スクラップブックが新築&リフォームを成功に導く!

新築やリフォームの醍醐味は、長年あたためてきた「理想のイメージ」を自分の住まいに反映できること。設計士さんにそのイメージを正しく伝えることが、新築、リフォームの成功を左右すると言っても過言ではありません。

ライターのshiga asakoさんは、自宅マンション(築18年・56平米・夫婦2人暮らし)をリフォームしたときに、スクラップブックを駆使して設計士さんに理想のイメージを伝えたそう。

スクラップブックのおかげで希望どおりに仕上がった自宅の様子と、スクラップブック作りのメリットを紹介してもらいます。

自分の「好きな感じ」を客観的に知ることができる

スクラップブック

自宅をリフォームすることが決まり、筆者がまずやらなくちゃ!と思ったのが「スクラップブック作り」です。

上の写真は、いいなと思った洗面所の写真を集めたページ。おもにインテリア誌やリフォーム誌から切り抜いたものですが、なかにはインターネット上の画像をプリントアウトして貼り付けたものもあります。

それなら「ピンタレスト」(ピンボード風の写真共有ウェブサイト)でいいじゃない、と思う方もいると思いますが、私はあえてアナログ式の「スクラップブック」にこだわりました。それは以下のような理由からです。

・複数の写真を同時に見くらべられる
・心をひかれた理由などについて、メモを書き加えられる
・打ち合わせのときに設計士さんに見せやすい

特に「同時に見くらべられる」ことは、集めた写真の共通点や一貫性に気づきやすいというメリットがあると感じています。

洗面

上の写真はリフォーム後のわが家の洗面所です。
事前に「好きだな」と思う洗面所の写真を集めてみて「洗面ボウルは長方形」「カウンター部分はタイルかモルタル」「鏡は壁一面でなくていい」「木のあたたかみも好きだし、ステンレスのクールな感じも好き」「色づかいは控えめに」「カウンター下はオープンに」という自分の好みや希望が分かりました。

この「自分の好みや希望」というのが実はクセ者で(笑)、自分の頭の中にしっかりあるようでいて、いざ設計士さんに「どんな洗面所にしたい?」と聞かれたときにパッと言語化するのは意外と困難。

スクラップブックは、絶対に譲れない希望はもとより、自分でも気づいていなかった潜在的な希望まであぶり出してしまうのです。恐るべし、スクラップブック!

それでは、スクラップブックの内容とリフォーム後の様子を交互に紹介していきたいと思います。

玄関:下駄箱はオープンに

スクラップブック

好みの「玄関」のイメージを集めたページです。下駄箱は扉つきにしないで、靴の出し入れがラクなオープン棚にしよう!と写真を集めながら心が固まりました。

下駄箱

そしてリフォーム後の玄関。アクセントクロスを使うことを途中で思いつき、奥の壁に「マリメッコ」の壁紙を使ってもらいました。

LDKのドア:ブルー系で型ガラスを使ったものに

スクラップブック

これは好みの「室内ドア」のイメージを集めたページです。このページを設計士さんに見せながら、「色はブルー系」「白ベースの空間のアクセントにしたい」「ガラス部分は奥が見通せない型ガラスに」などの希望を伝えました。

室内ドア

そして、これがリフォーム後のLDKのドア。設計士さんが好みに合うオリジナルドアを提案してくれました。

デスクコーナー:本や趣味のものを並べられる棚も欲しい

スクラップブック

こちらは「デスクコーナー」のイメージを集めたページです。デスクとセットで棚もあるといいな、と写真を集めながら思いました。

デスクコーナー

リフォーム後のデスクコーナーはこうなりました。オープン棚は、収納だけでなくディスプレイを楽しむ場として活用しています。

スクラップブックは迷ったときこそ力を発揮する

スクラップブック

スクラップブックは、「リビング」や「キッチン」といった各部屋のイメージを固めるだけでなく、内装材を考えるときの手がかりにもなります。
上の写真は好みの「床」のイメージを貼り付けた部分です。自分は「オーク材」「幅広」「定尺」(1本の長さが一定)が好みと分かりました。

そして、下がリフォーム後の床の様子です。条件にかなうフローリング材はとても高額だったのですが「ここはいちばんのこだわりどころ」とエイッ!と採用を決めました。

フローリング

理想のイメージをダイレクトに伝えられるスクラップブック。設計士さんとの打ち合わせもスムーズに進み、自分の好みが反映された空間を手に入れることができました。

床や壁などの大きな部分から、スイッチプレートやドアノブのような小さな部分まで、新築やリフォームは決めることがいっぱい。
何を選んだらいいか迷ってしまったときは、改めてスクラップブックを開いてみることをおすすめします。

プランニングの初期のころにあたためていた「理想のイメージ」を思い出して、何を選んだらそのイメージに近づけるのか、初心にかえって検討することができます。

理想の住まいを手に入れるために新築やリフォームの予定がある人は、「スクラップブック作り」に挑戦してみませんか?

Source: 日刊住まい