メッシュWi-Fiなら繋がる!無線LAN中継機よりいい理由

今やネット接続では当たり前となったWi-Fiですが、広い家や鉄筋の家だと電波が届きにくい場所があって困ったりします。
これまで、山小屋の母屋に設置したWi-Fiの電波が隣に建つ離れまで届かず困っていました。

そこで目をつけたのが最近話題の従来のWi-Fiに代わるネットワーク技術を使った「メッシュWi-Fi」。

今までのWi-Fiがひとつのルーターから電波を飛ばしていたのに対し、メッシュWi-Fiは複数のユニットを設置することで家じゅうをムラなく「網の目のように」Wi-Fiをカバーできるそう。
今回は、メッシュWi-Fi機器のなかでも比較的リーズナブルな価格の「Deco M5」(TP-Link製)を設置し、快適なネット環境を実現した実体験をご紹介。

 

無線LAN中継機でも改善されなかった電波状況

祖父が増築を重ね、不自然に広くなってしまった山小屋。

それでも木造ということもあり、既存の無線LANルーターでほぼ問題なくネットを使うことができていました。
しかし、リノベーションした離れでネット回線を使おうと試みると圏外。

電波をイメージにすると、こんな感じでしょうか。

一般的なWiFiの範囲

そこで、まず検討したのが「無線LAN中継機」。

中継機とは、既存のルーターから拾った電波を拡張させ、それまでカバーできなかったところにまで電波を届かせるコンセントに直接挿し込むタイプの機器。

うちの実家では、これで2階のネット環境が改善したことがあったので、今回も導入してみました。

WiFiルーター

母屋の中でいちばん離れに設置し、

WiFiルーター

こんなふうに離れまで電波が届くことを期待しましたが……若干は改善したものの電波の状況が非常に不安定。

良好でないときは、たまにメールを受信したりする程度で、ウェブの閲覧や動画の再生はほぼムリになってしまいます。

WiFiルーター範囲

結果的には、これくらいの効果にとどまった印象です。

 

メッシュWi-Fi「Deco M5」(TP-Link製)とは?

そんななか、メッシュWi-Fiなる新しい無線LANシステムがあるという評判を聞きつけました。
先述のとおり既存のルーターは本体1台を中心に電波を飛ばす仕組みです。

それに対して、メッシュWi-Fiは複数のユニットを設置し、これまでよりも電波をムラなく飛ばすことができるというのです。

ということは、

メッシュWiFiの範囲

こんなふうに、母屋と離れの両方に家中Wi-Fiの電波がカバーできるのではないでしょうか?

期待に胸をふくらませて購入したのはTP-Link社の「Deco M5」(3個セット)。

TP-Link社「Deco M5」

箱の裏面の説明をみると、

TP-Link社の「Deco M5」

こういう感じに家中に届くそう。

開封すると、中身はいたってシンプル。

TP-Link社の「Deco M5」

本体と電源コード、モデムコードしか入っていません。
取り出してみると、

TP-Link社の「Deco M5」

サイズは手のひらに収まるコンパクトなもの。
シンプルな丸型デザインは「ネット機器」という雰囲気も薄く、インテリアとしても使えそうな印象です。
では、早速セットアップしていきます。

 

専用アプリを使って簡単セットアップ

実はこの商品、説明書は同封されていません。

初期設定や管理など、すべての操作は専用のアプリで行います。取説世代の僕としては「時代もここまできたか」って感じがします。

TP-Link社の「Deco M5」

というわけで、アプリをダウンロード。

 

TP-Link社の「Deco M5」

 

スマホ(やタブレット)と本体をBluetoothで通信させ、

TP-Link社の「Deco M5」

画面の指示にしたがってセットアップ。
使用する機種を選んで、

TP-Link社の「Deco M5」

本体(のうちの1個)とモデムをつなぎます。

TP-Link社の「Deco M5」

アプリが指示してくれるとおりに設定していくと、

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

あっという間に接続完了。
アプリを使ってみると紙のマニュアルを見ながらの操作よりラクだと感じました。

1個目の設定が終わったので、

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

2個目もセッティングしていきましょう。

窓際に置いて、

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

先ほど設置した1個目と通信させます。

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

これでOK。
同じ要領で3個目も離れに設置しました。

アプリの管理画面を確認すると、

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

メッシュWi-Fiは電波が家中「網目のように届く」を実証

3台ともしっかり稼働している様子が確認できます。

実際に離れでスマホを操作してみましたが、バッチリ接続されていてメールチェックはもちろん、動画もサクサク見れました。

あらためて使用環境をまとめると、

  • 母屋と離れはともに木造
  • 母屋と離れの距離は3メートルほど
  • 2つの建物を最短で結べる壁際に機器を設置

といったところです。

これらの状況下でインターネットのスピードもテストしましたが、離れも母屋もあまり変わりませんでした。

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

左が母屋、右が離れ

そして今まで電波がいまひとつだったキッチンやベランダでも、ストレスなく使えるようになりました。

 

文字どおり家中を「網の目のように」カバーするのがメッシュWi-Fiの特長だと実感した次第です。
それと、地味に気に入った点は、Wi-Fiの名前とパスワードを自分で設定できるところ。

ふつうのルーター(や中継機)だと、

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

こんなふうに機種名が表示されて、本体の裏にシールで貼られたパスワードを入力して接続したりしますよね。

「Deco M5」の場合、名前もパスワードも自分で決められ覚えやすいことが特徴。
我が家のようにお客さんが来て使ってもらう場合も便利だと思います。

 

デメリットは高価格なこと。総合的には大満足

実はメッシュWi-Fiにはデメリットもあります。
一番のネックは、やはり価格。

メッシュWi-Fiは複数のユニットから構成されることもあって、とにかく高額。
従来のWi-Fiルーターの3~5倍です。

我が家の場合で言うと、既存のルーターが7,000円前後だったのに対し、今回購入したTP-Link社の「Deco M5」(3個セット)は2万円オーバーで3倍以上。

TP-Link社の「Deco M5」

それでも、この「Deco M5」はメッシュWi-Fiのなかでは、比較的リーズナブルで(僕が選んだのもそれが理由です)、より高価な製品は3~5万円くらいする場合もあります。

僕自身はこの「Deco M5」しか使っていないので、より高額な製品でどんな品質のちがいがあるのかについては残念ながらわかりません。

TP-Link社の「Deco M5」アプリ

さらに、もうひとつデメリットと言えるのがスマホやタブレットがないと使用することができないということ。

TP-Link社の「Deco M5」サイズ

また、直径12センチというコンパクトさではありますが、置き型というのが少々使いづらいところ。

別売りの壁掛けパーツを買えば柱や壁に吊るすことはできますが、シンプルなプラスチックのパーツ3個で2,000円くらいで「ちょっと高くない?」と感じてしまいます。

せめて裏面にフック用の穴をつけてくれればよかったのにと思います。

このようなデメリットも感じましたが、基本的にはメッシュWi-Fiのおかげで電波状況が劇的に改善されたので、総合的には大満足でした。
広めの一戸建てにお住まいの方や、僕のように離れでネットをストレスなく使いたいという方におすすめです。

*こちらの記事で紹介した商品は、2019年6月現在のものです。

Source: 日刊住まい