【情熱コラム】踊れ! オッサン

人生30年くらい生きていると、大体自分の向き不向きはわかるものだ。しゃべり上手な人は営業に向いていたり、自分の世界に没頭できる人はモノづくりに向いていたり。私(佐藤)自身、何かが得意ということはなかったが、運動に向いていないことは良くわかっていた。

ところが現在ポールダンスを始めて3年が経過し、いまだに得意ではないけど、身体を動かすことが好きになった。最近になって、さらに身体を動かすことへの関心が高まり、ダンスって良いものだなと思うようになった。そこであえて言いたい。同世代、それもきっと関心がないであろう人に向けて言いたい。踊れ! オッサン。音楽にのせて身体を動かすのはいいぞ!!


私がダンスを語るのはおこがましい。ポールダンスをやっているとはいえ、私の動きは「ダンス」と呼べるような代物ではないと、自分で思っているからだ。しかし音楽にのせて身体を動かすことを、ほかに何と呼んで良いのかわからないので、ダンスと言わせて頂こう。せめて「踊り」と言わせてもらう。

・「美」を遠ざけた

わが人生に踊りは無縁のものだった。もっと広く言うなら、「美」に対する関心が著しく低かった。自分にはふさわしくないという思いから、美しくある理由を見出すことができなかった。本当は深いところで憧れがあったのだろう。照れや気恥ずかしさの方が上回ってしまうことを知っていたから、あえて無視することに決めた。きっと高校生くらいの多感な時期の無意識の決意だ。

運動が苦手で、何をやるのにもブサイク。走れば同級生に笑われるほど、何をやるのも不格好。球技なんてもってのほかだ。チームの足を引っ張るだけで、参加するだけで迷惑な存在。そんな人間が、立ち居振る舞いで美しくあるなんて、不可能なこと。そう思っていた。それならいっそ、自分には向かない、縁のないものだ。そう決めつけてしまえば、悔しい思いさえしなくなった。

そんな人生だった。43歳までは。

・誰とも競う必要がない

2016年にポールダンスを始めると、できないなりに成長することに気が付いた。そうか、運動とは、自分のペースでやっていいのか。学生時代のように人と競い必要もないのか。悔しい思いは、「恥ずかしい」と感じるから生まれるもので、人と自分を比べて勝ち負けを決めなければ、全然悔しくない。むしろ、自分で決めたことを自分でできないことの方がずっと悔しい。そうか、自分で決めて自分でやるかやらないかしかないんだな。

そんな風に思ったら、すべては、自分で決めているだけだと気づいた。誰にも強要されていないんだから、自分の決めたようにやればいい。運動に対する考え方が変わった。ただポールのトリック(技)に挑んでいる時は、それでよかった。

・ダンスはムリだ

さらに考え方を変える機会が訪れる。ポールの大会や発表会に出るには、演技を決めなくてはいけない。3~4分の音楽に合わせて演技を行う訳だけど、ここで踊りとぶつかってしまった。ただ技をやるだけではなく、優美に技を見せなければいけない。それも基本は音楽に合わせてだ。

バラエティ番組アメトーークの『踊りたくない芸人』を見たことあるだろうか? あれだ。芸人さんがやるのを見ている分には楽しいが、「じゃあ自分でやってごらん」と言われたら、私が笑われる方だ。そう考えてから、あれを見てあまり笑えなくなった。踊りは難しい。オイルの切れたロボットみたいに、固い身体を振り回して、音楽を追いかけるのがやっとだ。

踊らずに演技する方法はないかと考えて、歌舞伎や空手の動きをアレンジして、それっぽく見せようとしたが、根本的な解決にならなかった。身体を動かすのは好きになったけど、ダンスはムリだ……。

・伝える

苦手意識を抱えたまま、何度かスタジオの発表会に出てみた。毎回自分なりに課題を設け、時にスタジオの先生に振り付けをしてもらいながら、半年に1度の発表会に参加していると、自分には欠落したものがあるとわかった。

それは「伝える気持ち」

技術うんぬんはさておき、毎回20組前後の参加者の皆さんの演技を見ていると、訴えかけてくるものがある。喜びや悲しみに代表されるような感情が、ストレートに垣間見える。物語を紡ぐようにして演技を構成している人もいる。

「できるできない」からさらに上の「伝えたい」という意志を感じる。動きのなかで表現をする、それが踊るということか。これがダンスのできることなのか。

・言葉では伝わらないものを

普段しゃべったり書いたりして伝えることばっかりで、身体で表現することに思い至らなかった。ただでさえ運動嫌いだった自分に、踊りで伝えるその選択肢は1ミリも浮かばなかった。でもできる、言葉を越えた表現が、踊り・動きならできる。

目線を上げて前方を見れば、「希望」を。強く拳を握れば「怒り」や「決意」を。また、胸元に握り拳をあてがえば「悲しみ」の色を表すこともできる。

文字や言葉では伝えきれない物事を、大小織り交ぜた動きで表現できる。なんて自由なんだろう。言葉では「嬉しい」としか言えないことが、嬉しいを表す動きは限りなくある。しかもそれが人によって異なっても良い。個性が生きるのもダンスの面白いところだ。

・踊れ! 自分なりの表現を

改めて私と同世代、少なくともダンスと無縁だと思っていた人たちに伝えたい。もっと言うなら、私と同じオッサンたちに言いたい。踊るのもいいぞ! 筋トレも良いけど、ただ自分と向き合うだけだと、飽きることもあるしモチベーションも上がり辛い。それならダンスという選択肢もありだ。自己表現が豊かになるし、自分なりの表現を見出した時は楽しい!

どうせ誰も期待していないんだから、やるなら思い切り。踊れ! オッサン!! 新しい表現の術を手に入れろ。SNSで辟易としているなら、身体で自分を表してみろ。伝える方法は言葉だけじゃない。あなたにしかない表現を見いだせた時、きっと輝いているはずだ。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24

【真実】どこにでもいるオッサンが、プロの写真家に撮影してもらったら死ぬほどカッコ良くなった!

近年はスマホの性能向上が目覚ましい。通信性能もさることながら、カメラ機能は想像を超えるスピードで進化している。ひと昔前ならデジタルカメラに遠く及ぶなかったのだが、今では誰でもカンタンにキレイな写真を撮影できる。とはいえ、所詮スマホである。「プロ並みの写真が撮れる」とどれだけ謳ったところで、やはりプロには勝てないはず

そこで実際に私(佐藤)のポールダンスの練習風景をプロに撮影してもらったところ、ダイナミックで迫力のある写真を撮影してもらうことができた! これがプロか!! プロの撮る写真なのか!

・プロに撮影して欲しい

今回撮影をお願いしたのは、プロの写真家アサイミナさんだ。彼女はバンドのライブやイベントの撮影を中心に、雑誌や広告などさまざまな分野の仕事を請け負っている。縁あって、彼女に撮影をお願いすることになった。実は私は、かねてからプロフィール写真をプロにお願いしたいと考えていた。

というのも、ポールダンスをやるようになって、もうすぐ3年が経とうとしている。だが、ポール用のプロフィール写真はまともなものが1枚もない。しかも普段からロクな写真を撮っていない。近頃は半裸で撮影することさえある。

1回くらいまともに撮影してもらいたい! そう思い、彼女にお願いしたのである。

・プロに撮影してもらった結果!

撮影は、私が日頃お世話になっているポールスタジオで行った。ちなみに都内のポールレッスンスタジオでは、個人練習向けにスタジオの貸し切りレンタルを行っている。朝8時から3時間予約し、段取り等も含めて都合1時間みっちり撮影して頂いた。

彼女はフラッシュにカラーフィルムを貼り付けた「カラーストロボ」で、私を撮影したいと希望していた。私は専門的なことはまったくわからないので、すべて彼女におまかせして、出来る技を順番に実践するだけ。途中休憩をはさみながら、約1時間撮影。

撮影データ(RAWデータ)は彼女の手によって現像・レタッチ等を施され、その日の夜には私の手元に届いた。さて、一体どんな写真が撮れたのだろうか? 出来上がった画像はこれだ!

プロってすげええええええええええええええ!

当たり前だけど、やっぱりプロの写真はすげええええ!!

「キモイ」とか「汚い」とか「生理的に受け付けない」とか、びっくりするほど辛辣な言葉を投げかけられる、そこらへんのオッサンの私が、まるでスターじゃないか! あえて自分で言おう!

俺、カッコイイ!!

私は1時間の撮影ですっかりヘトヘトに疲れてしまい、最後の方はまともに技を決めることができなくなっていた。それでもプロの腕にかかると、ダイナミックな写真に仕上がる。きっと素人なら、派手な動きでも地味な画になってしまうところを、プロは地味な動きでさえも、臨場感のあるものにしてしまう。我ながら惚れ惚れしてしまう(ウットリ)。

ただ突っ立っているだけでも、画に緊張感が生まれる!

どれだけスマホの技術が進化しても、プロカメラマンには到底勝てない。機械的な技術だけでは、プロフェッショナルの「腕」までは、作り出せないはずだ。

撮影:アサイミナ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24

ワカメ研究 ~ あるいは乏しい柔軟性について ~

こんにちは、佐藤です。このところ、私は「ワカメ」について研究しています。いや、今よりも前からワカメを研究していると言った方が、より正確かもしれない。

より良いワカメについて知りたい。できれば、より良いワカメになりたいとさえ思っているほど、長い時間ワカメについて考えています。今回はそんな私のワカメ研究についてお伝えしましょう。

・ワカメとは?

あ! ワカメと言っても海藻の「若布」ではありません。本稿におけるワカメとは、ポールダンスの脚の動きのひとつで、通称「ワカメ」と呼ばれているものを指します。逆さまになった状態で、脚を左右に滑らかに曲げ伸ばしするその様をワカメと呼んでいるのです。

・ワカメの準備運動

さて、ワカメを実践するに当たって、いくつかの準備運動があります。腰回りや脚の付け根などをよくほぐしてから挑みましょう。まずは腰を回します。左右どちらにも良く回しましょう。

次に脚の付け根をしっかりと開きます。脚を肩幅より広く開き、膝に手をついて肩を入れるようにして脚の付け根を開きます。

そして脚の付け根を回します。これも左右しっかり回しておきましょう。

準備運動はコレに限りません。ひざの屈伸やアキレス腱伸ばし。足首も十分に回しておくと良いでしょう。各自で実践してください。私は個人練習する際、下半身だけでなく上半身のストレッチも含めて、1時間程度行っている点を申し添えておきましょう。

・ワカメの実践

いよいよワカメの実践です。本来であれば、ポール上で逆さまになり腕だけで身体を支える「ハンドスタンド」でワカメしたいところですが、まずは逆立ちでやってみましょう。

逆立ちワカメがコレです。

ど、どうでしょう? ワカメになっていますか? ワカメってますか?

次は背面でポールを掴む「イグアナポジション」でワカメです。

う、うう……。どうですか? ワカメですか? 私はワカメですか?

最後にいよいよ本題。ハンドスタンドでワカメ!

ワ、ワ、ワカメ! ほら、ワカメ!!

・盆踊り

ワカメじゃねえ! こんなのワカメじゃねええッ!! 身体が硬くて、滑らかにユラユラできん! ワカメになれん! これじゃあ、下手くそな盆踊り、もしくは子どもが手でやる「ワイパーごっこ」みたじゃないか……。滑らかに動けん!

いつになったら、キレイに身体を動かせるほどの柔軟性を手に入れることができるのでしょうか。オッサンになってから柔軟性を向上させるのは、とても難しいことを改めて知りました。しかし! 私のワカメ研究はこれからも続きます。いつの日か練習の成果を報告したいと思います。それではまた会いましょう。サヨウナラ~!

Report:佐藤英典
イラスト・Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24

【コラム】歳を重ねたら『出来ないこと』とどう向き合うべきか? あるいは若い人が言われたくないアノ言葉

私(佐藤)も気が付けば、生まれてから45年が経った。社会人になった頃は、当然20年も先の人生を見越すようなことは出来ず、45歳になった自分のことなど、1ミリも想像していなかった。たぶん、金持ちになって海外で暮らしているだろうというような、相当甘い見通しだったと思う。

そんなバカみたいな夢を見ていた頃は、大人たちに「若いから何でもできる」と言われるのが嫌で嫌で仕方がなかった。だがしかし、実際に自分がその歳になるとわかる。歳をとると出来ないことが増える。いや正しくは、出来ないことが増えるのではなく、「出来ないこと」と向き合えなくなるのではないだろうか? 私はそんな風に考えるようになった。

・学びの機会がグッと減る

人にもよると思うが、40代くらいになると仕事もそこそこ落ち着き、長く勤めていれば、多少責任ある立場にもなってくる頃だろう。20・30代に比べると新しいことに挑戦する機会も少なくなって、自発的に学習の機会を持たなければ、日常から学べることもグッと減ってくる。

少なくとも、私の場合はそうだ。今の仕事に就いて10年。初期の頃に比べれば働き方を心得えて、仮にトラブルがあったとしても、対処の仕方を経験から学んでいる。

出来ないことよりも、出来ることの方が多い。10年20年と社会経験を積むと、そんな風に思っても不思議ではない。むしろ自信につながっているところだろう。

・ポールを通して学んだこと

問題は、そんな心持ちで出来ないことに遭遇した時に、どうするかだ。私の場合は、ポールダンスのレッスンや練習から、出来ないことに遭遇することがよくある。

最初にぶち当たった壁が柔軟性だ。最近の記事でも紹介したが、地道にストレッチを重ねることによって、何とかその壁と向き合うことが出来ている。

まだまだ身体が柔らかいとは言えないが、それでも日々、少しずつ少しずつ柔らかくなりつつあるように思う。日常の変化は、ほとんど思い込みのレベル。「あれ? 柔らかくなったかな?」と思う程度の変化を毎日積み重ねて、次第に前後の開脚も伸びるようになってきた。

・越えられない壁

しかし、高い高い壁はいくつも待ち構えている。もうすぐポールを始めて3年とはいえ、まだまだ初心者の部類。だから当然なのだが、その壁の高さにしょっちゅう心が折れている。たとえば、2年前に目標に掲げた2つの技「アームホールド」と「二ーホールド」だ。

アームホールドは逆さまになった状態で片肘をかけ、もう片方の手でポールを支えながら、脚を離す力技である。

練習中に1度落下したトラウマからすっかり怖くなって避けてきたのだが、最近になってやっと少し出来るようになった。問題はもう1つの技の方だ。

・出来なすぎて心が折れるニーホールド

二ーホールドは、片方の脚の腿裏をポールにかけた状態で、もう一方の膝で身体を支えながら、手を離すトリックである。

直近の練習でもニーホールドの姿勢に入ると、支えにしている膝が痛いのに加えて、未知の技に挑む怖さで「ウウーーー!」と野人のようなうめき声を上げてしまう

事後に撮影した映像を確認してみると、恐怖にひきつった顔は完全にアントニオ猪木氏だった。

それでも恐怖に耐えながら、ギリギリで姿勢を整えて、勇気を出して手を離してみる。

誰かに助けを求めるように、撮影用のカメラに視線を向けた後……。

バランスがとれず、あえなくマットに落下する始末である。

悔しくて、半べそかきながら「チキショーッ!!」と叫ぶのが、今の私にできる精一杯だ。

・誰も期待していない

なんでこんな怖い思いや痛い思いをしてまで、この技を練習しなければいけないのか? これが出来る必要はあるのか? もしかして、出来なくても困ることはないんじゃないか? そもそもコレを出来るようになることを、誰が期待しているのか?

そうだ、誰も期待していない

たまたま運動に目覚めたオッサンが、技をひとつ出来ようが出来まいが、そんなこと誰にも影響しないのである。俯瞰して物事を見てみれば、スタジオで1人苦しむオッサンがいるだけ。それなのに、何を自分は悔しがる必要があるのか?

そんな風に考えることも出来てしまう。出来ないことを止める理由を、合理的に導き出せてしまう。出来ないことと向き合わない方法を知っているのだ。避けて通る道を、いくらでも生み出せる。それが歳を重ねた証だと思う。

「若いから何でもできる」、出来ないことと向き合うことさえできる。だから、20歳の頃に、年長者たちは私にそう言ったのかと、今になって気づいた。この歳になると、残念なくらいに、逃げる方法を知っているもんなんだよな。

さも合理的な理由を見つけて、「人が悪い」とか「環境が悪い」とか「そもそも自分には向いていない」とか「今日は調子が悪い」とか。そんな自分にうんざりして、もう出来ないことと向き合えないのか? と軽く失望したりする。

結局失望しながらでも、出来ないこと・苦手なことを直視することからしか始まらないのだろう。若ければ、無邪気に挑めるんじゃないか。そう思えてしまう。

・君ならできる

気が付けば、私も年下の人間に口にしている。「若いから何でもできるな」って。ひやかしではなく、うらやましい気持ちも半分手伝って、口に出してしまう。でも、どうか頭の片隅に置いておいて欲しい。

「うるせえ、オッサン」と思いながらでも、出来ないことと向き合って、それを超えて行って欲しい。君には出来ることがたくさんあるんだから。何でもできるよ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24

【実践】ストレッチを2年半以上続けたら、開脚で顔が床につくようになった!

誰の日常にも、「これやってて、意味あんのかな?」と思う瞬間があるはず。私(佐藤)自身もそう思う瞬間が、何度もある。幼児の服を着てみたりペヤングラーメンを湯切りしたりラオウになってスタバに行ったり

振り返ればこの10年、「意味あんのか?」の連続だ。そう考えると暗い気持ちになる……。いや、伝えたいのはそれじゃない! 私がポールダンスをやり始めてから練習の度にストレッチを行っている。オッサンのストレッチほど、意味を考え、効果を疑ってしまうものはない!

だがしかし、続けることで見えにくい変化は着実に進んでいるのだ! 私はなんと、開脚で顔が床につくようになった! 日々の努力に意味はあったーーッ!!

・オッサンは硬い

オッサンの身体は硬い、とにかく硬い。本人が考えるよりも10倍、20倍は硬いのである。だからこそ肩こりや腰痛に悩まされる。そのくせに私も含めてオッサンは横着だから、対処療法的にマッサージに行き、ほぐして終わり。自らストレッチを実践して、身体の使い方を改善しようとしないのである。

つまりオッサンは、身体も硬いが頭も硬い。

・ふと、柔らかくなっていることに気付いた

私自身も “カタブツ” のオッサンだった。2016年12月、ポールを始めた頃は、長座前屈で背中を押してもらわないと、身体を曲げることもできなかったのに、この2年半で少しずつ柔らかくなり始めた。

この1年は、とくに大きな変化は感じられず、飛躍的に柔軟性が高まることなんてないんだろうなあ~。なんて思っていたら、最近ふと「あれ? 脚の伸びがなんか違う?」と思う瞬間が訪れた。

私は個人練習を週に2回、レッスンを週1回受けている。1週間で3日、しっかりストレッチをする機会がある。決まったルーチンを繰り返していたある日のこと、仰向けの状態で片脚ずつ前後開脚をしていたら、その変化に気付いた。1年前は両手で脚をサポートしなければいけなかったが……。

今は片手で十分。腿裏がスムーズに伸びる!

・開脚でペッタンコ

これはもしかして、開脚も本気出せば結構いいところに行けるんじゃないか? そう思い、まずは1年前の記録をたしかめると、頭が床につくようになったことを思い出した。そうだ、そこからは特に変化した気がしていなかった。

いつもより時間をかけて、開脚に集中してストレッチに挑むと……。

腕は肘まで着くようになり、頭だけでなく顔半分、鼻まで着くようになってるじゃないか!

足先を持つとペッタンコ!

これは柔らかくなってるでしょ! 日々「意味あんのか?」とか思うけど、少しずつ少しずつ柔らかくなってたんだなあ。うれしい~。

・前腿は進歩がない……

しかしストレッチのすべてが順調に進んでいる訳ではない。やはり苦手なものは後回しにして、日によって熱心にやらないモノもある。その結果、腿裏は少しずつ柔らかくなっているのに、前腿はこの1年ほとんど変化なしだ。

やりたいことだけやって、頑張ってるフリをしてもダメなんだよなあ……。わかっちゃいるんだけど。やりたいことだけやっても、それこそ意味がない。これからコツコツ積み上げていくぞ。

季節は秋、スポーツの季節でもある。普段身体を動かさないという人も、何か始めてみてはいかがだろうか。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24

【マトリックス検証】ポールダンスの動きを「バレットタイム撮影」したらスゴイ画が撮れるんじゃないのか? 確かめてみた!

私(佐藤)の映画『マトリックス』に対する憧れは尽きることを知らない。4作目の制作が発表されてから後は、iPhoneを並べてバレットタイムの撮影に挑戦する日々が続いている。

何度も撮影に挑戦していると、段々上手に撮るコツがわかってくるものだ。バレットタイム撮影に適しているモノが、意外にも私の近くにあることに気付いた。それはポールダンスである。iPhone5台を並べて撮影に挑んだところ、思った以上に上手く撮ることができたぞ!

・バレットタイムに向いている動き

これまでに何度か説明をしているが、改めてバレットタイムについて触れておくと、これは複数台のカメラを並べて1つのアクションを同時に撮影する手法を指す。これまでの挑戦で、撮影には被写体との距離・角度を整え、さらにカメラ性能を出来るだけ統一した方が良いことがわかっている。

さらに被写体の動きも、出来栄えに影響を与えることが見えてきた。ただジッとしているよりも、多少は動いた方がいい。ただし直線的な動きよりも旋回する動きの方が、見映えがする。さらに回転と同時に上下の動きを加えるとなお良い。

これら動きに対する考察を考えると、ポールダンスはバレットタイム撮影に持ってこいであることが、今さら分かった! 2年半も練習を続けているのに、なぜ気づかなかったんだ、俺!

・スペシャルサンクス

ということで早速練習スタジオにiPhone6台を持ち込んで、撮影に挑戦。ポールを中心に、5台を弧を描くように並べて、1台を予備用に設置。

これで準備完了だ。あとはブンブン回りまくるだけ。できるだけ脚を振り回してまわるとなお良しである。

……おっと、とっても大事なことを1つ忘れていた。

バレットタイムの挑戦、私が1人でやっているように見えるかもしれないが、1人では到底できない。動画の編集は全部、編集部のGO羽鳥に任せている。彼なくして、この挑戦はあり得ないので、この場を借りて謝意を伝えたい。ありがとう、GO!

・いざ、撮影!!

いよいよ本番だ。両手でポールに飛びつき、その勢いのまま両脚を前に放り出して、後ろ手にポールを取ってさらに反転する様子を撮ろうと思う。文字にすると何がなんだかわからないと思うが、とにかくそういう撮影に挑戦だ。

行くぞ! まずはポールに飛びつく!

身体を反らせたまま、遠心力に乗ってカメラのある方向へ。身体が前に流れるのを抑える。

ここで脚を前方に放り出す! ヨシ、いいぞ。迫力のある画が撮れているはずだ。

このまま後ろ手にポールを取って、再び身体を反転して元に戻るんだ。

ここでポールに手をーーーッ!!

あら……、脚を振り過ぎてポールに手が届かんかった……。マジかよ……。

ゴン! と軽く後頭部をポールに打った後に、無事正位置に戻ることができた。

事実上失敗の演技なのだが、バレットタイム編集で見てみると、不思議なことにカッコよくなってるやないかい!!

今回の挑戦で、さらに新しい課題が見つかったので、今後も改良して挑戦を続けたいと思う。マトリックス検証は、まだまだ続くぞ~!!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:iOS「再現CGメーカー」


Source: ロケットニュース24

【実践コラム】ポールダンスをやり続けたら超人的なことが出来るようになった! あるいは「意味あんのか?」の先にあるもの

子どもの頃に、鉄棒で逆上がりを練習した経験があると思う。得意な子はすぐにスッと出来るのだが、出来ない子は放課後に半べそをかきながら練習していたはずだ。何度やっても出来なかったのに、ある日を境に突然出来るようになった。そんな経験を持っている人もいるだろう。

2016年12月にポールダンスを習い始めた私(佐藤)は、2年半を経て、そんな “突然出来るようになる” 体験を数カ月おきに経験しているのだ。気が付けば、自分にそんな力があったのか!? と驚くようなすごい技を習得するに至っていた

・出来ないことだらけ

私は2019年4月に、ポールスポーツの大会でカテゴリー優勝を果たした。とはいえ、まだキャリア2年半。決して素人の域を出ないと自分では考えている。出来ない技だらけであることは依然変わりない。優勝したとはいえ……。

週2回の自主練習と、週1回のレッスン。都合週に3回ポールに取り組んでいる訳だが、やってもやっても出来ないことを繰り返していると、「コレ意味あんのか?」と考えることしきりだ。『継続は力なり』と言う。言うのはカンタンで実感するのは本当に難しい。やってないヤツほど、「今、良いこと言ってます」って顔して言うんだよ、コレを。ったく……。

・すげえことが出来るようになった!

愚痴はさておき、数カ月おきに飛躍するポイントがあって、2年半を迎えた最近になってその飛躍ポイントが来た。ポール上で腕だけで身体を支える技を「ハンドスタンド」という。そのまま重力に逆らうようにして身体をポールから離すという、トンデモないことが出来るようになった。

手前みそではあるが、ポール未経験の人にはちょっとできない “超人的” な動きと言っていいかもしれない。

・地道な練習

ある種の限界突破ではないかと自分では感じている。これまでハンドスタンドをしたまま、身体を真っすぐに伸ばすのが私の力の限界だった。

より体幹を強くするために、腹直筋・腹斜筋をはじめとするお腹や腰まわり有効そうな地味な筋トレを繰り返していた。正直、鍛えられていると実感出来ない期間が長く、「コレ意味あんのか?」と自問を繰り返す日々。

・先にあるもの

疑問を持ちながらでも続けた甲斐あってか、また進歩を実感することが出来た。逆上がりが出来た日の感動を、また延長した気分である。

先にも述べたが、『継続は力なり』とか『努力は報われる』なんて言われたくないし、言いたくもない。だが、コツコツ続けていることで、ある日突然開ける世界があるんじゃないかと思う。私の場合はたまたまポールダンスで、そこで得られたものが日常を少し豊かにしてくれている。

何でも良いから、好きだと思うことを少しずつ出来るだけ長く続けると、それまで見たことがないものを見られるかも。「コレ意味あんのか?」の先にあるもの。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24