかった。

ブラックホールの撮影に携わった学者の方々の努力に比べれば、私のそれはちっぽけなものだ。なにせ彼らは、このパズルとは比較にならないほど膨大な宇宙の闇と戦ってきたのだ。それでも同じブラックホールという神秘を通じて、少しくらいは苦労や感動を共有できたのではないかと思う。

皆さんにもぜひこのパズルに挑戦してみてほしい……とはなかなかお勧めしづらいが、チャレンジ精神のある方は挑んでみてほしい。漆黒の穴の向こう側に、打ち勝つべきもう1人の自分が見えてくるはずだ。

参照元:Instagram @beverly_puzzleAmazon「ブラックホール ジグソーパズル」
Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24.


Source: ロケットニュース24