キッチンや浴室は清潔に保ちたいけれど、こまめに掃除するとなるとひと苦労。その負担を大幅に減らしてくれるのが「吊り収納」や「浮かす収納」です。
日頃からこの収納方法を実践しているという整理収納アドバイザーのトノエルさんに収納技を見せてもらいました。あわせて吊ったり浮かせるのにおすすめのグッズも紹介。これで水回りの掃除が劇的にラクに!
キッチンのカビや汚れを防ぐコツは、突っ張り棒を設置して「吊るす収納」
掃除をラクにするためには、キッチンの床やワークトップになるべくモノを置かないこと。筆者は吊るすことで解決しています。
キッチンの吊り戸棚の下の手元照明のあるくぼみに、突っ張り棒を設置。吊るしているのは以下のモノです。
- 使用しないときの水切りカゴ
- 使用済みの布巾
- 水と除菌アルコールのボトル
フックは無印良品の「ステンレスひっかけるワイヤークリップ4個入(390円・税込)」と「ステンレス横ブレしにくいフック・大2個入(350円・税込)」。
突っ張り棒のようなポールに引っ掛けていてもブレないので使いやすく、キッチン以外の場所でも愛用しています。
また、水で濡れた手でもサッと取りたいキッチンペーパーは、吊戸棚に引っ掛けるタイプのホルダーで設置して、出しっぱなしに。KEYUCAの「キッチンペーパーハンガー」です。全く同じモノは廃番のようですが、後継のモノは公式ショップで取り扱いがあります。
バスチェアはタオルバーに引っ掛けられるタイプにして「浮かす収納」
バスチェアはなるべく床との接地面の少ないモノをと、リッチェルの「バススツール25㎝」を使用しています。タオルバーに引っ掛けて収納できるので、乾燥しやすいし安定感もあります。タオルバーがない家でも、浴槽の淵に引っ掛けることもできる形状です。
2回同じモノを買い替えて、古いモノは子ども用のステップ代わりに使ってきました。そんなお気に入りのバスチェアですが、なんと販売終了になってしまいました。よく似た形だと、パール金属の「スタイルピュア バススツール」もよさそうです。
いずれにしろバスチェアは、床との接地面の少ないモノ、引っ掛けられて浮かして収納できるモノを選ぶのが、掃除をラクにするポイントです。
洗顔ネット、スポンジ、洗面器は、S字フックに引っ掛けて「吊るす収納」
洗顔ネット、風呂掃除用スポンジ、洗面器は、S字フックに引っ掛けて吊り収納にしています。
洗顔ネットは無印良品の「洗顔用泡立てネット」を長年愛用。洗面器はRETTOの「湯手おけAホワイト」を。穴が開いているので、吊り収納ができます。吊っておけば、水が切れるので水アカがたまりにくくて気に入っています。
浴室でも無印良品の「ステンレス横ブレしにくいフック・大2個入(350円・税込)」を使用しています。ステンレス製なので、水回りで使用しても錆びにくくて安心です。
キッチンも浴室も、吊るしたり浮かすことでヌメリや水アカが付きにくくなります。清潔な状態を保つことができ掃除もラクに。ぜひ参考にしてください。
●教えてくれた人/tonoel(トノエル)さん
整理収納アドバイザー、引っ越しコンサルタント。結婚後8年で8回の引っ越し経験を生かし、インスタグラムや各種メディアで、整理収納や引越しをテーマに情報発信。オンラインで整理収納通信講座とコンサルティングを行う
Source: 日刊住まい