AirDrop痴漢!? 電車内で「見知らぬ人」が送ってきた画像を開いたらこうだった

その事実を、私はいろいろな意味で受け入れられなかった。時間は2019年12月10日の14時前。VEGAN STOREでの取材を終え、銀座線の稲荷町駅から渋谷方面行きの電車に1人で乗り込んだところだった。

車内は満員ではないが、ガラガラというほどでもない。なんとか座れると思った私は、そのままシートに腰かけた。そして なんの気なしにインスタを見ていたところ……! 

iPhoneを持つ私の腕は鳥肌でいっぱいになった。気持ち悪くて、何も考えられない。思考停止。頭の中は真っ白。その白いモヤの中で、次の言葉だけが薄っすらと浮かび上がっていた。

AirDrop痴漢だ。

見知らぬ誰かが、iPhoneのAirDrop機能を使って私に画像を送っている──数秒かかって状況を理解した私は、自分の抱える気持ち悪さを悟られないよう、肩が痛いフリをして顔を上げた。そのまま辺りを見回したが、こちらを見ている人は誰もいない。怪しい人もいない。特にこれといって特徴はない。

強いて挙げるならば、時間帯のせいか場所柄のせいか、車内は老人率が高いってことくらい。平和で退屈な午後の地下鉄である。

・画像を受け入れる葛藤

これ以上車内を見たところで何も分からないと考えた私は、もう一度スマホに視線を落とした。画面を見れば見るほどゾッとする。頭の中で警報が鳴りやまない。

関わったらキケンなヤツ接近中!

関わったらキケンなヤツ接近中!

ただちに避難せよ!

というのも、私のiPhoneに表示されていた言葉があまりにも恐ろしかったからだ。そこに表示されていたのが……

「“ハトが食べたい” が一枚の写真を共有しようとしています」

そう、私に画像を送ってきた人物は「ハトが食べたい」さんだったのである。……これ以上サイコパス感あふれる名前(端末名)が他にあるだろうか。

・恐ろしいセンスと恐ろしい予感

その人物が、ただ単にハトを食べる文化が残っている国に行きたいだけなのか、それとも公園にいるハトの羽をむしる気なのかは不明だが、「ハトが食べたい」を端末名に設定するセンスが恐ろしすぎる。

何より、「ハトが食べたい」なんて言っているくらいだから、送ってきた画像はグロかも。その可能性を考えたら、写真の受け入れはご遠慮したい。ただ、記事にするためには受け入れて内容を確認する必要がある。

見たくはないが……どうしよう……どうしよう……と葛藤の末に「受け入れる」とタップ。すると……! 結論を言ってしまおう。送られてきた画像はグロでも卑猥なものでもなかった。これだ。

ネコのイラスト

──である。ただし、その実画像をここで貼って紹介することはできない。送信者のプライベートや個人情報が垣間見える画像だったからではない。むしろ、そんなものは一切分からないのだが、ようは有料のイラストだったのだ。

ここに貼ってしまうと、お金を払わなくてはいけない。画像を勝手に送られてお金を払うのはなんだか納得いかないので、気になる人は記事下にある「参考リンク」から飛んで確認して欲しい。言っておくが、普通にかわいらしいイラストだぞ。

まぁとにかく、グロ画像とかじゃなかった。よかった、よかった〜!

──と胸を撫で下ろした直後、ここでまた別の疑問が生じる。今回の件はAirDrop痴漢ではなく、ただの誤操作だったのでは? という疑問が。

可能性としてあり得る。車内にはご老人が結構いたし、おじいちゃんおばあちゃんが間違って送ってしまったなんて、いかにもありそうではないか。

だが、おじいちゃんおばあちゃんが「ハトが食べたい」なんてサイコパス感全開の名前に設定するだろうか? そういう老人がいるかもだが、名前を考えれば痴漢の線が濃厚な気が……しなくもない。

・やっぱり痴漢か?

でも、AirDrop痴漢だとしたら、なぜネコのイラストを送ってきたのだろう? 名前でビビらせて「はい普通の画像でした〜! ドキドキしたかな? ハハハハハ」という悪質なイタズラだったのだろうか? あり得る。確信はないが、可能性としては十分にあり得る。

結局のところ、はっきりしたことは分からない。唯一分かったことは、「ハトが食べたい」を端末名に設定してAirDropしたら、相手をめちゃくちゃビビらせるってことだけである。

・被害にあわないために

なお、AirDrop痴漢の被害にあいたくない場合は、iPhoneの「設定」 → 「一般」 → 「AirDrop」へと進み、そこの設定を「受信しない」か「連絡先のみ」にしておくのがいい。

面倒だと思うかもしれないが、実際に見知らぬ人から画像が送られてきたら本当にビビるぞ。

参考リンク:123RF ← 画像を確認したい方はこのリンクからどうぞ
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24

【注意喚起】AirDrop痴漢ならぬ「AirDrop勧誘」が流行しているもよう / 今一度「受信設定」を確認しよう

近くにいる人と写真や動画などを簡単に共有できる「AirDrop(エアドロップ)」は、アップルユーザーにとって便利な機能だ。対象を選択して送信すれば、ものの数秒でデータの転送が完了。何なら複数人にも簡単に送れてしまうし、一度使ったら手放せなくなる。

しかし、便利なことをいいことに「AirDrop痴漢」が問題になっており、このところ全国各地で被害が相次いでいる。そして他にもAirDropを使った迷惑行為は後を絶たず、勧誘や宣伝を送りつける「AirDrop勧誘」なるものも流行しているもようだ。

・駅のホームでAirDrop勧誘

これは、とある男性の体験談……というか私なのだが、つい先日駅のホームで電車を待っていたら、いきなりスマホがブルッと震えた。着信か何かの通知かと思いきや……

送信元「iPhone」から職業案内のデータがAirDropで送られてきた。そこには「ただ今大学生や20代の女性に人気の職種です!」という言葉を筆頭に、「即働けます」「女性からの連絡が殺到」的な誘いが散りばめてあり、QRコードも添えられていた。

主に女性をターゲットにしており、お水系の職業がメイン。一応、男性のための記載もあるにはあるが、ボーイ、スカウトマン、バー、ホストと小さく書いてあるくらいだった。いずれにしても、お金のない若者を狙った “勧誘” である。

また、今回のケースだとQRコードがLINEに友達追加というのも気になる。仕事の勧誘に見せかけて、ここから個人情報を抜き取るのが目的かもしれない。ネット上で「AirDropで勧誘された」という声は多く見られるので要注意。言うまでもないが、仮に知らない人からAirDropが来たとしても決して受け入れてはいけない。

・対策方法

対策としては、設定から「受信しない」を選択するのがもっとも確実。嫌がらせを含むAirDropをシャットアウトできるため、現在「すべての人」に設定しているユーザーは今一度確認するようにしよう。

参考リンク:アップル「iPhone、iPad、iPod touch で AirDrop を使う」
Report:原田たかし
ScreenShot:iOS


Source: ロケットニュース24